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2026.06.07

第91回~ 桑野塾の開催概要と内容

第91回~ 桑野塾の開催概要と内容です。

  • 第91回 ●「明治時代に千島拓殖を試みた郡司成忠(ぐんじ しげただ)の波瀾万丈の人生を語る」舟川 はるひ
  • 第92回 ●「芸術で地方創生 ~Awaji Art Circusの実践から考える~」エレナ・ブジョラ

第91回
●「明治時代に千島拓殖を試みた郡司成忠(ぐんじ しげただ)の波瀾万丈の人生を語る」舟川 はるひ

  • 2026年7月4日(土) 午後3時
  • 早稲田大学戸山キャンパス33号館 331教室

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●「明治時代に千島拓殖を試みた郡司成忠(ぐんじ しげただ)の波瀾万丈の人生を語る」舟川 はるひ

『千島開拓の先覚者―評伝 郡司成忠』案内チラシより

『千島開拓の先覚者―評伝 郡司成忠』
案内チラシより

舟川 はるひ 著『千島開拓の先覚者―評伝 郡司成忠』ゆまに書房 2026年3月刊行/A5判/656ページ/定価:本体18,000円+税/ISBN 978-4-8433-7163-3/印刷書籍版・電子書籍版

舟川 はるひ 著
『千島開拓の先覚者―評伝 郡司成忠』
ゆまに書房 2026年3月刊行
A5判/656ページ
定価:本体18,000円+税
ISBN 978-4-8433-7163-3
印刷書籍版/電子書籍版

 千島の開拓に従事した海軍軍人、郡司成忠(1860~1924年)は、幸田露伴の実兄として知られるが、彼の生涯についてはほとんど知られていないだろう。

 郡司は近世末期の坊主衆、幸田家に生れ、幼くして郡司家の養子となり、海軍兵学校を経て海軍将校となった。その際、1875年の樺太千島交換条約締結によって手にした千島が無人島のまま放置され、外国人が勝手に漁業や猟業に従事するような無法地帯となっているのを知ると、郡司は自ら海軍を退き千島拓殖団体、報效(ほうこう)義会(ぎかい)を組織して、1893年に有志とともに占守(しゅむしゅ)島に渡航した。途中、日清戦争の勃発により一時的に島を去らざるを得なくなったものの、政府や民衆からの信頼を得て郡司は占守島の開拓に従事した。日露戦争勃発により千島の拓殖事業は道半ばで終わったが、郡司は報效義会の根拠地を千島から東京に移し、カムチャツカ半島沿岸における漁業や、オホーツク、ベーリング海の海獣猟業を中心に報效義会の立て直しを図った。さらに中国にも進出し、北から南まで縦横無地に奔走したのである。しかし、1919年に報效義会は経営破綻に陥り、事実上解散してしまった。

 それでも郡司は日本の国防を憂い続け、1918年から1920年にかけて外務省の嘱託として内戦期のシベリアで諜報活動にも従事した。任務を終えて帰国後病を患い、1924年に64歳で死去した。まさに国の護りを模索し続けた志士であった。

 従来、郡司に関する研究は、彼の日露戦争までの事績に終始しており、日露戦争後については見てこなかった。報告者は、郡司の子孫として郡司家に残されていた資料をもとに『千島開拓の先覚者―評伝 郡司成忠』にまとめた。

 

●舟川 はるひ(ふなかわ はるひ) 日露関係史研究者

 

第92回
●「芸術で地方創生 ~Awaji Art Circusの実践から考える~」エレナ・ブジョラ

  • 2026年7月22日(土) 午後3時
  • 早稲田大学戸山キャンパス 36号館 581教室

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●「芸術で地方創生 ~Awaji Art Circusの実践から考える~」エレナ・ブジョラ

Awaji Art Circus

Awaji Art Circus

Awaji Art Circus

Awaji Art Circus

エレナ・ブジョラ(Elena Bzhola)

エレナ・ブジョラ(Elena Bzhola)

 2011年来日、東京芸大で主にアートマネジメントを学んだあと、2015年パソナグループに入社、みずから立ち上げに関わった国際パフォーミングアーツ・フェスティバル「Awaji Art Circus」のプロデューサー・総合ディレクターを務めているエレナ・ブジョラが、芸術による地方創生について報告します(日本語)。

 地方が抱える課題を浮き彫りにしながら、「地方創生」という問題を提示、これに向けて行われてきたさまざま芸術からのアプローチを明らかにし、国内外での芸術によるこの試みの具体例を明らかにします。

 そしていま携わっている淡路島で行われている国際パフォーミングアーツ・フェスティバル「Awaji Art Circus」をとりあげ、実際にプロデュース、演出してきた立場から、このイベントを具体的に紹介、 芸術と地方創生の可能性をさぐっていきます。

 

●エレナ・ブジョラ(Elena Bzhola)
アートマネージャー、アートフェスティバルのプロデューサー。
ウクライナ出身。2011年より日本在住。
キーウ国立大学日本語学科を卒業後、JICAのウクライナ日本センターにて日本文化紹介イベントの企画・実施に携わる(雅楽コンサート、書道展、生け花・茶道デモンストレーション、運動会、盆踊り、各種ワークショップ、餅つき等)。
2011年、文部科学省国費留学生として来日し、東京藝術大学大学院音楽学音楽環境創造科(現・国際芸術創造研究科)に進学。大学院時代は、アートプロジェクト「音まち千住の縁」に事務局スタッフとして参加し、大巻伸嗣氏による《Memorial Rebirth 千住》の企画を担当。そのほか、ネットラジオのパーソナリティ、フリーペーパーのライター、ウクライナ講座の講師、テレビ局ニュース翻訳など幅広い活動を経験。
2015年、修士課程修了後、株式会社パソナグループに新卒入社。事業開発部に配属され、国際パフォーミングアーツ・フェスティバル「Awaji Art Circus」の立ち上げに携わる。以降、毎年淡路島で本フェスティバルを開催し、プロデューサー・総合ディレクターを務めている。
その活動は多岐にわたり、2021年には桜美林大学にて「アートマネジメント論」のゲスト講師を務め、同年にはTEDxAWAJIのスピーカーとして「人生を変えるアート」をテーマに登壇。さらに2024年には、地方創生SDGs国際フォーラムにおいて「地方創生」をテーマとするパネルディスカッションのパネリストを務めるなど、芸術と社会をつなぐ取り組みを国内外で展開している。

 


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