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『セーヴェル』24号 ハルビン・ウラジオストックを語る会 編纂

ハルビン・ウラジオストックを語る会 編纂 / 2007年12月発行 / 定価 1000円 / 150P / B5版
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ご案内

 クマが投稿した原稿『長谷川濬の大阪時代』が所収されている雑誌「セーヴェル」を特別販売します。
 この雑誌は、大阪大学大学院言語文化研究科(かつての大阪外語大学)教授生田美智子さんが中心になってつくっている雑誌で、ハルビンやウラジオストックなど極東ロシアの歴史、文化について研究者が論考をまとめています。旧満洲について、多くの日本人がかつて暮らしていたハルビンやウラジオストックについての貴重な論考がたくさん収められています。図書館でもほとんど見ることができない貴重な資料集です。私もバックナンバーを探しに、大阪外語大まで行ったことがありました。
 今号の内容は以下の通りです。

『セーヴェル』24号
表紙拡大(13.7KB)

セーヴェル CEBEP 24号
目 次
日本におけるニコライ・ペトロヴィチ・マトヴェエフ
 ――神戸市立外国人墓地が語るもの
生田美智子
ソビエト連邦の日本人強制抑留者
 ――記憶とアイデンティティ
ミハイロバ・ユリア、
クズネツォフ・セルゲイ
ブリヤート共和国の古儀式派会議
 ――ザバイカル地方訪問記
伊賀上菜穂
クラスノヤルスク地方
 ドゥプチェス古儀式派礼拝堂派修道院について
阪本秀昭
旧「満州」三河地方シノレホーヴァヤ村の
 古儀式派住民とその移住経路について
阪元秀昭
日本人が満州で見た幻
 ――ハラショウ、サンゴウ、プウサンゴウ――
山口法美
長谷川濬の大阪時代 大島幹雄
満洲開拓といまに残るロシア人の姿 大場昭蔵
オーストラリア訪問記 塚田力
「日露学生フォーラム2007」参加記 左近幸村
哈爾浜学院講師アヴドシチェンコフのソ連帰国 中嶋毅
ハバロフスク地方郷土博物館訪問
 ――新しい史料の紹介――
遠峯エレーナ
書評
高田和夫『近代ロシア農民文化史研究
        ――人の移動と文化の変容――』
木村崇
書評
V.クレイド、O.バーキチ編『中国のロシア詩アンソロジー』
エルマコーワ・リュドミーラ
書評
阪本秀昭・伊賀上菜穂著『旧「満州」ロシア人村の人々
          ――ロマノフカ村の古儀式派教徒――』
塚田力
知られざるハルビン(9)第9章「重圧」 タースキナ著、生田美智子監訳
訳=植原邦雄、小栗時生、クリモヴァ・オリガ、
佐川裕美、佐藤勇介、チチマリョヴァ・オリガ、
ヴェロゼルツェヴァ・アリョーナ
ドブルィイン氏からの手紙
 ――「ハルビン医科大学の思い出」――
ドブルィニン著、豊川浩一訳
第1ハルビン・ロシア実科学校関税通り36番地 ドブルィニン著、豊川浩一訳
研究ノート 日露戦争時の東洋学院 佐川裕美
既刊『セーヴェル』目次一覧

長谷川 濬については、連載『長谷川 濬―彷徨える青鴉』もご覧ください


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