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早稲田大学『日露比較文化2』のご案内 2011

 今年が三回目となる早稲田大学での講座「日露比較文化史2」。一昨年は「サーカスと漂流民」を軸に四回の講義、去年は漂流民にテーマを絞って四回の講義をしました。
 三年目の今年は、来年ぐらいには原稿を書きあげたいと思っている私のライフワークのひとつ「海を渡ったサーカス芸人」をテーマに二回、そして漂流民に関して二回という感じで考えています。
 サーカスや漂流民という周縁の世界から見えてくる新たな歴史と人間の関係を知ってもらえればと思います。庶民のしたたかな行動力と観察力から書き留められた歴史の一こまのなかに、我々が学ばなければならないものがきっとあるはずです。
  それと自分の拙い経験を通して得た取材のしかた、資料の探し方なども紹介、ルポルタージュの方法論についても随時触れていきたいと思っています。

  土曜日の夕方という、自分が学生だったら絶対にとらない時間帯の講義、聴講してよかったと思えるようなものにしたいと思っています。

日露比較文化2
担当 大島幹雄
講義日 2011年10月8・15・22・29日(土)
時 間 5時限 (16時30分〜18時00分)
教 室 早稲田大学文学部(戸山キャンパス)34号館452教室
早稲田大学Webサイト:Topページ
 戸山キャンパスまでの道のり&キャンパス内地図
 
講義内容(予定)
10月8日 第一回
「ロシアに渡ったサーカス芸人群像」
参考:海を渡ったサーカス芸人
10月15日 第二回
「謎のサーカスファミリーシマダの足跡を追う」
参考:シマダ
10月22日 第三回
「若宮丸漂流民とロシア」
参考:善六/レザーノフ
10月29日 第四回
「レザーノフの辞書を読む」
参考:善六/レザーノフ

※三回・四回目については、まだ流動的ですが、漂流民が編纂した辞書を中心に話ができないかと考えております。








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