月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第17回
『論拠と事実』12月49号からスクラップした記事は、もりだくさん。
ユーリー・シェフチュク『ロシアに沈滞の時代が訪れている』
クレムリンの主人は、自らの死よりも前に死んだ
A・ベルチンスカヤ『男と女-さまざまな動物たち』
人間コンベ
サーカスの奴隷たち
DDTのシェフチュクのインタビュー。11月に新アルバム「Edinochestvo-part 1」を出し、またイーゴリ・モズジューヒンの映画『Vovochka』で遊び人のミュージシャン役として出演したシェフチュクが、戦争と平和、ロック、チェチェンについて熱く語る。
大好きなDDTのシェフチュクがどうやら久々のアルバムを出したようだ。今回はどんなアルバムなんだろう。とても楽しみ。2月にモスクワにいく予定になっているので、その時に是非買ってきたい。映画出演というのも楽しみ、もちろん見れないとは思うけど・・
スターリンの死についての最新情報と副題をつけられたスクープ記事。1941年からソ連時代の最高幹部の食事や居住について世話をする仕事に従事していたゲンナージ・コロメンツェフによる、スターリンの死に関する新たな証言。
2頁にわたる大きな記事。スクープということなのだろう
最近長年の沈黙を破って『イマーゴ』に出演、カンバックしたベルチンスカヤのインタビュー。何故13年間舞台にたたずにいたのか、女性問題、新作の芝居について答えている。
古代の謎にせまるシリーズもの、遠征隊の団長となったエルンスト・ムラダシェフのインタビュー。ピラミッド建造の謎にせまる
この記事には、世界の不思議な現象は、宇宙人のしわざだと思うかという読者アンケートがついている。この回答は、「いいえ 37% 可能性はある 28% はい 20% 答えられない 15%」となっている。約半分近くの人が宇宙人の仕業だと思っているところにこうした連載シリーズが大まじめにとりあげられる背景があるのではないだろうか
48号の記事『サーカス−アリーナは牧歌的、舞台裏は悲惨』の続編。サーカスの動物たちがいかに舞台裏で酷い目にあっているかを、かつてクマの調教師だったデリャーフキンが、鳩や象、クマの実際の調教方法を紹介しながら告発している
動物調教師の告発ということで、かなり具体的に虐待ぶりを紹介しているのだが、一面的ではないかという気がしてならない。もちろんこうした調教方法もあるのだろうが、なにか意図的なものがあるのではないかと思ってしまう。いずれにせよ一度抄訳して、デラシネで紹介したいと思う
この記事の抄訳はこちら。
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