月刊デラシネ通信 > サーカス&パフォーマンス > サーカス > カンボジア・サーカス学校日本公演ツアー 『ストリートギャングたちの休日』
カンボジア・サーカス学校 日本公演ツアー Holiday Ban Touy Ban Tom ストリートギャングたちの休日 |
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■上演時間:約70分 ファー・ポンルー・セルパク(ディレクター)による講演、伝統音楽演奏もあり |
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開演時間・料金・お申し込み等、詳細はACCへ *印の公演にはサポートチケットがあります。 |
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今年の夏は、カンボジアサーカス学校の公演で汗を流すことになります。私が勤務しているアフタークラウディカンパニー(ACC)としても、今年1月に公演した「フェリア・ミュジカ」以上に大きな意義をもった公演になります。
サーカスは、人々を楽しませるエンターテイメントであり、また表現のひとつとしても、さまざまな可能性をもっています。カンボジアサーカス学校の公演では、もうひとつのサーカスの力、生きるエネルギー、生きる喜びを与えることを感じ取ってもらえるのではないかと思っているのです。地雷がいまだに何百万と埋められたままになっている大地で生を受けた子どもたちや若者たちが、サーカスによって、生きる力を獲たその喜びをまず感じていただきたいのです。
今回カンボジアサーカス学校の日本公演のきっかけを与えてくれたのは、私たちの古くからのサーカス仲間ジュロです。
「レ・クザン」というグループをつくり、世界65カ国を回り、新しいサーカスの一翼を担い、さらにはフランスの文化使節として名声を馳せていた彼が、カンボジアのPPSというNGO組織のディレクターと出会い、ここで教えることになります。ジュロにとっては、この出会いが、また新たな扉を開くことになりました。彼はサーカスでお世話になった恩返しを少しでもしたかったということを会ったときに言っていました。
ジュロは、カンボジアから帰る途中、何度か日本に立ち寄り、ACCの社長の西田さんがつくった国際サーカス村のある群馬県東村(現みどり市)を訪れ、カンボジア・サーカス学校のことを西田さんに話しました。
日本で初めてのサーカス学校を開き、さらには世界のサーカスの人々と共に生きる道を歩んでいた西田さんは、すぐにジュロの話に興味をもち、昨年夏カンボジアサーカス学校を訪れ、学校の人たちやここで学ぶ子どもたちの生き生きとした表情を見て、このエネルギーを日本にも伝えたいと、今回の日本公演ツアーを決めました。
ジュロ、そして国際サーカス村、カンボジアのPPSとつながっていくこうしたサーカスの輪を大事にしたいと思っています。
ぜひこの夏、サーカスの持つもうひとつの力を感じるために、ぜひカンボジアサーカス学校の若者たちのはつらつとした演技を体感してください。
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