月刊デラシネ通信 > サーカス＆パフォーマンス > パフォーマンス ＞ ダメじゃん小出の社会のつまみ食い ＞ 第６回
2005.03.23
昨年プロ野球再編騒動で空振り三振、高崎で馬に逃げられたライブドア。
今年に入りにわかに熱くなったニッポン放送株取得をめぐるメディア買収報道合戦。
堀江の乱に色めく民放各社、お前もかＮＨＫ。
３社（ライブドア、ニッポン放送、フジテレビ）の株価・持ち株比率を伝える
一連の報道マネーゲーム。
法の隙間を突いて時間外取引による大量株取得なる奇襲作戦、
後手にまわったニッポン放送、フジテレビ。
「踊る新株予約権・ＩＴベンチャーを封鎖せよ」
司法の判断は不公正に異を唱えたライブドアに軍配。
バブルが崩壊してから始まった米国企業買収、
日本社会はその事態を当たり前に受け入れている気がする。
太平洋戦争に敗れ、米軍が進駐、価値観の洗脳に尽力されました。
現在は銀行・証券・保険・大型店舗・再開発でそびえ建つ高層ビル群など
黒船企業が代わりに進駐している。
日本の国技に至っては大陸に席巻され、まさに土俵際。
先の大戦以降、何の疑いもなく今までの文化・伝統を吐き捨て、米国流民主主義を飲み込み、
拒絶反応を隠蔽し、これが正しいものと言うまま世代を越え、戦後が還暦を迎えた。
気がつけば、食料、資源を他国からの輸入に頼り、二度と反旗を翻さないよう
去勢されたmade in U.S.A 傀儡国家、島国満州。
最近じゃ親切に身体の事も心配してくれる。
朝から晩まで繰り返し流れる外資系保険会社のＣＭ。
国内保険会社の経営が心許ないからという事実もあるが、
違和感なく浸透し、保険業界は外来種が繁殖。
日本人は自分の命も外国企業に預けるようになった。
国は？と言えば、年金問題、健康保険制度に老人介護、
問題見送り認知できない痴呆症。
そして軍隊を持たない平和な国の生命保険、日米安保。
高額の保険料（用心棒代）を支払い続けているが、
実際どこまでの安心が受けられるのか見てみたい。
よ〜く考えよ〜♪ 備えあれば憂いなし、米国の手頃でがっちり。
産めよ増やせよ契約者。そして産めよ増やせよリスナーを、
ニッポン放送・ホリエモンのショーアップ買収ナイター。
ここで何様皆様殿様ＮＨＫからのお知らせです。
この度、ＮＨＫ放送開始８０年、受信料不払い７０万件達成を記念して、
公私混同を慎み、新しい番組を視聴者の皆様へ提供してまいります。
ここで春の新番組をいくつかご紹介。
朝の連続テレビ小説「みつぐ」。
ＴＶプロデューサーを目指す、公共放送に携わる公僕、
そんな彼をことなかれ主義で温かく見守る同僚たち、
分かっちゃいるけど止められない。
悩み、自責の念に縛られながらも、公金を想い馳せる恋人に注ぎ込み、
自ら情事と不祥事を重ね、世間から糾弾されながらも
プロデューサーとして逞しく成長していく過程を描いた、
シリーズ初の海外ロケも知らぬ間に敢行（観光？）、
制作費流用１億円をかけた渾身の大作。
そしてまだやるか、プロジェクトＸ最終回
「待ったなし、緊急指令・受信料を回収せよ！」〜すべては将軍エビさまの為に〜
靴の底を磨り減らし、一軒ずつ担当の家をまわるＮＨＫ地域スタッフ。
インターフォン、チェーンロックのかかったドア越しに繰り広げられる
不払い者の罵声、怒声、無言の応対に太陽のような笑顔でコンニチハ。
回収不能で鬱にかかり、戦線離脱する同僚たち。
襲いかかるノルマにカルマ、絶対服従、役員の栄養費調査に粉骨砕身。
日夜働く彼等の運命は如何に。
公共の電波に匿された末端地域スタッフ、涙の物語。どうぞご覧ください！
その他豪華ラインナップ、暮らしの手帳では深夜帰宅タクシー代節約の秘策。
大河ドラマは受信料回収不能の為、二級河川ドラマに縮小名称変更、
シルクロードスペシャル「沙漠の遊牧民」は、現地取材費不足、砂の嵐を放送いたします。
「お願いです、払ってください」←田口トモロヲ風ナレーションで。
続いて気象情報です・・・・・
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