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カフェ・クマ−談話室 過去ログ

2002年5月

2002年5月29日 水曜日 4:49p.m. 続・さすらう冨岡駅の燕たち 

昨日帰り道、たばこ屋の軒下をみたら、仮の宿だったボール箱が撤去されていた。おととい見たとき燕の姿を見かけなかったので、気にはなっていたのだが、もしかしたら巣立ちをしたのだろうか?
駅の構内にいた燕たちの巣がなくなったと書いたのだが、実際はあることがわかった。
しかしやはり燕たちの姿を2日間見ていない。もしかしたら、彼らも巣立ったのであろうか?
奥さんは昼間駅の構内を燕が飛んでいたと言っているのだが・・・
今年の燕たちは、どうもへんだ。
無事に巣立っていたのなら、それでいいのだが・・・


2002年5月24日 金曜日 4:42p.m. さすらう冨岡駅の燕たち

燕が飛び交う季節になった。最寄りの駅である京急冨岡の駅に、毎年燕が巣をつくるのだが、今年は少し様子が変だ。
いつもだと駅の外の軒下に巣をつくっていたのだが、今年は駅の構内に巣をつくったみたいだった。みたいだったというのは、巣がないのである。もしかしたらうまく作れなかったのかもしれない。ただ燕は、確かに構内を飛んで、天井の台のようなところに餌を運んでいるように見える。しかし雛がいる気配がまったくないのだ。いつか駅員さんに聞いてみようとおもっているのだが・・・。
二日前帰宅の時だった。二匹の親燕がこの台のところで、囀りあっていたのだが、まるで話をしているようだった。それもかなり深刻な感じで。私には、雛がいなくなったのに、焦っているように見えた。そういえば何日か前も、親鳥が一匹台のうえで、ぽつんと休んでいたのを見た。巣が落ちて雛が死んでしまったのだろうか。雛を失った親燕は、どうするのだろう。
駅の近くのたばこ屋の軒下にも燕が巣を作っていたのだが、やはり壊れてしまって、巣がなくなってしまった。翌日みたら、おそらく店の人なのだろうが、軒下に小さなボール箱が置かれてあり、雛たちの元気のいい囀りが聞こえていた。
巣をつくる材料になにか異変でも起こったのだろうか。
でも一番気になるのは、駅の燕である。
今日朝見かけた時も、親鳥はこの台の上に餌をせっせと運んでいた。もしも本当に雛たちが死んでしまっていたのなら、せつない話である。

2002年5月22日 水曜日 1:06p.m. カバレット・チッタ制作ノート 3

5月21日 早稲田にて
早稲田大の講義『ロシア芸術の現在』のなかで、カバレット・チッタの紹介、申し込み書も配布。前回の授業で仮チラシをまいたうえで、配布したわけだが、思ったほど反応がない。14人の申し込み、当日引換えということもあるので、多少減ることになるだろう。
やはり問題はチラシがないこと。これについては、planBの斎藤氏に担当してもらっている。電話で話を聞くと、ビジュアルでこのキャバレースタイルのショーを伝えるとなると、結構たいへんだという。確かにそれはそうだろう。コンサートでもなく、パフォーマンスでもない、その内容をきちんと伝える素材は大事な意味を持つ。
デザイン、コピーなども含めてどれだけのものができるのか、それがキーポイントになるだろう。
来週が早稲田の授業の最後、これまでになんとかチラシをあげてもらわないと。
それとチケットの申し込み方法についても少し知恵を絞った方がいい。
梅津さんが海外ということで、パフォーマーとのミーティングは、6月になってからになりそうだ。

2002年5月17日 金曜日 2:00a.m. カバレット・チッタ制作ノート 2

5月16日 クラブチッタ
今日はパフォーマーたちによる会場の下見。16時すぎに出演者が集まり、会場へ。小出君だけが来れず。今回綱渡りで出演する王輝さんもきてくれた。ポイントはこの王輝さんの綱渡りのアンカーがとれるかどうかということと、映像関係でどのくらいのことができるかということをVJに確認してもらうこと。
映像関係についてはあまり問題がなさそう。村田君は映像ではなくスライドをつかうとのこと。それを舞台におくことになる。スクリーンのチェック。
やはり問題は王さんのアンカー。舞台上にアンカーをとれるところがない。客席にある客止めの柵をアンカーに使えそう。強度的には問題ないことがわかる。ただ王さんは舞台でやりたそう。それはそうなのだが、この場合しかたないだろう。
チッタの人たちが協力的なのがありがたい。にぎわい座の時はあれはダメ、これはダメという話ばかりだったが、ここではスタッフの人が逆にいろいろアイディアを出してくれる。
下見のあと、近くの居酒屋で会場を見たうえで、どんなことができるかを話し合う。神山君とKajaのメンテナンスものもやる方向に。暗転で転換していくのではなく、お客さんの視点をいろいろ変えることで、転換ができるはずだ。それとVJが加わるので、映像をつかったいろいろな仕掛けについてもアイディアがだされる。
客いれの時にもいろいろなことができそうだ。
それと自分の持ちネタ以外に、なにかみんなでできるのではという話にもなる。会場を実際に見たことで、アイディアが具体的になってくる。ただ問題は音との絡みの部分で、どんなことができるのかということ、それを具体的にミュージャンと打ち合わせする必要性がある。
今回はなにせ初めてのことが多いので、こうした打ち合わせを数多くやる必要がありそうだ。確かに構成が大事になる。ただ早くに構成を決めて、それで段どっていくのではなく、今日のようにいろいろアイディアを出していくことがまず必要なのかもしれない。
照明をどうするのか、舞台セッティングをどうするのかも考えていく必要がある。
今月中にミュージシャンとの打ち合わせをやった方がいいだろう。
それと本番前のリハをどうするか。
いろいろ課題が具体的に見えてきた。

2002年5月17日 金曜日 1:36a.m. カバレットチッタ

嶋田さん、お久しぶりでした。投稿ありがとうございます。たぶん嶋田さんがお好きなミュージシャンが今回は顔を揃えているのではないかと思っていたのですが、やはりそうでしたか。
梅津さんも巻上さんもノリノリでいますし、パフォーマーも気合が入っていますので、きっといいショーを見せられるのでないかと思ってます。



2002年5月16日 木曜日 11:21p.m. カバレット・チッタ

ここでは、はじめまして。TFJこと嶋田です。
野毛大道芸、お疲れさまでした。
29日はたいしたことなくて良かったです。

ところで、『カバレット・チッタ』、面白そうですね!
…って、『カバレットB』にもダメジャン小出のソロステージにも足を運べないままなのですが…。
バンドの方も好きなミュージシャンが揃ってるし、是非観に行こうと思います。楽しみです。

早稲田大学でのロシアの大衆音楽の講義、っていうのも気になりますが、さすがに平日は無理です…。


2002年5月15日 水曜日 3:08p.m. カバレット・チッタ制作ノート 1

5月8日 planB
カバBの横浜公演の反省会。反省会を終えたあと、クラブチッタに出演予定のパフォーマーたちが残り、打合せ。梅津さんたちとは何度か打合せをしているが、パフォーマーたちとこの件で話し合うのは、初めて。やっと始まったかなという感じだ。
まず個々がなにをやるかについて話し合う。今回はやりたいことをやるということもそうなのだが、得意のものをやる感じになった。クラブチッタというライブハウスのもっている空間を最大限生かすような演出も考えたいという意見が出される。VJコミックカットの映像もそうなのだが、映像を使ったりとか客席の中でのパフォーマンスとか、空間をダイナミックにつかうことも今回の公演では大事になるかもしれない。
いろいろ話をしているうちに、村田君が、神楽坂でソロをやったときに柴崎君と永井君と3人で、映像を絡めてやったパフォーマンスがチッタにはいいかもという話になる。早速連絡をとることにする。
横浜での公演でみんなで作品をつくっていくということのいい意味での緊張感を感じたなかで、今度のチッタでの公演をさらにいいものにしたいというパフォーマーたちの意欲を強く感じる。
とりあえず、この日決まったのは、小出−天皇ネタ、Kaja−ジャグリング、こうじ−オブジェをつかったパフォーマンス、重森−タマゴのかぶりもの、神山一朗−センチュリー神山のマジックネタ、Dai−ディアボロ、そして村田君たちの映像と絡ませたパフォーマンス、VJは寅さんものとはまたちがうものを考えるとのこと。
来週参加できるメンバーでチッタの下見をすることになった。

2002年5月4日 土曜日 11:52p.m. HEPワンダフルホリデー回遊パフォーマンスは面白いぞ

今日大阪出張から帰ってきました。5月3日から大阪梅田にあるHEPFIVEではじまったワンダフルホリデーの企画にブッキングしている回遊パフォーマンスの立ち会いでした。去年BPズームの公演をHEPでやったときに、BPがデモンストレーションで店内をまわるパフォーマンスをして、評判が良く、本格的に今年やることになったのですが、フランスのビック・ブラザーズというパペットをかぶった長身(3メートル近く)のパフォーマー4人と、オーストラリアの警察官に扮した3人組のスプラットのパフォーマンスは、実にインパクトのあるものでした。ビックブラザーズはとにかく、長身なので、どこからも見え、それだけで注目を浴び、しかも突然奇怪な動きで、集まった人たちを驚かせ、まさに館内は悲鳴の連続。でもコワーイといって、真剣に逃げまどう客の顔はみんな笑っているのが、おかしかったですね。とにかく圧倒的な存在感があります。最初はストリートではなく、店内で動かなくてはならないということで、さまざまな規制を受け、やりずらそうでしたが、今日は立ち位置の選びかたがうまくいき、その場でひとつの物語を紡いでいくだけの力量を見せてくれました。
スプラットは、3人で小気味のいい動きで、店内を歩き回りながら、状況をみながら、立ちどまってお客さんをいれたアクロバットを演じていきます。テンポのある動きと、適度に客と絡むながら、風のように去っていくようなパフォーマンスを見せてくれます。
この日HEPに来た人たちは、不思議な巨大な人形のパフォーマンスとボリスパフォーマンスを、予期せず見れて、どこかで絶対得したと思ったはずです。不思議なものと、偶然出会えた、そんな印象を持ったとおせいます。これはこの回遊型パフォーマンスの大きな特徴になるのではないでしょうか。
明日もこの二組のパフォーマンスがHEPで見れます。
関西地区にお住まいの人で、パフォーマンスが好きでしたら、これは見逃せないと思います。スケジュールについては、クマの観覧案内板をごらんあれ。
本当に面白いですよ。


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