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旧デラシネ掲示板 過去ログ

03 2004年10〜12月(No.490-519)

519. Re^2: 28日日経新聞に若宮丸の記事がでる予定です Tokun [URL]  2004/12/31 (金) 17:05
> 久しぶり日経を読んだら、渡辺淳一の小説が連載中で、これからも読もうとか・・・
そうですか、この連載小説のファンの増加にも一役買っちゃってしまったんですね。私も毎日読んでますよ。先週は京都駅ビルのホテルが舞台でしたよね・・・・。



518. Re^2: 28日日経新聞に若宮丸の記事がでる予定です クマ  2004/12/30 (木) 21:16
ようこそ、デラシネ通信へ。これからもデラシネよろしくお願いします。漂流民をやっているだけに、とにかくよく彷徨っております。で、びっくりするかもしれませんが、適当に遊びにきて下さい。



517. Re: 28日日経新聞に若宮丸の記事がでる予定です クマ  2004/12/30 (木) 21:13
いろいろと騒がせいたしました。予告していた28日には出ず、あれボツになったのかとたじろいでしまったのですが、29日に掲載されました。案内した方から、いろいろメールをいただきました。アワビ採りのおじさんの話に感動した(28日の文化蘭)とか、久しぶり日経を読んだら、渡辺淳一の小説が連載中で、これからも読もうとか・・・、28日の日経新聞を買いに走ったかた、ほんとうに申し訳ありませんでした。
今日の日経新聞の同じ欄に、石巻の魚の行商をしているおばあちゃんの記事がでていることを、隣に住む義父から教えられました。
日経新聞の全国版で、二日続けて石巻のことが話題になったというのも、なかなかすごい話ではないかと思います。
28日の新聞を買いに走った方、そしてどこに出てるんだと、一日中新聞をすみからすみまで見ていた方、ゴメンナサイ。



516. Re: 28日日経新聞に若宮丸の記事がでる予定です Tokun [URL]  2004/12/29 (水) 08:18
おはようございます。
Tokunです。今朝の日経を読んで興味が湧いたので『若宮丸』をキーワードに検索して、このホームページにたどり着きました。
『月刊デラシネ通信』、読み応えがあり一気に読み進んでしまい、早速、お気に入りに登録させてもらいました。ありがとうございました。



515. 28日日経新聞に若宮丸の記事がでる予定です クマ  2004/12/27 (月) 23:44
ちょっとフライングかもしれませんが、明日(28日)の日本経済新聞朝刊文化欄で、「四人の漂流民が見た異国」と題し、私の書いた記事が掲載される予定になっています。
今年はレザーノフ来航200年、若宮丸漂流民帰国200年という記念すべき年だったのですが、なんとかすべりこみで、若宮丸漂流民のことを全国的に紹介できる記事が掲載されるわけです。新聞記事という制限がありますので、つっこんだ考察というわけにはいきませんでしたが、広く若宮丸漂流民のことを知ってもらう、ということでは意義があるのではないかと思っています。
ご興味のある方は、読んでください。



514. Re: 洋学史研究会研究大会のお知らせ クマ  2004/12/27 (月) 23:38
きぬとさん、ご案内ありがとうございます。今年はレザノフ来航200年、若宮丸漂流民帰国200周年という記念すべき年だったのですが、そう注目されずに終わってしまいそうです。こうした時にこそ、レザーノフ来航の意義を見直すいい機会であったのですが、残念!と思っていたとき、洋学史研究会が、レザーノフ来航の意義をとらえ直す研究会を開くことは、とても重要な意義をもっているように思えます。レザーノフの日記を訳している時にずっと気になっていたオランダ通詞との関係に関して、この分野では第一人者である片桐先生の発表もあるので、とても楽しみにしています。
私にとっても刺激的に集まりになると思っています。



513. 洋学史研究会研究大会のお知らせ きぬと  2004/12/27 (月) 01:11
私も所属しております洋学史研究会で、下記のようなイベントを開催しますので、ご案内いたします。
第1部はレザーノフ来航をめぐる諸問題について、さまざまな角度から光を当て、再検討しようというシンポジウムです。第2部「新元会」は、江戸時代に蘭学者たちが食したオランダ料理を再現したものをお楽しみいただくという趣向です。
参加ご希望の方は、下記の担当濱口までお気軽にご連絡ください(特に第2部参加ご希望の方は、お早めにご連絡いただけると幸いです)。多数のご応募をお待ちしております。

洋学史研究会新春研究大会と阿蘭陀料理の新元会

●日付 平成17年1月22日(土)
●場所 サンルートプラザ東京(千葉県浦安市舞浜、最寄り駅はJR京葉線舞浜駅) 2階ローズルーム・カトレアルーム
●参加費 12000円 第1部のみご参加の方は2000円
●プログラム
第1部 新春研究大会(13:00-17:30) テーマ「レザーノフ来航200年 ―19世紀、日魯新時代の幕開け―」

13:00 開会の辞(岩下哲典)
13:00-13:10 会長挨拶(片桐一男)
13:10-14:10 特別講演:大島幹雄「レザーノフ再評価と若宮丸漂流民」
14:10-14:40 研究報告@:濱口裕介「レザーノフ研究の現状と課題」
14:40-14:55 休憩
14:55-15:45 研究報告A:松本英治「レザーノフ来航とオランダ商館長ドゥーフ」
15:45-16:35 研究報告B:片桐一男「レザーノフ来航と阿蘭陀通詞」
16:35-16:50 休憩
16:50-17:20 質疑応答(一括)
17:20 閉会の辞(岩下哲典)
17:20-17:30 事務局連絡

第2部 阿蘭陀料理の新元会(18:00-20:00)

〈お問い合わせ・参加お申し込みはこちらへ…〉
洋学史研究会事務局
[担当]濱口 裕介
E-MAIL yusuke-hamaguchi@di.pdx.ne.jp
TEL&FAX 047-482-3900



512. Re: はじめまして クマ  2004/12/03 (金) 00:37
どうもお立ち寄りいただきありがとうございます。吉村さんの本からたどりついたとのこと、ありがたいことです。最近というか、夏に漂流民展や吉村さんの講演会をしてから、石巻若宮丸漂流民の会のアクセスが増えています。ということでほとんど更新せずにいるこのコーナーをリニュアルしつつ、充実させようとマジに考えているところです。これからもよろしくお願いいたします。



511. はじめまして おなら出ちゃっ太 [URL]  2004/11/26 (金) 17:35
こんにちわ。吉村昭氏の「漂流記の魅力」にてこちらの会の存在を知り、検索して来ました。
まだ全部は拝見してませんが、日本人が辿った記録を勉強してみたいと思います。
貴重な資料のご提供、ありがとうございます。




510. 情報ありがとうございます きぬと  2004/11/25 (木) 11:24
六畳大納言 さま

またまた新しい情報をいただき、ありがとうございます。『月間百科』の件はまったく知りませんでした。

また、『若宮丸漂流記』の件ですが、実は私は一部分コピーしたものを持っているだけなのです。お送りいただければ本当に助かります。この件は、メールにてご連絡いたします。

文献作成はまだまだ中途ですが、たぶんもっと多くの文献をリストアップしてゆくと、いろいろ見えてくるものもあるんじゃないかと思っております。たとえば、歴史学・言語学・文学・地理学・天文学・生物学・文化人類学・海洋学といった多くの分野の文献で『環海異聞』や『世界周航記』が利用されていることは、世界一周がいかに大事件であったか、またこれらの史料がいかに豊富な内容を持っているかを雄弁に語ってくれていると思います。

ろくに史料も読めない(史学科卒のくせに…)私が若宮丸漂流民について議論や関心を呼び起こすためにできるのはこれくらいですから、もう少し続けたいと思います。



509. 若宮丸漂流記 六畳大納言  2004/11/22 (月) 02:29
きぬと様へ 御教示ありがとうございます。さぼりにさぼっていたため、何も知りませんでした。春名徹氏については、かつて「月刊百科」に「漂流と送還」という短文を載せていたのを思い出しました。「月刊百科」はあるのですが、まだ号数順に並べていないので、面倒になり探していません。
それから、私の会で刊行した「若宮丸漂流記」にお目通しいただいたこと、感謝致します。引越荷物の整理をしていたとき、少しだけ残部を見いだしました。もし、入手していないのでしたら(当然ありますよね)ご住所をお知らせいただければ一部お送りしてもよろしいですよ。
外国語ができるのはうらやましい。こちらは、外国語はさっぱりです。母が東京大空襲経験者なので、時折、英語は敵性語だ、などと言って、わからないことをごまかしたりしています。漂流記写本の中でも、炉辺談話型のものは、馬場安五郎という人物が聞き書きしたらしく、池田氏所蔵の写本の奥書に書いてありました。似たような写本が北大だったかにもあり、これにも馬場氏の名前が登場します。どういう人物だったのか、その辺をしりたいと思っています。『調布日本文化』については、のちほど手配してみるつもりです。今後とも御教示ください。ありがとうございました。



508. Re: 漂流記文献 きぬと  2004/11/22 (月) 00:02
六畳大納言さま

お褒めのお言葉ありがとうございます。クマさんが目下作成中の「レザーノフ来航と若宮丸漂流民に関する文献解題」を六畳大納言さまに送ってくださったみたいですね。これは以前クマさんに送ったときより増えて、現在は207の文献を網羅しています。

また、情報ありがとうございました。いずれも一応存在は知っていましたが、吉岡永美『漂流船物語の研究』の内容までは知りませんでした。近々チェックしてみます。まだまだですね。

目録を作ろうとして広く浅く文献をあさっていると、いろいろ発見がありました。最近おどろいたのは、早くも1822年の時点でレザーノフの日記が出版されていたこと(もちろんロシアでです)、『環海異聞』の英語の抄訳が1920年にアメリカで出版されていたことなどです。もっとも、両方ともまだ見てません。

六畳大納言さんが関心をお持ちという漂流記写本に関してあまり知られていないものを一つ。春名徹「炉辺談話型漂流記の形成について―石巻若宮丸津太夫の経験を中心に―」『調布日本文化』第7号 調布学園短期大学 1997という論文のなかで「陸奥仙台領石巻米沢屋船魯西亜漂流之事」という史料を翻刻、検討しています。最近知ったので、まだ読んでませんが。ご存知かもしれませんが、参考までに。



506. 漂流記文献 六畳大納言  2004/11/21 (日) 20:51
きぬとさんへ 昨日クマさんから貴殿作成の文献目録拝受。よくぞ調べ上げたものだと感心致しました。小生など、遊び半分でやっていたものですから、あまり文献も収集しておりません。ですが、若干補足させていただきます。当家の図書館に、吉岡永美『漂流船物語の研究』(1944年 北光書房)というのがありました。大東亜戦争の最中に『環海異聞』の研究書として、というより国威発揚のために書かれたもののようです。また、木崎氏が鹿児島大学在任中に「鹿児島大学史録」に幾つか日ロ関係の文章を発表しています。その中の一つで、善六の手紙についても触れていました。ただ、木崎氏は「残っていたら」としているので、当時はまだ写しも発見されていなかったようです。なお、若宮丸漂流民送還のロシア使節に関しては『通信全覧』にも記事が収録されています。
その他、若宮丸以外の漂流関係の文献は、山ほどありますよね。加藤貴氏の本には、末尾に詳細な目録がついています。以前に写しを作っていて、めまいがしてしまいました。私の手元にある個人的な文献目録には、あまり数がありません。思い出した時にメモするようにはしているのですが。取り敢えず、私の方は、漂流記写本を収集することに少し集中しようと思っています。



505. 環海異聞について少々 きぬと  2004/11/06 (土) 00:15
クマさん、やはりそうでしたか。実は、海野一隆氏も前に紹介しました文章で閲覧の条件が厳しい旨を書いておられるんです。

ただ、愛日小学校が改築された際に海野氏はこれを写真撮影する機会があったとの事で、同氏の文章にはこの愛日文庫本の写真版を載せているものがあります。前に紹介した「環海異聞の知られざる善本」と「漂流民津太夫らの帰国と地図の伝来」(『日本洋学史の研究』W、創元社、1977)です。これにより、愛日文庫本がどんなものかうかがう事はできます。もっとも、海野氏の関心上、地図の部分が中心ですが。

ところで、実はわが母校青山学院大学図書館にも『環海異聞』の写本があることを最近知り、さっそく閲覧してみました。残念ながら来歴がいまいち分かりませんが、内容は完備してますし、保存状態は良好ですし、まぁいい写本に入るのではないでしょうか。特に皇帝夫妻の肖像が美男・美女に書かれているのが印象的でした。私の記憶が確かならば、この肖像は池内皓氏の現代語訳本に収録されている宮内庁書陵部本に似ています。こちらは愛日文庫と違って閲覧条件はたいへん甘いので、いずれ写真に撮ってご紹介できればいいなぁ、とか思っています。

まぁ、愛日文庫の件は難しいかも知れないですが、『環海異聞』は随分と写本が作られているようですので、これからもきっと今まで活字化されている諸本よりいい写本が見つかるでしょう。



504. Re: 環海異聞の問題 クマ  2004/11/05 (金) 00:20
来週大阪出張があるので、この愛日文庫の「環海異聞」をぜひとも閲覧したいと思い、連絡してみました。なかなか甘くないですね。ここで所蔵されているのは山片蟠桃の蔵書だったもので、およそ3000冊の和書があるわけですが、管理上の問題もあって、一般の閲覧は、毎年8月の最終土曜日一日だけに限られているとのことでした。
これを管理している愛日教育会の方のお話ですと、これがオリジナル本というわけではなく、きわめてオリジナルに近い写本とのことでした。
仙台博物館で開催された「漂流展」には貸し出ししたとのことですが、貸し出するにあたっては、かなり厳しい審査があるようです。
これも妙なつながりなのですが、来週の大阪出張のお仕事は、大道芸フェスティバルなのですが、その担当プロデューサーが、去年大阪の「なにわの時空間」で開催された「漂流民展」の担当者でして、今日いろいろ話していたら、この時貸し出しを申し込んだら、断られたといっておりました。
今日は閲覧という言い方をしたのですが、きぬとさんが言うようにマイクロで保存するという話だとまた別な相談になるのかもしれません。
もう少し作戦を練らないといけないでしょう。



503. 会報 雪狼 [URL]  2004/10/29 (金) 15:48
会報10号、届きました。ありがとうございました。
善六の手紙を読んで、ふと思ったことがあります。
これまで五郎治は善六と仲が悪かったかのごとく思われていましたが、ではなぜ五郎治はその善六からもらった手紙を後生大事に持ち帰ったのでしょう。
長い時間かけてシベリアを横断し、海を渡っているのです。
大した荷物になるわけでもありませんが、もし定説のように善六を嫌っていたら、「こんなもんイラネ」と破って捨てそうな感じですが…



502. ロシアの芸術 アート・ソンセ [URL]  2004/10/25 (月) 12:13
こんにちわ。はじめまして。
私は 日本では珍しいロシアの現代絵画のご紹介をしている
「アート・ソンセ」の小椋と申します。

ロシアに漂流した人というのはすごいですよね。
興味深く拝見させて頂きました。

日本には ロシアの情報は大変少なく、
いろいろ検索していたら こちらにもたどり着きました。

また いろいろお勉強させて頂こうと想います。



500. 会報『ナジェージュダ』10号発送 クマ  2004/10/24 (日) 23:03
石巻若宮丸漂流民の会会報『ナジェージュダ』10号ができました。今回は、夏のイベント「初めて世界一周した日本人』展特集です。今日・明日と二日にわけて発送します。2〜3日後にはお手許に届くと思います。



499. Re: 紺色の衣服 クマ  2004/10/14 (木) 22:54
この記事は、いま発売されている『オール読物』10月号に掲載されていたものでした。



498. Re: 紺色の衣服 クマ  2004/10/12 (火) 00:07
本間さん、貴重な情報ありがとうございました。講演会の会場から仙台に帰る車中でも、吉村先生はなんども、なんとかならないのですかねえとつぶやいておられました。
なんとかしなくてはいけないでしょうね。なんとかするには、やはり会としての働きかけも必要な気がします。
確かに、あのままでは貴重な歴史を証言する史料が、なくなるわけですから、なんとかするように働きかけることを、しなくてはならないでしょう。



497. Re^2: ジンガロ来日 かものはし [URL]  2004/10/07 (木) 23:08
レスありがとうございます。asahi.comを調べてみました。
http://www.asahi.com/event/concert/TKY200410050254.html
うおおおお。
いいお値段ですねこれは。
なんとかチケット代を捻出せねば。アレグリア2も観に行きたいし・・・。
そんなわけで今日からビールを発泡酒に。

いま韓国にいらっしゃるんですよね。
デラシネ日誌楽しみにしていますー。



495. 紺色の衣服 E.HONMA [URL]  2004/10/07 (木) 20:06
私の知人が、岐阜の雑誌に掲載された(雑誌名は不明)吉村昭さんの記事を送ってくれたので以下に紹介します。
紺色の衣服 吉村昭  今年の8月上旬、宮城県の石巻におもむいた。石巻は江戸時代、米を江戸に運ぶ奥州随一の重要な港であった。北上川の沿岸に各地から集められた米が、河口にもうけられた石巻の港に運ばれ、それらを載せた廻船が江戸に向かう。その量はおびただしく、江戸の市民の多くがこの恵みを受けた。寛政5年(1793)11月、「若宮丸」という八百石積み、16人乗りの廻船が、米二千三百表余を載せて石巻を出帆、江戸へ向かった。途中、大暴風雨に遭って破船漂流し、翌年5月にアリューシャン列島に漂着した。私は、それまで6件の漂流事故を小説に書いていたが、この「若宮丸」漂流を「漂流記の魅力」(新潮新書)の中で漂流記小説の最後として紹介した。石巻には、「若宮丸漂流民の会」という研究団体があり、その会の招きで講演に出向いたのである。講演会に先立って、石巻市のホールでもよおされていた「若宮丸」関連の資料の展示会に行ったが、展示品の中に帰国者4人の中の1人である太十郎がロシアから持ち帰った衣服もあった。「若宮丸」漂流の小説を執筆中、その衣服の存在を知った私は、太十郎の子孫の家を訪れ、それを見せていただいた。私の生家が紡績業であった関係で興味をいだき、許しを得て指先でふれてみた。紺色の分厚い詰襟服で太い上質の繊維で織られている。当主の父が、戦時中衣服が不足していたので、これを着て山仕事をしていたと言い、そのためすり切れ、、裏地の布が露出していた。その時から1年10ヶ月、私はその衣服に再会したのだが、記憶にある衣服の4分の3ほどに小さく見えた。繊維も張りを失い、わずかに残っていた7個のボタンの最下部の、中ば欠けたボタンも見られない。私の知るかぎり、その衣服は、ロシア領に漂着した漂流民の持ち帰った唯一の貴重な遺品である。研究会の方の話によると、太十郎の子孫の家では、展示会に貸し出したり、見学者に取り出して見せたりして、そのため衣服の痛みが増しているという。繊維にまでふれた私もその罪の一端を負わなければならず、まことに恥ずかしい思いがした。保存方法について研究会の方々は、専門家の意見を入れてこれ以上磨耗しない対策をとりたい、と言っていた。私は萎縮した思いで、紺色の衣服を見つめてた。



494. Re: ジンガロ来日 クマ  2004/10/03 (日) 22:04
いよいよ正式発表になったようですね。朝日新聞とテレビ朝日の主催らしいですが、入場券は、結構いい値段らしいですよ。楽しみですねえ。詳細は追々朝日新聞で発表されるんじゃないのですか。



493. ジンガロ来日 かものはし [URL]  2004/10/03 (日) 15:33
大島さん,こんにちはー。
3/12〜5/8まで,木場公園でジンガロの公演があるそうなんですが。
http://www.ints.co.jp/zingaro/zingaro.htm

詳細ご存知ですか?気になりますー。



492. Re: 笑いの時代 クマ  2004/10/01 (金) 16:14
僕は残念ながら見に行くことができませんでした。そんな素晴らしかったのですね。見れなくて、残念でした。
映像なのだから、なんらかのかたちで、残す方法はあると思うのですが、一回きりの上映で終わるのはとてももったいない気もします。これは少し負け惜しみも入っているのですが・・・・



491. Re: 長崎ツアー案内 クマ  2004/10/01 (金) 16:10
昨日をもって、長崎ツアーの申し込みは締切になりました。
参加者は、仙台から5名、横浜から1名、東京から2名の8名となりました。
ホテル等については、申し込んでいただいた人たちにまたメールでご案内いたします。



490. 笑いの時代 おかまち  2004/10/01 (金) 00:27
エノケン映画を5656会館で見てきました。改めてエノケンの体技の素晴らしさ、面白さを知りました。客席が一体化し、笑いで会場がゆれるという体験は芝居でもなかなかありません。見る側の知的レベルが今より遥かに高かった「笑いの時代」が確かにあったのだのだ感心することしきりでした。
追伸、小泉の涙は許せませんね。

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