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旧デラシネ掲示板 過去ログ

09 2002年9〜12月(No.275-300)

300. Re: 村上貞助の手紙 クマ  2002/12/16 (月) 23:40
この記事はまだ読んでいませんでした。明日早速読んでみます。
レザーノフの時もそうでしたが、ロシア人と身近で接している人間は、きっとなにかわかりあえることがあったのでしょうね。「さらば、まことの友たちよ。私の気持を分かって下さい。そのほかのことは別れがつらくて言えません。」というのは、泣かせますね。これは公式的な発言ではなく、私的な発言だと思います。公的な発言ではなく、こうした実際に歴史の現場で交わされた私的な発言を拾い集めること、それはとても大事だと思います。



299. 村上貞助の手紙 E.HONMA [URL]  2002/12/16 (月) 19:51
12月15日の日経の新聞に、ゴローニンが釈放される時に日本側の通訳だった村上貞助の手紙が発見されたとありました。発見者の一橋大学名誉教授中村喜和名誉教授は、日本人が書いた私的なロシア語書簡としては現存する最古の物と見ているそうです。手紙のあて先は、ゴローニン艦長ら5人で和紙に筆で「さらば、まことの友たちよ。私の気持を分かって下さい。そのほかのことは別れがつらくて言えません。」たあり、村上のロシア語の署名があるそうです。ゴローニンは「日本幽囚記」で村上をわが友と呼んでいたとのことです。以上、お知らせまで。



298. 掲示板タイトルを変更しました おおの  2002/12/09 (月) 14:57
デラシネ通信デスクのおおのです。
月刊デラシネ通信リニューアルに伴い、この掲示板のタイトルを「石巻若宮丸漂流民の会掲示板」から「デラシネ掲示板」に変更しました。
漂流民の会の方だけでなく、広くデラシネ通信読者の方にも使っていただくための変更です。
もちろん、漂流民の会の皆さんもこれまでどおりご愛用くださいませ。
よろしくお願いしまーす!



297. 急遽欠席 雪狼 [URL]  2002/12/06 (金) 18:56
すみません休みが取れないので総会には出られません。すみません。
親父さんを代理に送り込みます。



296. 復帰復帰 雪狼 [URL]  2002/12/03 (火) 16:30
ども。やっと現在のアパートに電話を入れました。
前の住所でもかまいませんが、7日にアパートの住所を教えします。
あと次の例会の討論になりそうな話題を考え、会報用の原稿も書いておりますよう。



295. Re: キセーリョフ善六かもしれません クマ [URL]  2002/11/27 (水) 14:48
またまたたいへんニュースですね。
メールで送っていただいた絵図を見た限り、まわりの人間がかなり大柄なのに対して、かなり小柄なことからも、善六である可能性は強いと思います。
いままで善六に対しては、いろいろな想いを寄せてきた私ですが、絵の中で、善六と会えるとは思ってもいませんでした。こうして善六の姿と対面できることによって、また具体的なイメージが描けるかもしれません。
平川さんには、是非この件に関して会報で書いてもらいたいですね。お忙しいとは思いますが、ご検討下さい。
例会には出席できないとのことですが、いただいた善六の絵図は、プリントアウトして、例会の席で集まった人たちにお見せしたいと思っています。
貴重な情報ありがとうございました。



294. キセーリョフ善六かもしれません ひらかわ  2002/11/25 (月) 14:45
 2000年に兵庫県立博物館が開催した高田屋嘉兵衛の特別展の図録を見ていましたら、「北夷談附図」(函館図書館蔵)という絵図に、なんとキセーリョフ・善六かと思われる人物が描かれていました。ご存じでしたか?

 ゴロウニン捕縛事件の交渉のために函館に上陸したリコルド一行のなかに、背の低い小柄な人物が描かれています。顔つきはとりたてて日本人風というわけではないのですが、一行に善六がいたことは間違いありませんので、この小柄な人物がそうだろうと考えられるわけです。

 善六だろうと言っているのはこの図録の解説をしている兵庫県立博物館の学芸員の方ですが、その可能性は高いように思います。善六の姿をこの掲示板に貼り付けることができるといいのですが。

 ところで若宮丸の例会のある12月7日は、私の所属する東北アジア研究センターで「日本とロシアーその歴史をふりかえる」というテーマで講演しなければなりません。もちろん漂流民の話が中心ですが、この善六の絵もスライドで紹介しようかと思っています。

 講演のもう一つの目玉は、ゴロウニンが日本側に捕縛されたさい、なんと帝国ロシアがアメリカに救援を求めていた文書です。アメリカからも圧力をかけてもらってゴロウニンの釈放を勝ち取ろうとしたようです。アメリカはこれに応じていませんが、ころはちょうどナポレオンがモスクワに攻め込もうとする時期のことです。
 ゴロウニン事件はたんなる日露の紛争ではなく、アメリカを視野にいれた再評価をしなければいけない事件のようです。19世紀に展開した北太平洋をめぐる緊張した国際関係、善六もそうした大きな世界史の舞台に立っていたということですね。
 
 というわけで、残念ながら12月の若宮丸の例会とかちあってしまい、例会のほうは欠席せざるを得ません。申し訳ありません。
 
 



293. Re: え クマ [URL]  2002/11/19 (火) 18:09
> 会報、来てないですよ?
> それでは7日、休みをとるようにします
またしても、会報発送が遅れています。すいません。
今日印刷所からあがったので、明後日発送ということになります。
ところで送り先は以前の住所でよかったでしょうか?



292.  雪狼  2002/11/19 (火) 16:37
会報、来てないですよ?
それでは7日、休みをとるようにします



291. 大阪に伝兵衛研究会が誕生 クマ [URL]  2002/11/01 (金) 17:01
ロシアに渡った最初の漂流民・伝兵衛を顕彰する会が大阪に誕生しました。今年の春大阪で開催された『シンポジウム・ロシアに渡った漂流民』に出席したおり、日本ユーラシア協会大阪府連が中心になって、伝兵衛を研究する会の準備が進んでいることを知ったのですが、いよいよ発足の運びになりました。
 会は、11月9日「ユーラシア友好平和 秋のつどい」の場で正式に発足するとのことです。」
なお伝兵衛研究会に関してのお問い合わせは、日本ユーラシア協会大阪府連までお寄せ下さい。
電話(06)6763−0877(代)
FAX(06)6763−0878
Eメールjes-osaka@ma2.justnet.ne.jp  URLhttp://www2.justnet.ne.jp/ ̄jes-osaka/



290. 12月の例会 クマ [URL]  2002/10/28 (月) 15:42
12月の例会の日取りが決まりました。
12月7日(土)午後1時からで、場所は石巻文化センターです。
詳しくは、来月中旬にお送りする会報、またデラシネ通信11月号のなかの若宮丸漂流民の会のコーナーをご覧下さい。
当会が発足して一年ということで、会計報告、活動方針案についての報告などを中心にした総会もこの日にやります。
レザーノフの遺品発見などについて、私が簡単な報告をしたあと、じっくりと会員の皆さんといろいろなことを話し合う会にしたいと思います。
例会のあと18時ぐらいからは、懇親会ももつ予定です。
皆さんのご参加をお待ちしています。



289. 近況報告 雪狼  2002/10/20 (日) 10:27
ごぶさたしています。
今月より仙台を離れ南方に住んでいます。
電話をまだ通していない現在ネットが使えません。
現住所は石垣先生に知らせてあります。

ちなみに今、養豚の会社にいます。
まったく経験がないのに関わらず事情あって要職を任され、
かなりたいへんな思いをしているのですが。
では、次の総会の時まで!



288. Re: 在ポルト・アレグレ総領事 E.HONMA [URL]  2002/10/16 (水) 19:53
ブラジルからのメールに驚いています。ポルト・アレグレはブラジル最南部の州なのでしょうか。ブラジルにはいくつの日本領事館がありますか。日系人が多いので各州にあるのでしょうか。サンタカタリナ島は、ちょうど日本の種子島のような島ですね。サンタカタリナにはナジェージダ号は1ヶ月半ほど停泊していたようですが、何か手がかりはありそうでしょうか。期待しています。



287. Re: 在ポルト・アレグレ総領事 クマ [URL]  2002/10/11 (金) 16:21
遠くブラジルからのメールありがとうございます。若宮丸にゆかりのあるところからのメッセージにちょっと興奮しています。先日テレビでカナリア諸島のことが紹介されたすぐあとに、若宮丸乗組員5名が次に寄港したサンタカタリーナを管轄する総領事から、お便りをいただくなんて、なんとタイミングのいいことでしょう。
来年は、5人が寄港して200年という記念すべき年にもなるわけですね。是非どんなところなのか教えていただけれはと思います。津嶋さんには早速会員になっていただきました。近日中にいままでの会報その他資料をお送りしたいと思います。
いよいよ当会も国際的になってきました。
さてご質問の件ですが、『環海異聞』の写本はずいぶんたくさん出回っております。現在どの写本がオリジナルなのかについては特定できていません。これを特定することも会の大きな研究課題のひとつになっています。現在当会の理事でもある庄司氏が中心になって、若宮丸関係資料目録を作成しております。この中には、数十冊の『環海異聞』が含まれています。この件については、庄司さんがこの掲示板を見ていれば、もう少し細かく答えてもらえると思います。
外務省にあるという『環海異聞』については、私も知らなかったのですが、簡単に見れるものなのでしょうか。ご教示いただければありがたいです。
さて現代語訳版についてですが、『環海異聞 海外渡航記叢書』( 雄松堂出版、平1)があります。この本は比較的入手しやすいと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。
そして会報にも是非寄稿してください。



286. 在ポルト・アレグレ総領事 津嶋 冠治  2002/10/11 (金) 04:27
前略 私はブラジルにあるポルト・アレグレと言う町にある日本の総領事館の総領事です。若宮丸が1803年にたどり着いたサンタカタリーナは私の管轄地域内ですので、関心をもっています。先般外務省図書館保有の「環海異聞」のオリジナルかコピーか知りませんが、明らかに何部かつくられたオリジナルコピーの一部ではないかと思われます。そこでお伺いいたしますのは、こうした作品は何部作られ、現代語版の作品はないのでしょうか。



285. 写真ありがとうございました クマ [URL]  2002/10/09 (水) 16:44
本間さん写真ありがとうございました。横浜の佐藤さんは、またいらしたのですね。初めての顔の方も何人かいらしたみたいですね。なかなか楽しそうで、なによりです。
それしても天気だったのは良かったですね。私の雨男の汚名は、これで決定してしまうのでしょうか。
次回の例会を楽しみにしています。



284. 遙かなるカナリア見ましたか?   クマ [URL]  2002/10/07 (月) 14:28
昨日テレビで仙台放送四十周年記念番組として中村雅俊の『遙かなるカナリア』という紀行番組を放送していました。仙台でも放送されていたのでしょうか?
カナリア諸島は、ナジェージダ号が寄港としたところなので、興味ぶかく見ていました。いまはヨーロッパのハワイとしてリゾート地として有名なほか、日本からのマグロ船の寄港地でもあったのですね。宮城のマグロ船と中村雅俊の出会いみたいなものも描いていました。
島には結構昔のものも残っているようでした。あくまでも中村雅俊という宮城出身のスターの紀行ということがメインだったので、この島に、若宮丸の5人が、いまから二百年前に訪れていたということは、触れられていませんでした。これに触れながら、いまもなお宮城の船乗りたちが、この島を訪れているというような切り口もあったら、良かったのになあと思ったのは、ないものねだりかなあ。
でもカナリア諸島の映像はなかなか見れないので、とても参考になったのは事実でした。



283. Re: 第4回例会 クマ [URL]  2002/10/07 (月) 14:17
> 先週の第4回例会より1週間が過ぎましたが、今日(10月6日)は石巻中瀬公園において北上川フェアが開催されました。今年で8回目になりますが石巻千石船の会では、毎年若宮丸模型とパネルを展示しています。

一度若宮丸の模型も見なくてはならないですね。たくさんの人がいらしたとのこと、良かったです。
<先週の例会の石巻湊の原稿と写真を近々送りますのでよろしく!
はいお待ちしています。



282. 第4回例会 E.HONMA [URL]  2002/10/06 (日) 20:06
先週の第4回例会より1週間が過ぎましたが、今日(10月6日)は石巻中瀬公園において北上川フェアが開催されました。今年で8回目になりますが石巻千石船の会では、毎年若宮丸模型とパネルを展示しています。今回うす曇でしたが天気に恵まれ、人出も結構ありました。石垣先生も見えられました。さて、先週の例会の石巻湊の原稿と写真を近々送りますのでよろしく!



281. 参加 雪狼@広報部 [URL]  2002/09/19 (木) 13:27
そうそう、忘れていましたが、29日は例によって親父さんとともに参ります。
よろしくお願いします。



280. Re: 収穫 クマ [URL]  2002/09/18 (水) 12:10
いいお話ありがとうございます。
実は最近、同じような意見を当会副会長の木村さんからお聞きしました。次回の会報あたりに、このことを書いてもらうつもりでいます。
私も法華さんに会ってみたいなあ、と思いました。




279. 収穫 雪狼@広報部 [URL]  2002/09/17 (火) 19:39
今日は、とある用事で松山町に行ってきました。
そこで有名な刀匠法華三郎さんと会い若宮丸の話をしてきました。
さすがに法華さんは若宮丸のことをご存知で、大槻玄沢による津太夫酷評のことを、言葉どおりには捕らえない別の解釈をもって語ってくれました。鎖国時代、また日露の対立が激しくなっていた時期、彼らを「なんの知識もない人間」と語り継ぐことによって守ろうとしたのではないか、と。
なるほどそんな考えもあるのかというところです。
会報を法華さんに送ることを約束しました。人間国宝級の方が若宮丸の会に接することで、これからの活動にも大きなプラスになると期待しています。



278. 日露歴史シンポ 平川  2002/09/16 (月) 14:51
 19日の日露歴史シンポは確かに東北アジア研が後援に名を連ねております。あいにく私は別な予定が入っており参加できませんが、うちの山田勝芳センター長が出席しますので、ぜひ声をかけてみてください。



277. 日ロ歴史シンポジウムのお知らせ クマ [URL]  2002/09/13 (金) 11:09
こんな案内をロシア関係の掲示板で見つけました。
グサーノフ氏は、最近『今日の日本』というロシアで出ている雑誌に、若宮丸のことを書いています。
私も、この日パーティーに出席してお会いすることになっています。

第3回日ロ歴史認識シンポジウム 


“日・ロ交流史の「光と影」:ラクスマン根室来航から210年”をテーマとする題記のシンポジウムが、以下の通り開催されます。

皆様お誘い合わせの上、ご参会下さいます様ご案内申し上げます。
また、シンポジウム終了後、引続き参加者一同を含めた「友好と懇親のためのレセプション・パーティ」を開催致します。

            記

日 時 : 2002年9月19日(木)午後3時〜同6時半
   
場 所 : 日本プレスセンタービル 10階ホール
        所在地 東京都千代田区内幸町2-2-1
        電話:03-3503-2721  FAX:03-3503-7271
   
プログラム:(シンポジウム、進行次第):

○総合司会:日ロ交流協会副会長 一樋宥利(山縣記念財団理事長)
○挨拶:日ロ交流協会会長 大道寺小三郎(みちのく銀行会長)
○同上:在日ロシア連邦大使 A.N.パノフ氏
○基調講演:大阪経済法科大学教授 大阪大学名誉教授 藤本和貴夫氏
       ”日ロ関係:ピョートル大帝から現代まで”
○パネル討議:
コーディネーター:青山学院大学名誉教授 木村明生氏
パネリスト: 一橋大学名誉教授 中村喜和氏
       「歴史的隣人としてのロシア」
     : 歴史作家 ヴィタリー・グザーノフ氏
       「19〜20世紀に於ける日ロ間の文学及び文化の関連性について(過去への回想)」
     : イルクーツク国立大学教授 セルゲイ・クズネツォフ氏
       「1945年後(戦後)の日ロ関係史における抑留問題」
     : 埼玉大学教授 澤田和彦氏
       「白系ロシア人と近代日本文化」
○質疑応答

◆参加費用:シンポジウムにのみご出席の場合 ¥3,000円
      レセプション・パーティにもご出席の場合  (追加)¥2,000円


主催)NPO日ロ交流協会、ロシア国際科学文化協力センター、ロ日協会
助成)国際交流基金
後援)外務省、在日ロシア連邦大使館、東北大学東北アジア研究センター、日ロ友好フォーラム

お問合せは、日ロ交流協会事務局までどうぞ。




276. Re: 9月の例会 クマ [URL]  2002/09/12 (木) 17:14
残念ですね。
ところで9月19日東京で、中村善和先生や、グサーノフ氏などをまじえて日露交流についてのシンポジウムがありますが、東北大学東アジア研究センターも後援だか、主催に入っていたような気がします。
平川さんは、この時上京されるのでしょうか?
私はパーティーの方には出席するつもりでいます。



275. 9月の例会 平川  2002/09/01 (日) 13:31
 会報で9月29日の例会のご案内を頂きましたが、この日は大阪に出張で参加できません。本物の若宮丸供養碑を見たかったのですが、残念です。


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