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カフェ・クマ−談話室 過去ログ

2004年7月

2004年7月26日 月曜日 5:42p.m. 「空中ブランコの神話」アップしました

デスク大野です。
下の記事の「空中ブランコの神話」は、『ツィルカッチたち』のページにアップしました。
また、『クマの観覧案内板』の記事からもリンクしています。
どうぞご覧くださいませ〜。

2004年7月24日 土曜日 2:37a.m. 空中ブランコの神話

観劇案内板でも紹介している、いまルスツムゾートで公演している『ワールド空中サーカス』のなかで、文句なしに大きな衝撃を与えているのが、空中ブランコのショーである。だって飛んじゃっているのですよ。イケメン軍団が・・・
この一座の花形スターである、ミーシャが何度も何度も三回転の技に挑むのを見て、どうしても書かなければと思ったわけです。いまのところ『ホットクマエクスプレス』でしか紹介していないのですが、三回転に挑んだ芸人の話、ぜひ知ってもらいたいのです。
お時間があるのでしたら、ぜひ読んでください。


2004年7月7日 水曜日 1:55p.m. 次なるカバレットに向けて

カバレット早稲田が終わった。意図していたことのひとつ新たな観客つくりという点では、良かったと思っている。自分の授業を受けていた学生たちが、どれだけ興味をしめて、どんな反応をするのか、それを見たかったのだが、学生たちも結構きてくれたし、アンケートを読むと、それぞれいろんな反応が書いてあって、面白かった。正直になじめなかったと書くもの、なにがやりたかったのがわからないというもの、こんな面白いもの見たことないというもの、バラバラだった。こうした素直な反応が聞けたのは、良かった。
今回のカバレットは、少人数の出演者で、パフォーマーのやりたいことをまず優先してやりたいということがあった。それで始めたのが、1月30日の桜木町イベントであり、4月の野毛、そして今回のカバレット早稲田であった。
カバレットチッタの3回目の公演は、まとまりもあったし、内容も濃かったとそれなりの評価は得ることはできたのだが、どこか自分のなかではこのままこの路線で行っていいのだろうかという気がしてしかたがなかった。はみ出すようなエネルギー、毒のようなもの、それがそぎ落とされたのかという気がしていたのだと思う。だから上海夜鶯(解散−ふたりのメンバーが残ってチャイソンズとして出演)や元気いいぞうに声をかけ、ステラミラの武井純子の昭和歌謡を聞いて、これだと思い誘ったりもしたわけだ。正直いってコンセプトなしで、こんなメンバーでやったらどうなるのだろうという、実験の意味合いが濃かったと思う。どこかで次なるステップの糸口を探していたのだと思う。
なんとなく見えてきたような気がする。一番大事なこと、それはプロデューサーとしての大島幹雄が、何をするのか、何をしたいのか、それを明確にすることである。当たり前のことなのだが、それをずっといままで迷っていたというか、できない状況をつくっていたのだと思う。なんとなくまわりに合わせてしまうというか、やりたいことをやればみたいな、曖昧なスタンスがあったと思う。どこかで逃げ道をつくっていたのであり、こんなのプロデューサーとしては失格だと思う。自分のなかで、少し整理するのに時間がかかるかもしれないが、次のカバレット、それこそがは真価を問われるものであり、自分にとっても最後の賭けになると思っている。

2004年7月3日 土曜日 0:21a.m. カバレット早稲田に元気いいぞう乱入決定!

久し振りに元気いいぞうから電話をもらった。なんでもいま東京にいるという(ふだんは伊勢太神楽の一員として地方を旅している)。一カ月前にカバレット早稲田に出ないかと誘うために、携帯に電話したのだが、音沙汰なしだったので、そのままにしていた。いまごろになってどんな用件だったのですか、と聞いてきたから、実はこれこれとわけを話したら、いいですよ、でますよというではないか。いまさらメンバーも決まり、打ち合わせも終わってどうかと思ったのだが、出演者に一応確認したら、全員いいじゃないですかということになり、急遽カバレット早稲田に元気いいぞうの乱入出演が決まった。
元気いいぞうは、知る人ぞ知る、カルトお笑いシンガー。黒かったり、エロかったり、とんでもなかったり、まさに変幻自在に社会の闇を歌う大好きな芸人さんである。
実は今回のメンバーが初めて集って公演した1・30桜木町ファイナルイベント『カバレットシャーレ』の時にも元気を誘ったのだが、その時は、自分のソロ公演があり、出演できず、番外編のライブハウス『ドルフィー』でのオールナイトライブにチャイソンズやステラ・ミラと出演してくれた。めちゃめちゃシュールな歌に、観客は度肝を抜かれていた。
その意味で、今回急遽出演してくれることになって、『カバレットシャーレ』でできなかったことが思いもかけなく実現できて、とても良かったと思う。
2回目の「カバレットチッタ」で観客を静まりかえし、『ドルフィー』で熱狂させた男、元気いいぞうが早稲田で今度はどんな風に迎えいれられるのだろう。
楽しみがまた増えた。



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