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編集後記

2002年6月号

 W杯が終わったと思ったら、世の中もう上半期の総決算ムードになっているではないですか。やになります。私にとって上半期のビックニュースは、二回目の救急車体験、いつまでも若い気でいるな、自重が必要だと思い知らされました。糖尿病なんて病気ではないなんて思っていましたが、ほっとおけば血管がボロボロになるわけで、この機会に真剣に治療しなければと思っております。
 モスクワのある新聞の星占いによると、私の星座の獅子座は上半期がダメで、下半期に一気に上昇することになっています。上半期がダメだったのは当たったので、下半期上昇が当たればいいと思っているところです。
 6月はアクセス数が落ちましたね。やはりW杯が関係しているのかもしれないですね。それにしても1カ月間、よくテレビで試合を見たものです。普通はスポーツものを茶の間では見ない我が家でも、奥さん、娘たちも一緒になって見ていました。サッカーの醍醐味を思う存分味わうことができました。
 セネガル、アイルランド、トルコ、韓国といったチームが印象に残っています。
 個人的にはブラジルのように、守りは攻められたらやればいい、いけいけどんどん、組織的に試合を組み立てるよりも、まずは個人の力量でいけるところまではいこうという、あっけらかんとしたサッカーは好みではあります。あういうチームもまとめるのは大変だろうし、一度歯車が狂ったらダメになるとは思うけど、個の力を優先して、束ねるっていうのは、個人的に好きです。トルシエの功績は認めるけど、少し個の犠牲を強く求めすぎたということはいえるのではないでしょうか。
 W杯が終わっていろんなかたちで、いろいろな本が出るのだろうが、個人的には朝日とアエラに記事をずっと書いていた沢木耕太郎の本が楽しみです。
 今月はカバレットチッタがなんていってもメインイベントです。読者の方からも申し込みを何件かいただいています。会場でお会いできることを楽しみにしています。(クマ記)


 サッカーで大騒ぎの世の中がどうにも苦々しく思えた6月でしたが、これはどうやら自分が普段から浮かれ気分なので、周囲まで浮かれてるのが癪に障ったということのようです。ちぇ。
 29日にたまたま横浜・桜木町に行ったら、決勝戦前夜祭とかで人がいっぱいいました。それにあわせて「横浜港国際帆船まつり」ってのもやってまして、でかい帆船が何隻か来てました。でかいって素晴らしい!それに帆船ってムダに優美。100メートルクラスの3隻のうちの1隻はロシアの最大級帆船ナジェジダ号(ナジュジェダ号とチラシにはありました)ですよ!去年の4月には長崎の帆船まつりにも行っていたようです。梅香崎とかにも寄ったんでしょうか。
 30日の昼には全部の船が帆を張ってたらしいです。壮観だったでしょうねぇ。ああ、ワールドカップってでかいお金が動くからこんな豪儀なこともできるんだわ!やっぱり、でかいって素晴らしい!(おおのやすよ)


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