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早稲田大学『ロシア芸術の現在』講義通信2005

第3回 【綱渡りのフォークロア】
参考資料

2005年6月14日

後漢代の綱渡り「走索(ソウサク)」『楽舞百戯図』より

後漢代の綱渡り「走索(ソウサク)」『楽舞百戯図』より

(『中国芸能史−雑技の誕生から今日まで』三一書房)

日本に残る最古の綱渡りの図「神娃登縄弄玉」

信西とは平安時代の公家藤原通憲(1106−59)の法名
唐の歌舞、散楽を信西が模写したといわれる

日本に残る最古の綱渡りの図「神娃登縄弄玉」

蜘蛛舞(または雲舞)

 「奈良朝時代に支那から伝来した散楽の雑戯中、高?(本邦の綱渡り)、都盧(本邦の竿登り)、擲倒(本邦のトンボガエリ)、拗腰(本邦の無骨即ち角兵獅子の曲に似たもの)等諸伎の特長を渾化した一新伎で、室町時代から江戸時代の中期に至るまで、三都で盛んに行われたものである。」(朝倉無声『見世物研究』より)

図版は郡司正勝『かぶき−様式と伝承』より

幕末に流行した綱渡り各種

乱杭渡り

乱杭渡り 乱杭渡り

幕末に活躍した早竹虎吉の『行灯渡り』

幕末に活躍した早竹虎吉の『行灯渡り』

キエフのソフィア寺院の壁画(11世紀前半に描かれたといわれる)

「都盧(とろ)」・「尋橦(じんとう)」のルーツと見られている芸

キエフのソフィア寺院の壁画(11世紀前半に描かれたといわれる)

キエフのソフィア寺院の壁画(11世紀前半に描かれたといわれる)

〔参考資料補遺〕

チュルタギ保存会HP http://www.jultagi.or.kr
古谷津順郎著 「つく舞考」(岩田書院)
郡司正勝「かぶき様式と伝承」(ちくま書房) (学芸書林)
傳起鳳・傳騰龍著「中国芸能史」(三一書房)


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