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【連載】モスクワスクラップ帳

第35回

3月は大統領選挙があったり、地下鉄爆破事件があったり、クレムリン付近で火災があったとなにかと話題にのぼることが多かったモスクワでしたが、私がスクラップしたのは相変わらず、しようもない話ばかりになりました。

9号から
 マレービッチは世界を混乱させる
10号から
 映画ランキング
 イリーナ袴田インタビュー
 オウム真理教は生きている
11号から
 ロシアはユーモアとMCHSのためにつくられた
12号から
 ワレンチン・ディクール「この薬を私は15年間つかっている」
13号から
 いかにしてスラブの芸者になるか−魅惑のトレーニング
 ブラックホールが人々を焼いた


9号から

マレービッチは世界を混乱させる

マレービッチの生誕した年が、1879年なのか1878年なのかはっきりしない。正確には1879年。はじめから混乱させる意図をもっていたのでは。彼の作品の日付もあとで直されたものもある。

 

10号から

映画ランキング

映画の興収ランキング
1.ロード・オブザ・リング、2.ラストサムライ、3.ニモ、4.72メートル(ロシア映画)、5.ゴシック(仏映画)

日本とたいしたかわらないランキングになっている。唯一入っているこのロシア映画気になる。

イリーナ袴田インタビュー

大統領選候補者イリーナ・袴田の選挙前のインタビューによる所信表明。

大統領選は予想通りプーチンが圧倒的勝利をおさめた。かつてそれなりに人気を得ていた民主派への支持がずいぶんと減ってしまった。袴田女史はそれでも6%弱の支持を得ている。

オウム真理教は生きている

1995年に活動を禁じられたオウム真理教だが、現在でも地下活動を続けている。(セクトから若者を救う会の見解)読者の質問に対して。

おそらく麻原の裁判に関連してのものなのだろう。短い記事だが、地下活動を続けているというその内容が気になる」

 

11号から

ロシアはユーモアとMCHSのためにつくられた

今年70歳になったユーモリスト、ジュバニツキイのジョーク集。70歳の誕生日を記念した放映されたテレビ番組のなかで、時間の関係でカットされたものを集めたジョーク。

ロシアで大衆的な人気をもつミーシャこと、ミハイル・ジュバニツキイが久し振りに登場した。

 

12号から

ワレンチン・ディクール「この薬を私は15年間つかっている」

綱渡りの演技中にけがをし、長年車椅子での生活を余儀なくされたが、訓練と治療によりまたストロングマンとしてサーカスに復活したディクールの名前を冠した薬の宣伝。一頁宣伝のなかに、事故のようす、治療などについてもふれてある。

今回の記事のなかでは一番注目した記事。ディクールについてはいつかきちんと紹介したいと思っている。ロシアでもたいへんな人気をもっている人でもある。

 

13号から

いかにしてスラブの芸者になるか−魅惑のトレーニング

モスクワにできた女性のための「現代の芸者」学校の取材記事。一月550ユーロから1000ユーロという高い月謝にも関わらず、たくさんの人が押し寄せている。

これだけの大金を払っての見返りがあるということなのだろう。別に媚びる術を学ばなくてもいいのではと思うのだが・・・」

ブラックホールが人々を焼いた

150人の人たちが一瞬のうちに消えてしまった。こうした事件を拾い上げる。最初の目撃記録は1915年8月軍隊の一師団が消滅したというもの、目撃記録は公式文書に残っている。

ロシア版Xファイルもの。本当なのという眉唾ものなのだが、なぜか気になってしまうのはなぜ?それはロシアで起きたことだからだろう。


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