月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第41回
11月の「論拠と事実」の記事からスクラップしたのは、以下のものです。
2004年11月44号
「待合場所を変えるな」はビソツキイがつくった?
大統領の拳
サッカー――スポンサーゲーム
11月45号
週間ブックランキング
11月46号
タトゥーフル充電
愛と恐怖についての16回
赤いロマンが世界を征服する
11月47号
私は自分の発見を秘密にはしない
日本長寿の秘密
泥棒だった、俳優になった
11月48号
信じられない、だが事実
『論拠と事実』が選んだ今週の芝居
シェフチュク「第三世界がはじまる」
もっとも金持ちなロシア人ともっとも貧乏なロシア人
ビソツキイ主演、スタニスラフ・ガバルーヒン監督のこの映画が公開されて25年になる。この映画のシナリオをビソツキイが書かせて、これをカバルーヒンに映画をとるように提案したというエピソード。
この映画は自分もビデオをもっているが、ビソツキイ主演で話題になった。ロシア人で知らない人がいないだろう。いまだにこんな裏話が話題になるというところにこの映画の人気ぶりがわかる。
エリツィン前大統領の個人テレビカメラマンとなったクズネツォフの回想の一部から
あと2週間でロシアのリーグは終了し、新しいチャンピオンチームが決定するが、こうしたクラブチームのスポンサーについてのレポート。マネーゲームの道具になっている一面もある。
これだけ新しく富豪が生まれてくると、スポンサーとして名乗りをあげる企業は多くなるのだろう。
1 | 村上春樹 「神の子はみな踊る」ロシア語の翻訳として初めて | |
2 | タチアナ・ウスチノーワ 「逆魔術の法則」 | |
3 | アリスの日記 南アメリカの麻薬患者の日記 | |
4 | タチアナ・モスクビーナ「まずいチョコレートへの称賛」 オレク・メニシコフやエレクセイ・ゲルマンなど映画人たちに関するエッセイ |
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5 | オリガ・ヤコブレーワ 「もし知っていれば」演劇人についての回想、エフロスについて |
やはり村上春樹の人気は根強い。
昨日のスター、タトゥが久し振りに人前に姿を現す。ロンドンの「ウェンビリスタジアム」で開かれたコンサートで二曲(いま録音中のアルバム「タトゥーシカ」の曲)披露。ユーリャはお母さんになっていた。
もうダメだろうこのデュオは。悪あがきしているような気がしてならない。
ルィバコフの小説「アルバート街の子供たち」が刊行からおよそ20年後、映像化された。これは16回シリーズとしてテレビ放映される。
これも見たい映画。話題になっている「モスクワのサガ」ど同じように、スターリン時代のことを回顧することができるようになったということなのだろうか。
アブラモビッチの評伝がイギリスで刊行されたが、この本を出版するためにアブラモビッチ自身がいくら金を支払ったのかとか噂が飛び交い話題になっている。この著者ドミニク・ミッドグリンとクリス・ハットチンサのふたりにインタビュー。
イギリスのサッカチーム、チェルシーを買収、すっかり有名になったアブラモビッチの、一種売名行為のような気がしないでもないが・・・
交通事故で半身不随になりながら、独自の治療法で再びサーカスの舞台に立った男、ディクールのつくった薬についての宣伝。読者からの質問に答えるかたちで、薬の効用をわかりやすく説明
とても気になっているディクールの宣伝なのだが、特別な治療方法とか訓練があるのかと思っていたが、薬もつくったようだ。漢方薬のようなのだが。
世界の長寿大国日本の秘密は、魚を多く食べることにある、その魚に含まれていた成分のなかに、わが国の死亡率ナンバーワンとなっているアテローム性動脈硬化を防ぐものがあることがわかった。それをもとにしてつくったオメルガノールという補助栄養剤の宣伝。
魚はいいとはよく聞くし、最近同じようなことをロシア人から聞くが、それだけで長生きしているわけではないと思うのだが・・・。
映画「道ばたの天使」に主演した15才のワシリー・リクシンは孤児院にいるところをプロデューサーに見つけられた。映画の撮影後、監督とプロデューサーのふたりの娘をもっている夫婦は、この少年を正式に自分たちの子供にすることになった。
カネフスキイの「死ね、生きろ、蘇えれ」という映画はとても好きな映画だったが、あの映画に主演した不良の男の子が、その後犯罪を犯し、少年院に入る。共演した女の子と一緒にそこを訪ねて、また映画をつくるのだが、それをふと思い出した。
ウラルの町アスベストの猫アエチは、23キロもあるでぶ猫。ギネスには登録されていないが、飼い主はいずれ登録したいと考えている。身長69センチ、ウェスト70センチ。
コメント 写真がついているのだが、まあとんでもないでぶ猫である。食べるしか趣味がないというが、あの体型だと、いったん座ったら、もう立てないのではないだろうか。
フォメンコ劇場 「三人姉妹」
チェーホフ劇場 「人間がもっているものすべて」
コンサートホール大劇場 「ヒーローなきポエム」アーラ・デミドローワと聖ニコライ合唱団とのコラボレーション。アフマートワの同名の詩をモチーフ
モスクワ芸術座 「月の怪物」
ワフタンゴフ劇場「二匹のうさぎを追って」
デミドローワのインタビューあり
確かディミドローワは、日本に来たことがあり、シアターΧでモノドラマを演じたのではなかったかと思う。このアフマートワの作品をモチーフにした芝居、興味がある。
ペテルブルグから120キロ離れた郊外で、曲づくりにはげむDDTのシェフチュクのインタビュー。ウクライナの大統領選挙の混乱で騒ぐこと事態に疑義をはさむ。
久々のシェフチュク登場。時代と政治について思い切り語る。おそらくこういう記事がでる時はアルバムの発売が近いということだ。こんどのはどんなアルバムなのだろう。楽しみだ。
政治家、石油王、スーポーツマン、銀行家、作家など金持ち10人の簡単なプロフィールと、年金生活者、かつてスポーツで活躍したがいまは無収入の貧乏人10人を紹介。
ロシアならでのまさに天国と地獄物語。金持ちたちのプロフィールよりも、貧乏人たちのプロフィールが群を抜いて面白い。最近になく面白いルポである。
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