月刊デラシネ通信 > アートタイムズ > アートタイムズ Vol.3
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神彰が中心となって日本の文化に旋風をおこした興業会社アートフレンドの志を継ぎたいということで、アートフレンドが出していた「アートタイムズ」を2006年に復活させて、今回が3号目になります。今回はロシアアヴァンギャルドを文化論として位置づけ、数多くの著作、論文を発表している早稲田大学教育学部教授桑野隆先生を責任編集に迎え、「新レフ―最後のロシア・ヴァンギャルド―」という特集を組むことができました。 「新レフ」が目指した事実の芸術により深く迫るために、ロトチェンコの写真を数多く掲載、さらにはほとんどとりあげられることのなかったトレチヤコフの戯曲『子供が欲しい』を紹介しています。また「新レフ」全号の目次を表紙と共に紹介、写真家によるロトチェンコ論、気鋭のロシア研究者による映画論、文芸論など厚みをもった内容になっています。ロシアアヴァンギャルドの中でも徒花のような存在だったといえる「新レフ」の志には、追い詰められながらも、なんとか活路を見いだそうという熱い魂があったと思います。この魂を少しでも伝えることができたのではないかと思います。 |
表紙 |
裏表紙 |
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■『新レフ(Новый Леф 新芸術左翼戦線)』:1927〜28年にかけて12号を刊行したロシア(当時はソ連)の雑誌。 1923〜25年の『レフ(Леф 芸術左翼戦線)』の後を受けて創刊した。 |
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