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2011.10.04 / 更新2014.01.18

アートタイムズ

 雑誌「アートタイムズ」は、デラシネ通信社が毎号ひとつの特集をじっくりお届けする不定期刊行のワンテーマ・マガジンです。

 戦後間もない1950年代半ばから60年代にかけて、ドン・コザック合唱団やレニングラード・フィル、ボリショイ・サーカス、ボリショイ・バレエ、アート・ブレイキーなどを次々と招聘して公演を成功させた風雲児、神彰。彼が率いたアートフレンドアソシェーション(AFA)が毎月発行していた「Art Times」は、公演のPR誌の枠を超え、詩、エッセイ、時評など実に多彩な誌面から構成されたエネルギーに満ちた雑誌でした。
彼らが最初に招聘したドン・コザック合唱団日本公演から50周年を迎えた2006年、彼らの高い理想と志を引き継ぎ、現代に蘇えらせたのが雑誌「アートタイムズ」です。

 【謹告】7号「ハマ野毛復活」・8号「桑野塾という《広場》」はご好評につき売り切れました。

◎発行:デラシネ通信社

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最新号

アートタイムズ11号

アートタイムズ No.11

タキエさんがいた!
ドイツの肝っ玉母さん ルジチカ多喜枝の生き方

「困っている人を放っておけないの」

涙もろく、世話やきで、食べることと猫が大好き。
40年以上ドイツに暮らし、日独友好の橋を架け続けた
ひとりの日本人女性の生き方を41人の思い出でたどる――

●2014年4月25日発行 ●B5判 本文96ページ ●ISBN 978-4-87559-289-1 ●定価 (本体 800円+税)

★今号(No.11)より、書籍として一般書店やAmazonでもお求めいただけるようになりました!→取扱い書店

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アートタイムズ取扱い書店一覧

下記書店でもお取り扱いいただいています!
手にとってご覧になりたい方はぜひどうぞ。(2012.02.20更新)


11号 取扱い書店
東京都 八重洲ブックセンター 本店8階(JR他・東京駅)
往来堂書店(JR日暮里駅・千代田線千駄木駅他)
あゆみブックス 早稲田店(東京メトロ・早稲田駅)
芳林堂書店 高田馬場店(JR高田馬場駅)
オリオンパピルス(JR立川駅)
神奈川県 有隣堂 伊勢佐木町本店1階(JR関内駅)
Web Amazon

※11号よりISBNコードが付いたので、一般書籍として全国の書店からもお取り寄せいただけます!


1~11号 取扱い書店

※アートタイムズ各号の在庫状況については、各店に直接ご確認ください。

古書赤いドリルさんのディスプレイ
古書赤いドリルさんのディスプレイ
東京都模索舎(JR他・新宿駅)
古書ほうろう(JR日暮里駅・千代田線千駄木駅他)
ナウカ・ジャパン(東京メトロ・神保町駅他)
古書ますく堂(東京メトロ他・池袋駅)
古書カフェくしゃまんべ(JR他・王子駅)※4・6号
大道芸・サーカスなどパフォーミングアートの専門店です!
古本 なべや(東京メトロ・新中野駅) 新規!
神奈川県 たけうま書房(京急黄金町駅他)※9・10号
愛知県 リトルワールド(名鉄犬山駅ほかから直行バス)
TEL:0568-62-5611 ※10号のみミュージアムショップにて販売
Web トマソン社 ※3・7号以外全号

★ただいま取扱い書店様を大募集中! メールでお問い合わせください。

★発行人・大島幹雄がアートタイムズ取扱い書店を巡るエッセイを連載中!
【連載】彷書店紀行 ―アートタイムズを置いてくれる店を探して―

バックナンバー

アートタイムズ2006
アートタイムズ2006(創刊号)
神彰とアートフレンド

2006年7月17日発行
B5判 本文12ページ/定価300円(税込)

神彰とアートフレンドアソシエーション(AFA)の志を現代に蘇らせたい!
彼らの足跡をさまざまな角度から辿る。


長谷川濬の詩から/刊行の言葉 大島幹雄/モスクワに眠る神彰の記録をひもとく 半谷史郎/クラシック界へ大きな衝撃を与えたAFA 大谷政和/ボクは民間芸術領事(アートタイムス創刊号より) 神彰/AFA公演記録/長谷川濬と函館 大島幹雄/芦沢丸枝さんの回想から

アートタイムズ No.2
アートタイムズ No.2
特集・インド魔術

2007年4月21日発行
B5判 本文12ページ/定価300円(税込)

不思議な国インドのマジック(手品)は、「魔術」と呼ぶにふさわしい――
怪しくも魅力的なインド魔術の世界を、気鋭の研究家山田真美を迎え、じっくりと見つめる。
来日中のインド人マジシャン、イシャムジンの公演レポートあり。


ジョン・アーヴィングの小説から/「グリグリ」のおまじないで、インド魔術に導かれ…… 大島幹雄/対談・魅惑のインドマジック 山田真美×大島幹雄/インド魔術実見記 上島敏昭/インドマジック観覧記 おおのやすよ/インディアンロープの謎 大島幹雄/シネマテーク/今月の一杯「りゅうほう」

アートタイムズ No.3
アートタイムズ No.3
特集・新レフ
―最後のロシア・アヴァンギャルド―

責任編集●桑野 隆
2008年5月28日発行
B5判 本文24ページ/定価500円(税込)

2013.11.22 販売を再開しました!

ロシア・アヴァンギャルドで繰り広げられた芸術的試行錯誤の数々。雑誌『レフ』が挫折した後に創刊された『新レフ』は、最後のアヴァンギャルドであった――
今見ても新鮮な驚きに満ちたこの雑誌に集った人々が目指していたものは何だったのか。全12号の全目次を掲載。ロトチェンコによる印象的な表紙の画像をはじめ、引用図版多数。


読者諸君!/いまなぜ『新レフ』か 桑野隆/『新レフ』全号全目次/未上演の討論劇『子どもがほしい!』 桑野隆/ロトチェンコの写真から思うこと~ライカ/ラクルス/北代省三~ 大日方欣一/永続革命のルポルタージュ~トレチヤコフと竹中労~ 大島幹雄/ヴェルトフとエイゼンシテインを超えて 八木君人/トゥイニャノフ&ヤコブソン「テーゼ」と『新レフ』編集部の齟齬 朝妻恵里子/シネマテーク/今月の一杯「萬里」

アートタイムズ No.4
アートタイムズ No.4
特集・道化師が日本にやってきた!
―クラウンカレッジ・ジャパンから20年―

2009年4月17日発行
B5判 本文28ページ/定価500円(税込)

日本がバブルに沸いていた時代、道化師(クラウン)を養成する学校がアメリカから海を越えてやってきた!
学校は、たった3年で幕を閉じてしまったが、66人の卒業生の中には今もクラウンとして活躍している者も多い。彼らが「クラウン」にかけた思いを探りながら、「クラウン」の本質に迫る。
明治初期に欧米で話題をさらった日本人軽業師たちを紹介した衝撃の書「日本人登場」の三原文によるコラムも掲載。


クラウンカレッジ・ジャパンがやってきた時代 大島幹雄/クラウンカレッジ・ジャパン年表/三雲いおりインタビュー クラウンカレッジとは何だったのか/道化師を夢見た人たち 卒業生アンケート/道化師たちは地下室から旅立った~プラコメ、カバレットから昼下がりの冗事へ~ 大島幹雄/ブロードウェイの道化役者ジョージ・L・フォックス 三原文/シネマテーク/今月の一杯「ちくま」

アートタイムズ No.5
アートタイムズ No.5
野毛版・平岡正明 葬送パレード

責任編集●福田 豊
2009年12月20日発行
B5判 本文48ページ/定価800円(税込)

2009年7月に急逝した天下御免の評論家・平岡正明を、彼を愛し、彼に愛された横浜・野毛の街の濃い面々が、笑顔と涙のパレードで送る――
かつて平岡が編集長をつとめた伝説のB級タウン誌「ハマ野毛」の復活かと見まごうばかりの豪華執筆陣。野毛大道芸・大道芝居の首謀者「ウソつき萬里」こと福田豊の責任編集、野毛を取り続ける写真家・森直実の写真(表紙絵も)、そして野毛の良心・大久保文香の強力バックアップを得て、大増量48ページ!


[弔辞] 山下洋輔・梁石日・田中優子/鼎談『野毛に生きた平岡正明』 平岡秀子×福田豊×大久保文香/伝説のB級タウン誌『ハマ野毛』全号全目次/実録・大道芝居誕生記 大島幹雄/俺たちの平岡さんへ~荻野アンナ/関谷浩至/山崎洋子/中村行宏/高橋長英/朴慶南/三森ひろみ/関口誠一/平木茂/石山和男/三代目彫よし/柴田浩一/秋山祐徳太子/宮本和雄/流郷/美濃瓢吾/村中豊/森直実~/今月の一杯スペシャル『萬里』の秘法19番 平岡正明

アートタイムズ No.6
アートタイムズ No.6
「サーカス学」誕生

2010年7月25日発行
B5判 本文60ページ/定価800円(税込)

「サーカス」という切り口から見えてくる新しい世界、新しい幕末――
4号で好評を博した「日本人登場」の三原文が満を持してアメリカの研究者ジョン・コヴァックとタッグを組んだ魅惑の「リズリー「先生」小伝」(軽業師・興行師のリチャード・リズリー・カーライルの伝記)をはじめ、「サーカス」を切り口に多様な研究者たちが集結。「サーカス」から学問を見つめるとき、新たな可能性が広がっていく。


リズリー「先生」小伝 ジョン・コヴァック、三原文/ニコライ・フォレッゲル―サーカスに魅せられたロシア・アヴァンギャルド演劇 永重法子/韓国におけるサーカスと女性 林史樹/サーカスと映画 グロテスクな祝祭―フェリーニとブラウニング 高崎俊夫/ロシア放浪―追跡・ヤマダサーカス 大島幹雄/サーカスの本棚/[サーカス学者列伝]スチュアート・リロイ・セイヤー 三原文/サーカスに魅せられた人々―ドイツ東部を中心に 大塚仁子/エヴゲニイ・クズネツォフ 桑野隆/阿久根巖―私のサーカス学事始/ルドルフ・スラフスキイ 大島幹雄/今月の一杯「ブーシェル」

アートタイムズ No.7
アートタイムズ No.7
「ハマ野毛」復活 
ヨコハマ野毛は「げい」の街!

責任編集●森 直実
2011年4月10日発行
B5判 本文64ページ/定価800円(税込)

売り切れました

5号「野毛版・平岡正明葬送パレード」の興奮が忘れられず、ホントに「ハマ野毛」を復活させちゃった!
野毛は鯨と芸とゲイの街。鯨料理で町おこしをしているこの街から飛び出して反捕鯨団体シーシェパードの「あの船」に乗った親川久仁子の手記をトップ記事として、鯨と芸とゲイにまつわる硬軟取り混ぜた記事の数々。いろんな意味でスペシャルな街、横浜・野毛の現在・過去・未来が交錯する。


横浜余情「大岡川」 森 直実/[ヨコハマ野毛は「げい」の街!]シーシェパード親川久仁子の主張/捕鯨を支える若者たちは、いま―現場からのメッセージ 山川徹/オーストラリア人シェフクジラを食べる 大久保砂智子/野毛闇市精神―使いまわしだぜ人生は 福田豊/野毛大道芸フェスタ 橋本友希/野毛芸能史 布目英一/凱旋公演 石山和男/ Somebody Cares誰かが見ててくれる。 柴田浩一/大芸術野毛派四人衆 秋山祐徳太子/稽古場が欲しい―フラスコがあったころ― ジャグラー ラミロ/野毛ゲイバー考 大久保文香/[野毛界隈]山崎洋子/福山誠司/タカムラノリコ/三木崇/梅澤聖晃/ダメじゃん小出/金原亭馬吉/森直実/[座談会]横浜映画人、野毛を語る 中村高寛×梶原俊幸×草野康太/ストリップ観戦記・光音座突入記 田村行雄/[芸談]Yukki YOYO / un-pa /ハマの浜幸 石井幸雄/[平岡正明追悼]山田一廣/田中元樹/平岡正明先生書斎御開帳 大久保文香/[短編小説]春の嵐がくる前に 村中豊/今月の一杯『喫茶みなと』ハイボール 縄☆レンジャーU.T

アートタイムズ No.8
アートタイムズ No.8
桑野塾という《広場》

責任編集●武隈喜一
2011年10月15日発行
B5判 本文64ページ/定価800円(税込

売り切れました

ロシアにこんな人がいた!
そして、そんな研究をする人々が集まってくる広場がある――

ジャンルを超えてお互いを刺激しあいながら活動してきた《広場》、桑野塾。その桑野塾の第1回~9回の報告者による刺激的かつ意欲的な研究の紹介。
特に第9回の「佐野碩スペシャル」はダイジェストを収録。佐野碩研究者は必見!


《広場》をつくる 武隈喜一/抄録 桑野塾第9回「佐野碩スペシャル」亡命者 佐野碩 加藤哲郎/国際革命演劇運動家としての佐野碩1931-1945 田中道子/フリートーク/ディミトリー・ティオームキンと群集劇、西部劇 武隈喜一/エラスト・ガーリンとメイエルホリド 武田清/シャガールと演劇・サーカス・祝祭 桑野隆/ロシアのロックとジャズ フョードロフとヴォルコフ 嶋田丈裕/アンドレイ・タルコフスキー、〈時〉のつくる詩 古川忠臣/シマダの謎を追う 大島幹雄/ムヘンシャン モスクワ放送最初の日本人アナウンサー 島田顕/ロシア未来派の父ブルリューク 鈴木明/ブルリューク・ギャラリー/小さな誌上展示会/塾長挨拶に代えて 桑野隆/今月の一杯 『金の鈴』

アートタイムズ No.9
アートタイムズ No.9

可能性としての満洲

2012年10月10日発行
B5判 本文48ページ/定価800円(税込)

演劇、映画、写真、そして文学――
芸術を魅了した「満洲」という理想郷

満人、漢人、朝鮮人、蒙古人、いくつもの少数民族と露西亜人。それぞれの生活様式と文化をもつ人々が暮らす広大な大地「満洲」。
そこへ日本から旅立っていった若者たちは、「満洲」に何を求めたのか。いまだ発掘されざる彼らの夢のありかを掘り下げる。 芹澤桂の読み切り小説『出立前夜』と、なんと『満州国演義』の船戸与一氏のインタビューも!


[演劇]満洲における中国・日本・ロシアの演劇活動 上田洋子・鈴木直子/[映画]満洲映画協会と「新京」の映画館 上田 学/[写真]満洲へのノスタルジア 淵上白陽と満洲の写真を巡って トゥタッチコワ・エレーナ/『 満州国演義』 船戸与一インタビュー/[文学]満洲大陸 夢先案内人 在満作家・長谷川濬をめぐって 魏 舒林/[文学]大興安嶺探検隊と長谷川濬 大島幹雄/[小説]出立前夜 芹澤 桂/今月の一皿「居酒屋かかし」

アートタイムズ No.10
アートタイムズ No.10
「サーカス学」出帆!

2013年7月24日発行
B5判 本文76ページ/定価800円(税込)

テントの向こうに広がる知の森には、
たくさんの数奇な人生がかくされている――

「サーカス学」がいよいよ船出する。
「サーカス」という言葉のなかった太古の昔から、世界中のあらゆる町で庶民を魅了してきたこの芸能。
文学、美術、音楽、歴史、政治、社会、科学、フォークロア……
さまざまな切り口からサーカスにアプローチすることで、新しい世界が見えてくる。
日米独露の研究者による「サーカス学」の最新の成果!


幕末の日本で見世物興行師になる 三原文/奥田弁次郎とバロフスキイ 大島幹雄/[世界のサーカス学はいま]劇場を出れば涙雨 R・H・セイヤーズ/ドイツのサーカス G・ヴィンクラー/コスチュームの可能性を探る A・M・ズプコワ/[私のサーカス逸品]大塚仁子/大島幹雄/芹澤桂/[対談]「サーカスの世界」から「詩的言語としてのサーカス」へ 桑野隆×大島幹雄/Circus Book Review 三原文/[小説]俺はマスト 芹澤桂/今月の一杯 古書カフェ「くしゃまんべ」

アートタイムズ No.11
アートタイムズ No.11
タキエさんがいた!
ドイツの肝っ玉母さん
ルジチカ多喜枝の生き方

2014年4月25日発行
B5判 本文96ページ/定価(本体 800円+税)
ISBN 978-4-87559-289-1

「困っている人を放っておけないの」

涙もろく、世話やきで、
食べることと猫が大好き。
40年以上ドイツに暮らし、
日独友好の橋を架け続けた
ひとりの日本人女性の生き方を
41人の思い出でたどる――


渡辺正人/笹川拓真/丸山富仁/加山勤子/大川若菜/田宮俊作/平山孝男/安国和美/斎藤昇/高橋養治/大江勝雄/森本真紀/森岡千代子/大島幹雄/マリア・サワダ/大塚仁子/酒見謙三/丸山あゆみ/一條憲治/西村一代/海老名廣美/山田徹雄/福島智子/阿部敬子/シュミット・村木眞寿美/中村正子/ベッツ潤子/安田信子/磯益子/ツァイリンガー稲葉桂子/礼子・フォン・ハッセルバッハ/小松裕文/小松慶子/磯・ハウプナー文枝/ショルツ婦美子/シスター・マリア・チェリナ/筑紫俊子/ダニエル・J・ルジチカ/洋子・シュタール/佐藤恵美子/佐藤博/[座談会]多喜枝さんのこと/[インタビュー記事]東から手繰りよせた紅い糸/[手記]闘病記――「貴女の余命はあと三ヶ月ですよ」と二回、ガンを告知されてから私はどう生きてきたか/孫と過ごせる幸せな時間/この頃思うこと/多喜枝・ルジチカ 略年譜/タキエさんが暮らした町/タキエさんのレシピ/タキエさんからの手紙/今月の一杯 ビアバー「ブーシェル」グラーシュ