長谷川 濬
“赤い呼び屋”神彰のアート・フレンド・アソシエーションを追ううちに出会った長谷川濬という男。
バイコフの「偉大なる王」の翻訳者として、また、「丹下左膳」の海太郎(林不忘)、画家の
函館、満州、そして、海――
長谷川濬という作家の足跡をたどる。
記事一覧
- 長谷川濬―彷徨える青鴉
- 2004.08.13 公開 / 2011.05.26 更新
- いま私の手には、『青鴉の手記』というノートのコピーがある。100冊以上も残されたこのノートは、長谷川濬という男が1952年から死ぬまで書きつづけていたものだ。
日記というよりは、作品メモ、試作、感想雑記、読書ノートとともいえるこの手記を手にし、読むなかで、私は長谷川濬という男の魅力にとりつかれてしまった。
彼の足跡をたどる旅がはじまる―― - 長谷川濬 作品リスト
- 2004.08.14 公開
- プロローグ 負けつづけた男-長谷川濬
- 2004.08.14 公開
- 第1回 長谷川濬略譜
- 2004.09.18 公開
- 第2回 『青鴉』は飛んだ――「青鴉の手記」
- 2004.10.17 公開
- 第3回 長谷川濬作品紹介1 「夢遊病者の手記」
- 2005.01.21 公開
- 長谷川濬「夢遊病者の手記」
- 2005.01.21 公開
- 第4回 挫折のはじまり
- 2005.01.30 公開
- 第5回 青鴉誕生-満の死
- 2005.03.02 公開
- 第6回 再び、海へ-新生を賭けて
- 2005.03.15 公開
- 第7回 ウルトラマリンの底の方へ
- 2005.04.02 公開
- 第8回 ポールトのなかの海
- 2005.05.01 公開
- 第9回 長谷川濬作品紹介2 「サハリン航海記」
- 2005.05.01 公開
- 長谷川濬「サハリン航海記」
- 2005.05.01 公開
- 第10回 ヴロジャーガの唄
- 2005.06.02 公開
- 第11回 死して成れり
- 2005.08.14 公開
- 第12回 長谷川濬の戦後文学
- 2005.10.27 公開
- 第13回 長谷川濬作品紹介3 「風の人」
- 2005.11.23 公開
- 長谷川濬「風の人」
- 2005.11.23 公開
- 第14回 風の人
- 2006.02.19 公開
- 第15回 王道夢幻
- 2006.05.15 公開
- 第16回 長谷川濬作品紹介4 「王道夢幻」
- 2006.05.15 公開
- 長谷川濬「王道夢幻」
- 2006.05.15 公開
- 第17回(最終回) 「虎」へ帰る その1
- 2007.01.31 公開
- 第17回(最終回) 「虎」へ帰る その2
- 2007.01.31 公開
- 連載を終えて
- 2007.05.30 公開
- 長谷川濬が残した日記を私が読むことになったのは、宿命だったように思えてならない。長谷川濬が残した百冊あまりの日記、それはいつも誰かにむけて語りかけていた。その誰かとは自分ではなかったのか。生きることで精一杯だった彼が書き散らしたものをまとめること、それが彼が残した日記を読むことになった私の使命ではなかったのか。・・・
- 出版頓挫中・・・
- 2011.05.26 公開
- 長谷川濬の処女作『或るドクトルの告白』発見!
- 2010.03.03 公開
- 長谷川濬の処女作の存在を知ったのは、彼が書き残していた日記ノートを読んでいるときだった。・・・
- 長谷川濬函館散文詩集「木靴(サボ)をはいて」発刊 長谷川濬さんの墓前への報告
- 2009.04.19 公開
- 長谷川濬函館散文詩集『木靴をはいて』が刊行されたことを、誰よりも先に報告しなければならない人がいた。作者の長谷川濬である。・・・