2011.10.04 / 更新2012.11.07

アートタイムズ No.7
「ハマ野毛」復活 ヨコハマ野毛は「げい」の街!

  • 発行人:大島幹雄
  • 責任編集:森直実
  • 出版社:デラシネ通信社
  • 発 行:2011年4月10日
  • 体 裁:本文64P / B5判
  • 定価(税込):800円

伝説のタウン誌「ハマ野毛」 復活の7号!

★ご好評につき完売いたしました!

 いまは亡き編集長平岡正明が「金の切れ目が縁の切れ目」とタンカを切って、 タウン誌『ハマ野毛』を6号で廃刊したのは、1994年のこと。惜しまれつつ、 憎まれつつ、この世を去り、地獄の底を彷徨っていた『ハマ野毛』を、今回この 『アートタイムズ』の中で甦らせることになった。
 今回は、野毛は「げい」の街ということで、鯨、芸能、ゲイという切り口で 野毛の街を彷徨ってみた。相変わらず面白い街である。さらに、かつて 『ハマ野毛』に書きたかったのに廃刊したために書けなかった人たちも 今回数多く寄稿してくれている。当時ボツになった原稿も日の目を見ることになった。
 過去も未来も現在も、いつもごったがえしている野毛に相応しい7号となったのではないかと思う ――

(巻頭のことばより)

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目 次

横浜余情「大岡川」 森直実  表紙裏
横浜と野毛を見つめ続ける写真家・森直実の真骨頂。

ヨコハマ野毛は「げい」の街!  2

 シーシェパード親川久仁子の主張 親川久仁子  4
 捕鯨を支える若者たちは、いま ― 現場からのメッセージ 山川徹  8
元、野毛「波の上」・「野毛通信社」のママにして、捕鯨船を追ってシーシェパードのボブバーカー号に乗り組んでいた親川久仁子さんからのメッセージと、捕鯨の現場を追い続けるライター山川徹氏からの特別寄稿をお二人から寄せられた迫力の写真満載で 堂々の巻頭掲載。

 オーストラリア人シェフ クジラを食べる 大久保砂智子  12
 野毛大道芸フェスタ 橋本友希  13
 野毛闇市精神――使いまわしだぜ人生は 福田豊  14
「鯨」――捕鯨基地ではないけれど、野毛はクジラの町。そのルーツは戦後の闇市にあった。

 野毛芸能史 布目英一  16
 凱旋公演 石山和男  18
 Somebody Cares 誰かが見ててくれる。 柴田浩一  19
 大芸術野毛派四人衆 秋山祐徳太子  20
 稽古場が欲しい――フラスコがあったころ ジャグラー ラミロ  22
「芸」――野毛といったら、大道芸にジャスにサンバ。町に息づく芸の力。

 野毛ゲイバー考 大久保文香  24
「ゲイ」――東京から適度に離れた野毛は、かつて新宿二丁目に次ぐ一大ゲイタウンであった。

野毛界隈  25

 黄金町 異界への扉 山崎洋子  26
 野毛町 カンパリ談義 福山誠司  28
 都橋 私がママになったわけ タカムラノリコ  30
 都橋 会員番号二〇〇六五 三木崇  31
 酒の街 ヨコハマへの道のり 梅澤聖晃  31
 京浜急行 赤い電車 ダメじゃん小出  35
 酒の街 赤提灯 金原亭馬吉  36
 猫の街 野毛猫伝 森直実  47
野毛に集う人々の、それぞれの野毛への思い。

座談会 横浜映画人、野毛を語る 中村高寛×梶原俊幸×草野康太  37
『ヨコハマメリー』の中村監督、黄金町のミニシアター「ジャック&ベティ」の梶原支配人、若手実力派俳優・草野康太。
横浜出身30代の映画人が熱く語る横浜と野毛の未来。

日之出町突撃隊が行く! 田村行雄
 その1 ストリップ観戦記  33
 その2 光音座突入記  46
森センパイに頼まれちゃったら、突撃するしかないもんなー。

芸談
フランスで得たもの、変わったもの。 Yukki YOYO  42
ロービングパフォーマンスについて思うこと un-pa  44
第一線で活躍中のパフォーマーが芸について語る。

ハマの浜幸 石井幸雄  49
元祖馬鹿鍋屋にしてサンバチーム「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」の拠点、「浜幸」。
今は亡き店主・石井さんの激動の半生を福田豊が聞き書きした原稿が今、日の目を見た!

平岡正明さんは俺の心の兄貴だ 山田一廣  52
街に出なけりゃ始まらない 田中元樹  53
平岡正明先生書斎御開帳 大久保文香  54
本家「ハマ野毛」編集長、平岡正明さんが亡くなって1年半――「野毛の平岡さん」はまだここにいる。

短編小説 春の嵐がくる前に 村中豊  49
「アートタイムズ」初の短編小説!

グルメタイムズ・今月の一杯 『喫茶みなと』ハイボール 縄☆レンジャー U.T  62
都橋マーケットの向かいにある趣きあるバー、「喫茶みなと」で飲む極上のハイボール。
バーなのに喫茶とは、これいかに。

次号予告・バックナンバー
編集後記


  • 欄外に「野毛twitter」27つぶやき! 野毛に飛びかう噂話の数々。真偽のほどは保証しません。
  • 表紙も含め写真は5号でもおなじみ、画家・野毛を撮り続ける写真家にして今号責任編集者の森直実(大道芸実行委員会アートディレクター)!

■お詫びと訂正:
 巻末の目次ページで、「野毛大道芸フェスタ」(p.13)と「野毛闇市精神」(p.14)をそれぞれp.15、p.13として順番を逆に掲載してしまいました。すみません!
 正しくは上記一覧のとおりです。お詫びして訂正します。

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