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カバレット・チッタ制作ノート7

カフェ・クマでは公演に向けてのご意見をお待ちしています!

カバチッタVol.4に向けて・・・

1 ネタ探し
2 Power Boms


1 ネタ探し

2003年12月6日 土曜日 0:30a.m.

 Vol.3が終わって、3ヶ月になろうとしている。来年2月ぐらいにはVol.4をと思っていたが、なにも準備ができないでいる。2月は無理、5月の連休あけぐらいにしたいなあと内々では話している。年内にはスケジュールをだしたいと思う。
 3回目にして、当初やりたかったことが初めてまとまったかなあという気がしている。これで固定するのではなく、また趣向をかえてやっていきたい。ということで、なにか違う毛色のもので、ピーンときたものについては見に行くことにしている。制作ノート7は、とりあえず自分がこれまでみてきたもので、気になったものの観覧記録を紹介していこうと思う。

 そんなことを思ったのは、今日慶応大学日吉キャンバスで『色即是空』というパフォーマンスを見たからだ。これは慶応、早稲田、東大・成蹊大学の奇術同好会、ダンスサークル、パントマイム、ジャグリングなどパフォーマンスを一同に会し、ひとつのバラエティーショーにしたもの。昨日の朝日新聞横浜版で記事がでていたのをみて、急遽見に行くことにした。ひとつはアマチュアのなかに原石があるかもしれないということ、もうひとつヴァラエティーショーとして見せるというその見せかたに興味があったからだ。これについてはいずれ詳しくレポートすることにする。学生のサークルあたりでこうしたショーを自分たちで構成して見せようとしているなかに、なにか息吹のようなものを感じた。安田君が、掲示板で書いていたパフォーマンスグループや、デスクの大野もなにか変なものを見つけたみたいだし、大熊さんが打ち上げの時にビデオを見せてくれた「ヨロコンブ」というのもかなり変わっていた。なにか新しいエンターテイメントをやってみようという集団がでてきたということなのかもしれない。そのためにもいろいろでかけて見に行く必要があるようだ。それを紹介していきたい。今日見たなかで一番気になっていたのが、タブルダッチのグループだった。正直いってがっかり、でもこうしたグループが出始めているというのが、味噌だと思う。
 静岡の大道芸で見たPower Bomはカバチッタにはぜひでてもらいたいグループだと思うし、先月赤坂で見た上海夜鶯にもでてもらいたいと思っている。とりあえずは『色即是空』のこと、Power Bom、そして上海夜鶯の公演について報告していこうと思っている。

2 Power Boms

2003年12月11日 木曜日 5:54p.m.

 ストリートダンスとアクロバットを組み合わせたグループがいるという話は、チッタの人たちから聞いていた。いつか本物を見たいと思ったのだが、静岡大道芸フェスで見れたのは偶然。男5人に女1人の6人組、この女性が、見にお出でよと手招きしたから、見たようなものだ。およそ30分の演し物、けっこうしゃべくりがある。ストリートやイベントでやるときはこういう演出でやるしかないだろう。びっくりしたのは、若い3人のパフォーマーたちが、結構派手なアクロバットをしていたこと。かなり見応えがあった。カバチッタでやるときは、こうしたアクロバットや跳躍技を中心に組み立てて、7−8分ぐらいで構成するといいのではないだろうか?全体的に音楽の使い方がイマイチなので、このへんもバンドさんたちの力を借りて、構成してもらうようにしなくてはならないだろう。
 ただこうした動きのあるものを、集団で見せるというのは、いままでなかったので、ぜひ加わってもらいたいグループだと思っている。


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