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月刊デラシネ通信 2002年の連載企画

今年の抱負も含めて、2002年のデラシネ通信の連載予定企画を紹介いたします。

1.新コーナー『クマのつぶやき−1月』

 お仕事日誌とは別に、ノンジャンルで気になったこと、観たこと、読んだもの、頭にきたことなどを気ままに思いついたときに書きとめようと思います。毎日更新とはいかないと思いますが、随時更新ということになります。
 みなさんにも参加してもらいたいと思います。

2.今年のデラシネ通信の目玉連載はこれだ!

 いろいろ連載企画を考えています。注意深く読んでいただいている読者でしたらご存じだとは思いますが、企画だけで二回か三回、ひどい時には予告だけで終わったこともあるので、いつ頓挫するかわからないのですが・・・

1.玉井のシベリア漂流日記シリーズ第二弾『イルクーツク−トムスクの旅』

 イルクーツクからいよいよ西へ向けて、玉井の旅が再びはじまります。極寒のシベリアを茶を運ぶ隊商の橇に乗っての過酷な旅の日記を公開します。

2.『クラウン断章』に次いで『ツィルカッチ−アリーナの片隅で』がはじまります。

 たぶん3月ぐらいからスタートになると思います。ここではサーカスにちなんで、新聞や雑誌に書いたエッセイを紹介していきます。

3.若宮丸世界一周の旅を追いかけます。

 とりあずはレザーノフの航海日誌を訳していきます。この日記も完全なものではないのですが、初公開です。これを訳すことで、若宮丸漂流民の世界一周の旅の実態が少しでも明らかにされるのではないかと思います。(隔月の予定)

4.レザーノフ・善六の露日辞典を公開していきたいと思ってます。

 東北大学の田中教授が昨年この辞書の翻訳本を出しましたが、一般には販売されなかったため、いくら方言について教えを乞いたいなどと、訳者がいったところで、情報が集まらないのはあたりまえのこと。私のところにもどうしたらこの本が手に入るのだという問い合わせが来ました。苦労してペテルブルグの東洋学研究所まで行き、この原本を見つけ、マイクロにしてきたのにこの田中教授は、東北放送が発見したとあちこちで言っているのも気に入らず、学者のやることってこういうことなのかと憤りを感じたのですが、それにましてこういうかたちで翻訳本を出したのには、かなり頭に来てます。私はこの辞書のマイクロに関しては、言語学、方言学、いろいろな分野の人々が研究できればいいと思い、無償であちこちの図書館に貸与してきました。田中教授個人の業績をあげるためではありません。これではせっかく訳しても、市民レベルでの研究にはなんの役にもたちません。私も翻訳は終えていますので、これをデラシネ通信で公開しようと思ってます。一挙にというのが一番望ましいとは思うのですが、公開の方法については、もう少し待って下さい。

5.『キノ』を聴く

 去年のデラシネ通信で二回とりあげた、ロシアの伝説的ロックバンド『キノ』のアルバムを一枚ずつ聞いて、その感想とできれば、訳詩を紹介したいと思ってます。(隔月の予定)

6.モスクワ便り

 某一流企業のモスクワ支社に勤務する新井滋氏のエッセイです。自由に書いてもらいますので、どんな内容になるかははっきり言ってわかりません。私としてはモスクワに関する情報ではなく、新井氏がモスクワという街で暮らして、感じたことを自由に書いてもらいたいと思ってます。

連載が終わります

1.ロシア雑記帳

 モスクワ便りというコーナーが始まるので、もうなくてもいいと思います。

2.ヤマサキ・キヨシ追跡

 加藤哲郎氏の『ネチズン・カレッジ』という強力なHPと提携しての、ヤマサキの出自探しは結局なにも情報が寄せられないままに終わりました。それでメゲて連載を終えるわけではありません。ヤマサキを追う旅に終わりはありません。今年はとりあえず、調査にじっくり取り組みたいと思ってます。

3.クラウン断章

 パルーニンを最後にとりあえず、このコーナーは終了です。

海を渡ったサーカス芸人列伝(再開決定!)

 わずか三回の命でしたが、またいずれ復活する予定です。いまは情報を整理中です。

 ・・・と思っていたのですが、第3回で紹介した「濱村一座」のご子孫から連絡をいただくという、新年早々衝撃的なできごとがありました!!
 そこで、急遽連載を再開し、逐次この調査結果を報告したいと思ってます。


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