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カフェ・クマ−談話室 過去ログ

2004年1月

2004年1月30日 金曜日 0:30a.m. いよいよ明日は、飲兵衛ラリー  クマ

飲兵衛ラリーがいよいよ明日ある。昨日朝日の夕刊に大きく全国版で紹介記事がでたし、明日はテレビ朝日の取材も入るようだ。おっつけでやったわりには、桜木町駅閉業と結びつき、多くのマスコミが取り上げることになったのだろう。
どんなことになるのやら、楽しみでもあり、こわい気もする。
26日カバレット・シャーレにでる出演者と打ち合わせがあったのだが、最初はそれぞれ持ちネタを20分ぐらいでやろうなんて話していたのだが、いろいろネタの話しをしているうちに、盛りあがってきて、しかもそれぞれのパフォーマー同士の絡みの場面もかなりでてきて、面白そうな展開になってきた。小出とチャイソンズの絡みもかなり濃いものができるようだし、こうじとチャイソンズの即興セッションや、小出と鼓弓というセッションもありそうで、かなり期待できそうだ。なによりパフォーマーたちが、ノリノリなので、いろんな見どころの多い公演になると思う。
オールナイトライブも、面白そうだ。さっきも元気いいぞうから電話が入り、かなり入れ込んでいるようである。CDを聞いただけだが、ジョニー宜野湾さんのライブも絶対にいいと思う。
チャイソンズも、元気いいぞうも、ドルフィーだけでなく、飲兵衛ラリー参加店に突如乗り込んで、それこそ歌声喫茶風のこともやるようなことも話している。それはあくまでもノリということなのだが、ちょっと楽しみである。
今回は飲兵衛ラリー+オールナイト、そしてイベント付というのが、味噌だろう。どうなるかは、まったくわからないが、実際ワクワクしてくるのはたしかである。

2004年1月29日 木曜日 6:03p.m. 急報 観劇案内板 ななな&YoshimiのそろSOLOやりますか! クマ

飲兵衛ラリーに振り回されているうちに、大事な告知を忘れてしまっていました。元『五人囃子』のなななとよっちゃんのふたりによるソロライブが、1月31日と2月1日にあります。
五人囃子解散以降、ソロ活動をはじめたなななは、planBでのソロライブ「なななの四季」を演じ、そのあとはストリートでも積極的に仕事をしています。そうした経験を踏まえての久しぶりのソロだけにとても楽しみです。
一方のよっちゃんも、キエフのサーカス学校で2年間ぎっちりと学び、身体がかなり出来てきました。マイムの世界に新境地を開こうとしているようです。
ということで今回の公演とても楽しみです。

公演情報が下記の通りです。
1月31日(土)19時半開演
2月1日(日)14時・18時開演
会場 テルプシコール(中野駅から徒歩6分)
前売り 2300円 当日 2500円
予約問い合わせ 080-3257-3118(Yoshimi)
mouiikai777@yahoo.co.jp


2004年1月22日 木曜日 0:09a.m. 四方田犬彦『ハイスクール1968』に注目 クマ

『新潮』8月号から3ヶ月連載されていた『ハイスクール1968』が、今月末単行本として刊行される。連載は一回分を流し読みした程度なのだが、四方田氏とは同年代ということもあって、とても興味深いものがあった。1968年といえば高校に入った年、時代が大きく動きはじめていた時だった。70年安保を前に、学生運動が高校までおりてきていた時代、この頃の文学、音楽、映画は、いま思うと革命的であった。そんな時代の精神を伝えるものとして、この本を読むことができるのではないかと、とても楽しみにしている。
いまでている『新潮』2月号には、『本の雑誌』などでもおなじみの坪内祐三と四方田の対談「1968と1972」が掲載されている。これもなかなか面白かった。
あの時代、熱かったなあとつくづく思う。発禁になっていた大江健三郎の『セブンティーン』のガリ版を読みまわし、ゴダールやパゾリーニ、アントニオーニの映画を追いかけ、大島渚の『東京戦争戦後秘話』や羽仁進の『初恋地獄篇』に衝撃をうけ、『ウッドストック』を授業をさぼって見に行ったあの時代。そして三島の自決、連合赤軍の浅間山荘。30年近く前のことなのだが、いまだにあの時のことは、自分のなかで、大きなものとして身体に刻み込まれているように思える。
それをいまふりかえることがどれだけの意義をもつことなのか、そんな問いかけをしている本のように思える。
早く読みたい。

2004年1月16日 金曜日 1:26a.m. 1・30 呑兵衛ラリー野毛はしご酒イベントについて クマ

デスクの大野が速攻で今回のイベントのHPを立ち上げてくれましたが、実は構想からここまでくるのに当然ながら、いろいろ紆余曲折がありまして、気がつけば、残された時間はあと2週間あまり。大丈夫なのかという気もしないのではないのですが、ここまで来たらやるしかないでしょう。
明日には正式に発表できると思いますが、カバレットをやるつもりです。ダメじゃん小出、こうじ、チャイソンズ、武井純子、ジョニー・宜野湾というラインナップによるヴァラエティーショーです。それとドルフィーという野毛のライブハウスで、オールナイトのコンサートもやる予定です。この中味についてはいま詰めているところ。
僕のなかでは、桜木町の駅がなくなるというのはあくまでも口実で、オールナイトというお遊びをいま一度、おやじたちのためにやってみたいというのがあるのです。今回はできなかったけど、昔池袋の文芸座でやっていたような映画のオールナイトとか、ダンスホールとか、そんな大人のための遊びの場がつくれたらいいのかなと思っています。
なにせ時間がないので、それいけという感じで突っ走るしかないのですが、真剣に遊べる場をつくれればと思っています。


2004年1月14日 水曜日 1:07a.m. 服部良一にはまっています クマ

11月赤坂で上海夜鶯の公演で「蘇州夜曲」を聞いて、この作曲者の服部良一がちょっと気になりはじめ、「上海ブキウギ1945−服部良一の冒険」という本も読みはじめたところ、正月のNHKで吉本の芸人たちによる音楽コメディー「服部良一物語」を偶然みてしまった。これはなんかの兆しではないかと思うところは、私の思い込みなのかもしれないが、服部良一、ちょっといいなあと思っている。
このところ、自分なりのカバレットをどうつくろうかいろいろ考えている内に、ギャバレー全盛時代のことや、ダンスホールが盛んだった時代、あるいは浅草オペラのことが気になりだした。この時代の演し物が、自分にとってやりたいカバレットの、ひとつの理想のかたちがあるのではないかと思いはじめているのは事実。
大阪の華乃屋さんに偶然会って、服部良一というくくりで、なにかやりたいなんて飲んだ勢いで言ったのは、つい一週間前。
これも試行錯誤のひとつかもしれないが、おもいきりノスタルジックな切り口で、服部良一とカバレットをやってみたいと思っている。
ということで服部良一のCDをアマゾンで注文することにした。


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