月刊デラシネ通信 > その他の記事 > クマの観覧案内板 > 2004年7月
私が絡んでいる企画も含めて、パフォーマンス関係、
ロシア関係の催し物を紹介していきます。
公演日が新しいものを上に追加しています。
7/28-8/27 宮城・石巻 『初めて世界を一周した日本人』展+吉村昭講演会(8/8)
7/17-8/31 東京・豊島園 オスマン・ファミリーサーカス
7/17-8/29 北海道・ルスツ ワールド空中サーカス
7/16-8/8 福岡・小倉 ボエボダ・ファミリー
7/9・10 東京・浅草 へなちょこ祭-日本の道化芸をさぐって
7/6 東京・高田馬場 Kabarett Waseda
7/3-9/5 東京・目黒 幻のロシア絵本1920−30年代展
![]() 『初めて世界を一周した日本人』展 |
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日 時 | 2004年7月28日(水)〜8月27日(金) |
会 場 | 宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)企画展示室・セミナールーム (JR石巻駅からシャトルバスで30分) |
主 催 | (財)宮城県慶長使節船協会 河北新報社 石巻若宮丸漂流民の会 |
後 援 | 東北放送・石巻日日新聞社ほか在仙・在石巻マスコミ各社 |
入場料 | 700円(サン・ファン館入館料) |
日本人として初めて世界一周を成し遂げた若宮丸漂流民とその事績と漂流民の足跡を、おもに写真パネルを中心にたどりながら、石巻や鳴瀬に残された関係資料、漂流民送還と日本との交易を担ったロシア使節レザーノフなどの関係資料70点展示します。(展示内容はこちら) | |
吉村昭講演会 |
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日 時 | 2004年8月8日(日)午後1時30分から |
会 場 | 鳴瀬町中央公民館講堂(鳴瀬町小野 鳴瀬町役場隣) 〒981-0303 鳴瀬町小野字新欠下36 電話 0225-87-2067 |
主 催 | 吉村昭講演会実行委員会+石巻若宮丸漂流民の会 |
入場料 | 無 料 |
お申し込み | お申し込みは、メールで受け付けます。(8月5日まで) IZJ00257@nifty.com |
『初めて世界を一周した日本人』展の関連事業として、作家吉村昭氏の講演会を開催します。吉村氏は、いうまでもなく数多くの傑作小説を世に送り出している歴史・ノンフィクション作家の第一人者です。また『大黒屋光太夫』をはじめ『アメリカ彦蔵』、『北天の星』など漂流民に関して六篇の小説を書いておられるように、漂流民の足跡に深い共感と関心を寄せていることでも知られています。昨年春刊行された『漂流記の魅力』(新潮新書)で、若宮丸のことをとりあげております。この書により若宮丸に対する関心が広まることになったといえます。 氏は、この書で若宮丸のことをとりあげたことについてこう書いています。 「この漂流は、一般には知られること少ないが、乗組みの者同士の確執、規模の大きさで特異な内容をふくんでいて、ぜひ紹介したいと思ったのである。」 吉村氏は、石巻や鳴瀬を実際に訪れ取材しておられます。会場となる鳴瀬町は、奥松島の風光明媚なところにあります。そして漂流民のふたり多十郎と儀平の故郷でもあります。若宮丸漂流民に関心のある方は、この機会にぜひお訪ねください。 受付締め切りが延長になりました。 また、当日午前中にオプションツアーがあります。詳しくはこちらへ。 |
暑い夏になっています。夏はサーカスシーズン。あちこちでサーカスの案内を見ることもあるのではないかと思います。私が勤務しているACCでも、この夏はサーカスの現場を3つ抱えております。 それぞれみどころ満載のいいショーになっています。ということで、夏のサーカスを3つご紹介します。 |
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![]() オスマン・ファミリーサーカス |
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期 間 | 2004年7月17日(土)〜8月31日(火) (休演日あり) |
公演時間 | 午後5時・午後7時 |
会 場 | 豊島園 エルドラド・ステージ |
出 演 | オスマン・ファミリー,マリーナ・ニコラブナ |
公演情報 | http://www.toshimaen.co.jp/event/summer_festa2004.html |
キリギスタンのグールプ、オスマンは、去年のリトルワールドの「新・シルクロードサーカス」で大人気となり、今年になって大阪のNGK、そして北九州リバーウォーク、大分と、各地でひっぱりだこになっています。 スピード感あふれる、ジャグリングショーでは、アクロバットとジャグリングを見事に融合させ、息のあった演技を見せてくれます。圧巻は皿投げ、3人が次から次へと投げる皿をキャッチしていきます。またアルマーズが演じるローリングバランスも、コミカルな演技をまじえながら、スリリングなバランスの妙味を見せてくれます。 そしてマリアの空中ブランコ。ダイナミックなスイングと回転技を、優雅に演じます。 いずれも東京では初見参となります。みなきゃ損です。 |
![]() ワールド空中サーカス |
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日 時 | 2004年7月17日(土)〜8月29日(日) (毎週火曜日休演) |
公演時間 | 午前11時・午後3時 |
会 場 | ルスツリゾート(北海道) |
番 組 | フライングトラペーズ,空中ストラップ,パーチアクト, 空中ロープ,空中リング,トランポリンショー |
公演情報 | http://www.rusutsu.co.jp/100/10040f.htm |
空中サーカスというタイトル通り、空中技を一挙に集めた1時間のショー。 フライングのブランコは、毎回悲鳴と歓声で場内をざわめかせます。最後の空中三回転は、まさにお見事というしかありません。しかもイケメン5人が演じるとあって、早くも追っかけが出現しています。 ストラップは、前半の優雅なデュオの演技でうっとりさせたあと、後半はバンジーの技をとりいれた力感あふれるジャンプで、見せてくれます。 パーチアクトは、棒の上に羽根だし状のブランコがつくられた上での女性の優雅な演技も見物ですが、それを肩で支える男性の力強さにはびっくりさせられます。 最初に空中を大きく旋回して度肝を抜く空中ロープは、ダイナミックさと可愛らしさをうまくミックスしています。 空中リングは、清楚で、気品が感じられる演技で魅了してくれます。 トリは男3人によるトランポリンショー。ブルースブラザーズ風に演出されたコミカルで、おしゃれなショー。まさに息もつかせずの圧巻技の間には、ふたりのクラウンが絡んでいくのですが、これがまた絶妙な演技。特に白鳥の湖のパロディーは抱腹絶倒ものです。 北海道のサーカスファンにはぜひ見てもらいたいショーです。 |
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この公演に触発されて思い出した空中ブランコの3回転についての原稿 |
![]() ボエボダ・ファミリー |
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日 時 | 2004年7月16日(金)〜8月8日(日) (休演日あり) |
公演時間 | こちらを参照してください |
会 場 | リバーウォーク北九州 |
出 演 | ボエボダトリオ |
公演情報 | http://www.riverwalk.co.jp/ev_news/stage_show/ss_index.html |
空中平均台といっていいでしょう、ロシアサーカスのお家芸のひとつ、ロシアンバーが、まさにまじかで見れてしまうのです。 平均台のうえで軽々と回転・旋回するジャンパーの女性と、そのバーを支えるふたりの男たちの息のあった演技をこれだけ近くで見れるというのですから、こんな贅沢なことはありません。空中で回転したあとのパシッと板に着地する瞬間の緊張を、ぜひぜひみてやってください。 この他にジャグリングショーもあります。 |
![]() へなちょこ祭-日本の道化芸をさぐって |
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日 時 | 2004年7月9日(金)・10日(土)18時開場 19時開演 |
会 場 | 浅草 木馬亭 |
出 演 | 浅草雑芸団(ゲスト ちんどん菊乃屋社中) |
木戸銭 | 1200円(前売り・予約 1000円)-お土産・ワンドリンク付 |
予約・ 問い合わせ |
坂野比呂志大道芸塾=浅草雑芸団(カミジマ) 03-3444-0825 |
今年もやってきました、ほおずき市恒例行事第19回大道芸フェスティバル。浅草雑芸団が送るめちゃめちゃ楽しいショー。去年のエノケン生誕100周年を記念した『エノケソ祭』は、まさに抱腹絶倒、腹がいたくなるまで笑い転げてしまった。今年のテーマは、道化芸をさぐるというから、とてもとても興味津々。いったいどんな道化が出てくるのだろう。
とても楽しみだ。といっても自分は仕事の関係上今年は見れないのだが・・・・ なんでも今年は、徹底的に「ばかばかしさ」を追求することになっている。どんな飛び道具が出てくるのだろう。ほうずき市に寄って、楽しいショーが見れて、しかもお土産・ワンドリンク付でこの値段である。 |
![]() Kabarett Waseda |
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神出鬼没なバラエティー・ショー "カバレット"が、今度は学生の街早稲田に! 黒く偏ったカラフルな毒たちの、変幻自在でシュールな パーティー ユーモアと風刺、ゆがんだ笑いの機知に富んだごった煮 まっすぐねじれた芸術空間が早稲田の街と妖しくコラボ 曲芸する精神 in WASEDA! |
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日 時 | 2004年7月6日(火) 午後7時開演 (開場 午後6時30分) |
会 場 | アートボックスホール (高田馬場から早稲田通りを早稲田方面に約10分。 明治通りを渡ってラーメン屋〈七福神〉の角を左に曲がってすぐ) |
チケット料金 | 前売り 2000円 (当日 2300円) |
出 演 | ダメじゃん小出(時事ネタコント)/ふくろこうじ(オブジェクトパフォーマンス) チャイソンズ(無国籍音楽)/ステラミラ(無国籍ポップス) |
予約・問い合わせ | ACC:03-3403-0561 IZJ00257@nifty.com |
主 催 | カバレットB事務局 |
噂のカルトシンガー元気いいぞう乱入か!?(カフェ・クマ7月3日の記事をご覧ください) |
![]() ![]() 幻のロシア絵本1920−30年代展 |
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日 時 | 2004年7月3日(土)〜9月5日(日) 休館日:第2、4水曜日(7/14, 7/28, 8/11, 8/25) 開館時間:午前10時−午後6時(入館は午後5時30分まで) |
会 場 | 東京都庭園美術館 (JR山手線目黒駅下車 徒歩7分 /東京メトロ南北線白金台駅下車 徒歩5分) |
入場料 | 大人1000円/大学生 800円/ 高校生および65歳以上500円/小中学生 無料 |
問い合わせ | 電話 03−3443−0201 http://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
革命後20年代-30年代のロシアは、各分野でロシアアヴァンギャルドが活躍していた時代でもある。その時代につくられた絵本を250点集めた展示会。なによりもユニークなのは、今回展示される絵本が、日本にあったコレクションであること。画家吉原治良のコレクションを中心に集められたこうした絵本を一同に会して見ることで、この時代のロシアへの関心のありかもわかるのではないだろうか。 いま出ている『芸術新潮』でこの特集がでているが、それを見る限り、アヴァンギャルドの影響がたしかに感じられるものが多い。しかもサーカスをテーマにした絵本がたくさんあるのが、興味ぶかい。 サーカスファンにとっても一見に値する価値があると思う。 絶対に見逃せない展覧会といえよう。 |
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