月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第3回
『論拠と事実』7月28号でスクラップしたのは、4つの記事。
1.ウラジミール・ヴォイノビッチのインタビュー『ソルジェニツィン−神話の影で』
2.地球はエイリアンの指定居住地
3.『エドゥワルド・ヒリー−貧しいシャンソン歌手の生活』
4.『俳優の売り込み』
ほとんど脈略がないのは、毎度のこと。
一番興味があったのは、ソルジェニツィンについての本を出したばかりのヴォイノビッチのインタビューだった。軽妙に時代を揶揄していた作家が、時代の旗手となった反体制の代表的な作家に挑もうとしている真意は何なのだろう。
このソルジェニツィンに関する本は、日本でも出版されるといいのだが。
『モスクワ−2042年』で、ソルジェニツィンらしき人物を登場させ揶揄した作者が、こんどは新作『ソルジェニツィン−神話の影での肖像』を出版し、話題を呼んでいる。『兵士イワン・チョンキンの冒険』で知られるヴォイノビッチのこの新作をめぐる、インタビュー。神話的存在であったソルジェニツィンの仮面を暴くことの意義などについて語る。
ウクライナ領空でイスラエル機のパイロットが未確認飛行物体を目撃したという事件がおきた。(7月5日)。これについて情報応用学アカデミーの所長ウラジミール・アジャジャのインタビュー記事。
このUFOの存在について、もう少し関心を向けるべきと主張。
30年間ソ連のエストラードの世界で、メジャー歌手として活躍してきた歌手が、ソ連解体後職を失い、パリのキャバレーでシャンソンを歌うことになった。
この歌手エドゥワルドのインタビュー。
かつて国立演劇学校(ギッテス)を卒業すれば、なんの心配もなく俳優になれたものだが、いまはそんなわけにはいかない。ギッティス卒業生の求職活動のレポート。
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