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【連載】モスクワスクラップ帳

第26回

2003年4月17号・18号からのスクラップ。

ポップ・ラストヒーロー
動物の頭をした人間はいったい誰なのか
エルンスト・ムラダシェフ「地球の何カ所かでわれわれは新たに創造された


ポップ・ラストヒーロー

テレビ番組『ラストヒーロー3」の紹介。今シリーズでは、芸能界からメンバーが選ばれたが、ポップグループの「クロコディール」の4人が無人島に残って最後の闘いに挑む。

日本では同様の番組が鳴り物入りではじまったものの、コケテしまったが、ロシアではこの番組は人気らしい。3月にモスクワにいったときに、ちらっと見たが、そんな面白く、ずっと続けて見ようという気にはならなかったけど・・・

動物の頭をした人間はいったい誰なのか

シリーズの「古代の知恵探求」もの。エルンストとザアトゥイコフとの対談。古代エジプトの壁画でみかける動物の頭をした人間について、エルンストが見解を述べている。 これは当時の人間の想像力が生み出したものではなく、実際に存在したというのが、エルンストの考え。

この世界不思議発見もののなかでも、エルンストのエジプト探検レポートは、荒唐無稽というか、面白さでは群を抜いている。水中で棲息していた人間がいたのとか、動物の頭を手術で人間の身体につけたとかいう今回の説が、大まじめで語られているのが、いい。荒唐無稽さはかなりのものだと思うのだが、彼の本はいつもノンフィクション部門でベストセラーの上位をしめているので、それなりに人気があるということなのだろう。

エルンスト・ムラダシェフ「地球の何カ所かでわれわれは新たに創造された

シリーズの「古代の知恵探求、エルンストとザアトゥイコフとの対談の続編。洪水のあと人間が新たに創造されたという説を展開。 この世界不思議発見シリーズの予定されているテーマの予告。 エルンストの探検シリーズは「イースター島」、さらに3年間食べず飲まずに生きた女性の謎、宇宙人とのコンタクトなどのレポートを予定。

この世界不思議発見シリーズはかなりの人気ということで、読者からの反響も大きいようだ。編集部はさらにこのシリーズを充実したものにしたいと、今後の予定を発表しているのだが、すごいラインナップだ。楽しみといえば楽しみ。


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