月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第47回
2005年8月の「論拠と事実」からのスクラップです。
2005年8月31号
スポーツ・芸能界の金持ちは誰か
いかにしてナポレオンの写真が捕れるか
映画スターの近況
2005年8月32号
ヒロシマのロシア人犠牲者
有名人の二世は何をしているか
2005年8月33号
クラウンフェスティバル
トロツキイは売春婦ではない
2005年8月34号
エドワルド・ラジンスキイ−ロシアで改革は危険だが、それをとめるのはもっと危険だ
なぜツォイがバイクに
2005年8月35号
偉大な魂の支配者たち
エドワルド・ラジンスキイ−物質欲に惑わされるな
たまに特集している各界の富豪ランキング。スボーツ界では、シャラポーワが2820万ドルで一位、クラッシックでは、350万ドルでゲルギーエフ、ショービジネスでは310万ドルでプガチョーワ、作家は210万ドルでドンツォバ、俳優では、420万ドルでパルーニン
シャラポーワがこれだけ稼いでいるのはもっともなことだと思うが、驚いたのは、デラシネでも何度か紹介したクラウンのパニーニンが、俳優部門のトップだったこと。しかもプガチョーワ以上に稼いでいたとは・・・。
写真など存在しない時代の人たち、ジンギスカン、ナポレオンなどの写真が、ヴォロネジスキイ県のある場所に行くと撮れる。
眉唾ものだと思うのだが・・・
62回ベニス映画祭に参加することが決まっている「我らの英雄」のキャスティングについて。この映画にはマンデリシュタームやブロークなども登場する。「ルナ・パパ」のチュルパン・ハマトーヴァも出演する。
とても興味がある映画だ。それにしてもあのチュルパン・ハマトーヴァはどんな役で出演するのだろう。楽しみだなあ。
ウラルの農民であったフョードル・パラシューチンは、白軍に従軍したことから大きく運命が変わる。ハルビンを経て日本にやってきたフョードルは、妻とともにヒロシマに住み着く。そしてここで原爆に被災する。ふたりの数奇な運命についてのレポート。
ソルジェニツィン、ボンダルチェンコ、ヤンコフスキイ等々各界の有名人の二世が、現在何をしているか
ロシアも、日本と同じように二世たちが、あちこちで活躍しているのかよくわかる。
モスクワでクラウンフェスティバルが開催される。ロシアとウクライナからクラウンたちが参加。リツェジェイ、ユーリイ・ガリツェフ、マスキ、人形クラウングループ「フィフティーフィフティ」が出演。8月29日まで。
このフェステバルのことは前にモスクワのクラウンから聞いたことがある。フェスティバルとして定着しているようだ。いつか見てみたいものだ。
65年前の8月20日暗殺されたトロツキイについて、レーニンが「売春婦」と彼のことを呼んでいたのは何故かという読者の質問に対して、こうした事実はないという回答。
私の誕生日は8月20日。この日にトロツキイは亡くなっているわけだ。もうひとりこの日に亡くなった有名人が甘粕正彦。別にどうということはないのだが。
ロシアの政権はなぜに何世紀にわたって同じ間違いをくり返しているのか。ロシアに真の民主主義が存在したことはあったのか。こうした問題について「論拠と事実」編集長が、ラジンスキイにインタビュー。
モスクワに建てられたツォイの記念碑についての読者の質問。なぜ彼はバイクに乗っているのか。これについて作成した彫刻家の答え。ひとつは当時人気だったチェコのヤワというバイクによって当時のことを伝えたいこと、もうひとつはツォイがバイクライダーに似ており、それは詩人のイメージにもつながるからである。
イメージとしてはわからないでもないが、バイクにまたがるツォイに違和感を感じるのは自分も同じ。彼はミュージシャンなのだから、それらしいものをシンボライズするのが筋だと思う。
著名な作家たちの初恋と最後の恋について。
ここではオクジャワとアファナーシェフのことを中心に、彼らが愛した女性のことが書かれている。
「論拠と事実」編集長のラジンスキイへのインタビューの続き。未来への展望として若者たちへの期待を語る。「未来をつくるのは若いアヴァンギャルドである。彼はロシアに存在する。私は彼のために書く」と主張する。
ロシアを代表する歴史家が、未来への展望を語る。
連載目次へ | ![]() |
前へ | 次へ |