2002年
新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。
 今年も『デラシネ通信』よろしくお願いします。

 『デラシネ通信』も2年目を迎えました。
 相変わらず、地味な感じでこれからも行こうと思ってます。

 私にとって『デラシネ通信』はとても大事な拠り所になっています。拠り所といっても、誰かがつくったものではなく、自分がつくった拠り所です。昨年暮れにできた『石巻若宮丸漂流民の会』も、またまぎれもなく私がつくった拠り所です。
 拠り所、それは他人が用意したものではありません。自分が決めたもの、つくったものです。これを大事にしていきます。
 ひとつだけ今年の夢、というか希望を書きます。
 『デラシネ通信』の中から、本をつくりたいのです。
 いままで本を4冊も出しました。しかしどれもなかずとばずで、いまやすべて絶版となってしまいました。
 出版社が自分の書いたものを出版できるわけがない、もうひとつ一杯売れ残った本がある、それを同時になんとかできないだろうかと思って始めたのが、このデラシネ通信なのです。
 1年以上書き続けているうちに、この中からひとつでも本というかたちになればと思っていたのですが、そんな時期にきたかなという気がしています。
 しかも出来たら二冊の本をつくりたいと思います。 一冊は新しい本、もう一冊は古い本、絶版になった本を蘇らすということです。
 これを今年の大きなテーマにしたいと思ってます。
 まだまだ彷徨いますが、デラシネ通信は、受け身ではなくアグレシッブに進んでいくつもりです。よろしくお願いします。

2002年1月1日

クマ


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