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早稲田大学『ロシア芸術の現在』講義通信2005

第3回 【綱渡りのフォークロア】
講義メモ

2005年6月14日

T.金大均との出会い

1.ウルルン滞在記と金大均

金大均との最初の出会い
『アジアの大道芸』を読む ← この本について
 このレポートを書いた西日本新聞社の記者と会う
 チュルタギ保存会に連絡
2000年10月安東で会う(仮面劇フェスティバル) ← この時のビデオ

2.チュルタギの歴史、金大均について

1300年前に大陸から半島に伝わる。
金大均9才の時に、チュルタギに魅せられて、習いはじめる。
史上最年少で韓国の人間国宝に指定される

3.金大均のふたつの夢

38°線での綱渡りフェスティバル
綱渡りのルーツを探したい

4.21世紀も綱渡りから始まった

2001年の野毛大道芸フェスティバルに招聘
野毛と私の関係
澤田豊とマンフレッド・澤田

U.綱渡りの歴史について

1. ロシアからでているサーカス百科辞典の中の「綱渡り」の項を紹介

サーカスの芸のなかでも、ジャグリングやコントーション、棒技と並んで、かなり古くからある芸

2. 世界各国の綱渡り 

中央アジア・コーカスの綱渡り
ウィグルの綱渡り ← ウィグルの綱渡り祭りのビデオ放映
中世ヨーロッパの綱渡り

3. 日本の綱渡りの歴史

4. 図版の説明 →参考資料

中国の「百戯」の図版について
(1954年山東省南部で発見された後漢代の墓から、石刻壁画60余点が発見された、ここには後漢代の豊作を喜ぶ人々の様子や水陸の合戦、祭祀に出かける風景などの社会事象が、さまざまな角度から描かれている。このなかにこの図版がある)
信西古楽図について
蜘蛛舞について
江戸後期の綱渡りについて
「海を渡ったサーカス芸人」について

5.「つく舞」について ← つく舞のビデオ

綱渡りとはまた少しちがう要素をもった芸能
「つく舞考」について

V.シルクロードとサーカス

 榎一雄の「シルクロードとサーカス」講演のインパクト
 越智重明の研究
 久保覚の「百戯の道」(別冊新評のサーカス特集について)
 壮大な学問への誘い
点と点を結ぶ作業
 松本清張 「眩人」、司馬遼太郎「ペルシアの幻術師」
 正倉院の弾弓図に描かれたサーカス(百戯)
キエフ・ソフィア寺院のフラスコ絵について

W.夢の第一歩

1. 2004年韓国安城の綱渡りフェスティバルに招待される

男寺党と安城
安城と金大均
フェスティバルの様子 ← この時のビデオ
「天、地、プンムル(風物)うたげ」という特別プログラムについて
金大均――大学院に入ってチュルタギの歴史を学ぶ
38°線への思い、なんとか実現したいという


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