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早稲田大学『日露比較文化史2』のご案内

 七年近く早稲田大学文学部の「ロシア芸術の現在」という講座で、主にサーカスを中心にロシア大衆芸術について講義をしてきましたが、今年からまったくちがう講座で講義をすることになりました。講座名は「日露比較文化史」。なかなか堅苦しい講座名ですが、このテーマで私が話せることは、限られています。四回の講座ということで、何を話そうかいろいろ考えましたが、背伸びをせずに、日露交流という現場に立ち、さらには漂流民の会の事務局長として自分がやってきたことを中心に話していこうと思っています。

 ということで、「サーカスと漂流民」を軸に四回の講義を組み立ててみました。今回は受講生も二十名ぐらいということなので、学生さんの生の反応も楽しめるのかなとちょっと身を引き締めつつ、楽しみにしています。とりあえず予定として以下のテーマで四回話したいと思っています。AV設備があるかどうかわからなかったので、映像を見せるということよりは、紙資料を手にとってみてもらうようにしたいと思っています。

露比較文化史2
担当 大島幹雄
講義日 2009年10月17日〜11月7日までの毎週土曜日
(10月17日・24日・31日・11月14日)
※10月31日(土)は都合により休講です。
※11月7日(土)は早稲田祭のためお休みです。

★1月に補講を行うことになりました。
時 間 5時限 (16時30分〜18時00分)
教 室 早稲田大学文学部(戸山キャンパス)36号館3703教室
※教室が変更になりました。ご注意ください。36号館の7階です。
早稲田大学Webサイト:Topページ
 戸山キャンパスまでの道のり&キャンパス内地図
 
講義内容(予定)
第一回 「ボリショイサーカス来日秘話」 10月17日 1958年初めて来日したボリショイサーカスが来日したときのエピソードを中心に、このサーカスを呼んだ神彰(じん・あきら)が興したアートフレンドの事業について
第二回 「粛清されたサーカス芸人」 10月24日 ロシアで公演したサーカス芸人のエピソード。さらにはロシア革命後もソ連に残った日本人サーカス芸人たちがスターリンによって粛清されていた事実を紹介する。
第三回 「若宮丸漂流民とロシア」 10月31日 ※この回は都合により休講となります。
第四回 「レザーノフの辞書を読む」 11月14日 ※四回目については、まだ流動的ですが、漂流民が編纂した辞書を中心に話ができないかと考えております。








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