月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第36回
4月15号から
アルバートにツォイを住まわせる
ソルジェニツィンから『白痴」へ
4月16号から
探求中の賢人たち
4月17号から
モスクワ−ベルリン展
カンヌになぜロシア映画は出品されないのか
5月18号から
ロマノフの金塊はどこに
呪われた琥珀の間
5月19号から
冷たい人間 北野武
5月20号から
テレーザ・ドゥーロバ−大きな象の小さなママ
日本の痕跡
彼は自分にとって異国に戻ってきた
「アレシェニキ」事件は隠されていない
ツォイの壁のあるアルバートに、壁の代わりになるような記念のものを未亡人が立てようと計画中
キノのツォイをめぐるニュース。ツォイの人気は永遠なのだろう。
毎年送られるソルジェニツィン賞に、今年は連続映画シリーズ「白痴」の監督ブラジミール・ボルトコが選ばれた。文学者や作家、詩人が選ばれるのが恒例だっただけに異例。
先週モスクワ市長ルジコフが中心となって賢人会議がモスクワで行われ、日本から森喜朗が参加した。ほかにもテレシコワらが参加。次回は3ヶ月後東京で開催
森喜朗が賢人だなんて、ちゃんちゃらおかしい・・・
国立歴史博物館で6月15日まで開催される。1996年から97年にかけて開催された企画 展の続きで、今年はベルリン−モスクワ1950−2000年、現代の視点からがテーマ
今年は10本の作品がロシアから出品されたが、コンクール参加となった作品は一本もなか った。ただドキュメンタリー部門で、「私はこどもの頃死んだ」というゲオルギー・パラジャーノフ(パラジャーノフの甥)のパラジャーノフについてドキュメンタリーが参加。
ロシアで日本からロマノフの金塊の返還について話がもちあがっている。日本の外務省は1916年から20年に軍費の支払いのためにロシアからもって来られた金塊55箱が日本にあったことは認めている。しかし東京の見解では返還を求められているものは日本にはないという。
短いコラム記事だったのだが、日本外務省がここに書いてある事実をほんとうに認めているのだろうか。そうだとしたら大事件だと思うのだが・・・
ドイツが持ち去った琥珀の間の財宝の捜索にあたった亡命ロシア人のドキュメント
座頭市の公開がされるにあたって、北野武のインタビュー記事
ほぼ一頁をさいた写真入りの大きな記事。ロシアで北野武が注目されていることの現れであろう。
可愛がっていた象の死で、調教師から引退することを決意したテレーザ・ドゥーロバのインタ ビュー。150センチの身長の小さな調教師が語る象たちとの暮らし。
「太陽」を撮影中のソクーロフのインタビュー。ヒトラー、レーニンととりあげてきたソクーロフがこの作品でとりあげているのは、日本の天皇ヒロヒト
昭和天皇を描いたというこの映画、とても興味があるのだが、はたして公開されるのであろうか。ここにも注目したい。
5月末でソルジェニツィンがロシアへ戻ってきてから10年になる。このソルジェニツィン帰国の意義について歴史学者のビタリー・ブリフが論説。これに加えてソルジェニツィンの言葉のフラグメントも紹介
本誌でも紹介された小人「アレシェニキ」事件について、学者が言っていたように単なる動物で、宇宙人ではないという根拠はどこにあるのかという読者から質問とその答え
謎の小人は、エイリアンではなかったのかという記事だった。少し前に流行ったXファイルはこうしたロシアの超現象ネタから生まれたのではないかと思うくらい、不思議なミステリーが山のようにある国だ。
連載目次へ | 前へ | 次へ |