月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第44回
「論拠と事実」の2月から3月にかけて、スクラップした記事を紹介します。
2005年2月6号
ジンギスカンがスクリーンに
ミハルコフ 宣伝・信仰・祖国
2005年2月7号
「ノアの洪水」探検の中で
アレクサンドル・ソクーロフ「ヒトラー、レーニン、ヒロヒトの皮膚」
2005年2月8号
サーカス問題2
「ノアの洪水」探検の中で
ビソツキイ・タガンカ写真展
2005年2月9号
駐車場まで跳んだ
2005年3月10号
ウォッカが値上がり?
信じられない事実
「論拠と事実」特選イベント案内
戦争歴史博物館ガイド
2005年3月12号
サムライの53人の子供たち
2005年3月13号
馬は馬鹿じゃないし、ジョッキーもサディストじゃない
「ローゼンタールの子供たち」無からでてきた大騒動
ムルダシェフ「10メートルの身長の人間の痕跡を発見した」
映画監督セルゲイ・ボドロフシニアの次回作はジンギスハーン。
息子の悲劇的な死からおよそ一年、次回作は歴史的人物をテーマの映画となる。
1月末に鷹賞受賞のためにモスフィルムにやって来た、ロシア映画人協会議長でもある、映画監督ミハルコフのインタビュー。
「コスモ探検隊」がアララト山探検中に、センセーショナルな発見をした。
探検隊はいままでトルコ政府によって立ち入りが禁止されていた山中を調査、ここで洪水があった痕跡を発見した。
伝説のプロモーター康芳夫氏の仕掛けたイベントのひとつに、ノアの方舟探しというのがあったのを思い出す。ロシア人もこの手の話はほんとうに好きだ。
ベルリン映画祭で新作「太陽」が特別上映され、話題になった。監督のソクーロフのインタビュー。ヒロヒトを誰に演じてもらうか、日本人スタッフから誰も演じる人がいないという話しを聞かされた。「日本の一番長い日」では天皇は、後ろからしか撮られていなかったぐらいだから。
デラシネ通信でも、特別寄稿を紹介したが、この映画は結局は日本では公開されずに終わるのだろうか?
サーカス界の裏面をレポートする第2回目。ロスカンパニー批判キャンペーンの第2弾。国から年間6000万ルーブルの助成金をもらっていながら、アーティストにろくに給料も払えず、その活動を縛っている。
総裁のザパーシヌィ自身の反論も。
ロシアのサーカスと仕事をしている自分にとっては、実に興味深いレポートである。半官半民の世界最大のサーカスエージェント「ロスカンパニー」のスキャンダル。アーティストにとっても、この団体を解体した方がいいように思えるのだが…
7号の続報
「ウラジーミル・ヴィソツキイ。タガンカ」プロトニコフ撮影
タガンカ劇場の舞台や楽屋でのヴィソツキイの写真を集めた展覧会。3月13日まで開催。
ヴィソツキイは相変わらず根強い人気を誇っている。
オリンピック女子棒高跳び金メダリスト、イシンバエバが好調だ。大会で世界新を更新続けている。そのイシンバエバへのインタビュー
ロシアの女子アスリートはシャラポワをはじめ美人が多い。イシンバエバもかなりの美人。かつてブブカがそうであったように、大会ごとに1センチずつ世界記録を更新しボーナスをゲット。なかなかやる。
読者の質問に対して、いま政府が検討している税制が適応されると、30−35ルーブルのウォッカは、190ルーブルまで値上がりすることに。
ウォッカの税金を上げれば、かなりの税収が期待できるはず。反対も多いだろうが、税収はこれで飛躍的にあがるのでは。
地上で一番身長の高い人間は2メートル72、低い人間は57センチ。
写真入り
この写真、なかなかのインパクト。そういえば最近のコマーシャルで、ロシアの2メートル以上の巨人がでていたのを見たような記憶があるのだが…
ニクーリンサーカスのオウムのショー、海外にある作品27点集めたシャガール展、ソクーロフの「太陽」などがピックアップ
今年は対独戦争勝利60周年。戦争に関する博物館ガイド。
1941−45年大祖国戦争中央博物館、武器中央博物館、ロシア国内戦争中央博物館、中央国境博物館が紹介されている。
今年は対独勝利60周年ということで、「論拠と事実」でもこれに関連する記事が多い。最近重宝しているこのガイドシリーズでもとうとう戦争博物館がとりあげられることに。
今年モスクワで、世界中の空手の流派を集めての選手権大会をしようという計画がある。このアイディアは、世界空手連盟の総裁ダイカク・チョドインから出された。彼のインタビュー
このダイカク氏は何者なのだろう。一応日本人ということになっているのだが…。
5号と7号で競馬や乗馬の世界で、馬が人間によって虐待されていると関係者からの証言があったが、それに対する反論。
「論拠と事実」が繰り広げている動物愛護キャンペーンの一環。去年はサーカスの動物がやり玉に上がっていたが、今年は競馬や乗馬にその矛先が。
ボリショイ劇場が35年ぶりに新作を依頼したことで話題になっている「ローゼンタールの子供たち」(ウラジミール・ソローキン脚本、レオニード・ジェサートコフ音楽)の出来をめぐって喧々囂々の論議が交わされている。反対派のミハルコフの意見も。
レバノン、エジプトへの探検調査から帰って来たばかりの、エルスト・ムルダシェフとのインタビュー
ロシア版世界不思議発見シリーズのひとつ。ムルダシェフの本はいつもベストセラーにランクインしている。それだけこうしたきわものまがいの神秘・不思議シリーズが人気があるということだろう。
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