石巻若宮丸漂流民の会
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レザーノフの来航絵巻特別展示・
ロシア海軍文書館史料についての研究集会

2003.02.17

 レザーノフ来航絵巻を所蔵する東京大学史料編纂所で、とても興味深い研究会と、レザーノフ来航絵巻の特別展示が開催されます。
 最近積極的にロシア史料の調査収集もすすめている東京大学史料編纂所では、現在ロシア国立海軍文書館との協力関係のもと、同館が所蔵する日本関係文書目録を作成中。日露和親条約を締結したプチャーチン来航から150年目、またロシアの旧都サンクトペテルブルグ市が建設されて300年目の年にあたる今年、史料編纂所では、ロシア国立海軍文書館長らロシア人研究者を招聘し、国際研究集会および特別展示会を開催することになりました。
 ラクスマン、レザ−ノフの時代から、プチャーチンが切り開いた日露外交の初期まで、すでにいくつかの新史料の発見もあり、日露関係史研究に新たな素材が日の目を見ることになりそうです。とても興味深い催しものです。いかなきゃ損だと思います。特にレザーノフの絵巻は必見です。

「日露関係史料原本特別陳列会」
日 時 2003年3月17日(月) 14:00〜16:00
会 場 東京大学史料編纂所 大会議室
展示品 レザノフ来航絵巻をはじめ、史料編纂所が所蔵する原本類
特別展示「ロシア海軍と日本−18・19世紀の日露関係史料−」
日 時 2003年3月12日(水)〜19日(水) 9:00〜19:00
会 場 東京大学総合図書館 3F回廊
展示品 ロシア国立海軍文書館所蔵史料(複製)・史料編纂所所蔵史料(複製)
「日露関係史料をめぐる国際研究集会」
日 時 2003年3月13日(木) 13:30〜17:00
会 場 東京大学史料編纂所 大会議室
▼記念講演:ソボレフ館長(ロシア国立海軍文書館)
「ロシア国立海軍文書館の史料に描かれたサンクトペテルブルグ」(仮題)
▼研究報告:藤田 覚教授(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
「近世後期政治史と日露関係」
▼研究報告:マレヴィンスカヤ副館長(ロシア国立海軍文書館)
「日本関係史料目録と日露関係史」(仮題)
▼コメント:クリモフ教授(サンクトペテルブルグ大学)ほか
※終了後レセプションを予定。
問合せ
東京大学史料編纂所 東アジアWG・近世史料部門維新史料室
(連絡先:保谷 徹、電話 03-5841-5978、hoya@hi.u-tokyo.ac.jp

 


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