講演会チラシPDF

　若宮丸漂流民を追い続けている私たちにとっては聖書と言ってもいい『初めて世界一周した日本人』（新潮選書）の著者である加藤九祚先生が、石巻にやってきます。この本をお読みの方なら、加藤さんが石巻になみなみならぬ愛着をお持ちであることをご存じのはず。「地震・津波で大きな被害に遭った石巻を見るのは辛いが、何十年ぶりかで石巻に行くのがとても楽しみだ」とおっしゃっていただいています。
　加藤さんは現在92歳、ライフワークといってもいい中央アジアの遺跡発掘のため、毎年ウズベキスタンに出かけていらっしゃいます。
　今回は若宮丸漂流民について、さらには若宮丸漂流民４名を日本に連れてきた遣日使節ニコライ・レザーノフの愛と死について語っていただきます。

加藤九祚

「初めて世界一周した日本人」
加藤 九祚：著
新潮社（新潮選書）/1993年

加藤九祚（かとう・きゅうぞう）

1922年朝鮮に生まれる。
1953年上智大学文学部ドイツ文学科卒業。専攻、北・中央アジア文化史。現在、国立民族学博物館名誉教授・創価大学名誉教授・ロシア科学アカデミー名誉歴史学博士。
近著に「シルクロードの古代都市――アムダリヤ遺跡の旅」（岩波新書）。

石巻やきそば「味平」の
黄色いワゴン車と尾形さん

　当会会員でもある尾形勝壽さんの「石巻焼きそば味平」の黄色いワゴン車が会場前に来て、石巻焼きそばの販売を行います。ぜひご利用ください。