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デスク大野の更新日誌&エトセトラ

2006年1月〜4月分

2006.03.24

新連載「サーカスのシルクロード」のプロローグ2をアップしました。

えーっと、前回「予告編」としていたんですけど、プロローグ1に改めました・・・。

2006.03.20

うわあああ、またまた、原稿をあたためすぎてしまいました。ごめんなさい。
もうすっかり時間が経ってしまいましたが、
「フール祭オムニバス 笑うからだとわらう音楽」のまとめをアップしました。

フール祭は、私もジャシュガロンスキー兄弟の回だけ観に行きました!
立ってるだけで面白い!なのに演奏もする!なんて贅沢!!

2006.03.03

2週間ほど私のメールボックスであたためておりましたが・・・
長谷川 濬―彷徨える青鴉「第14回 風の人」と、
モスクワスクラップ帳の「第51回」
そして、新連載「サーカスのシルクロード」のプロローグ1をアップしました。
(前回、モスクワスクラップ帳の第50回は49回にリンクされてました。すみません。修正しました。)

 相変わらずアリのことばっかり考える毎日です。このところ妙に仕事が忙しいので、なかなかアウトプットできませんが、古書・新刊を買い込んだり、アリ合宿(その名も「真鶴でアリの大家を囲む会」)に参加したりとインプット方面中心に攻めています。
 しかし、つくづく、生き物の研究はタイヘンだなーと思います。ある日薬剤の分量を間違えちゃったら、えいやっと飛躍的に研究が進む、なーんてことはなくて、ひたすら地道に「自然という名の書物」を読み進めるしかない。合宿で研究者の方がいろんな構想を話してくれたのですが(例:特定の場所でどの草にどの種のアリがやってくるかを継続的にカウントする・・・だったかな・・・等)、「たしかに結果が出たら面白いけど、ものすごい手間ヒマかかるよねー」っていうものばっかり。
 そして、調べれば調べるほど、アリは奥深いのです。よく見かける質問に「アリは○○しますか?」とか「アリは○○ですか?」などというのがありますが、「アリ」という生き物はいないのです。アリはすべて「○○アリ」であり、たとえば「クロヤマアリ」と「トビイロシワアリ」(どちらも都会でもよく見かける種)では、大きさも形も生活スタイルも習性もずいぶんと違っちゃってます。「アミメアリ」(これもよくいる)なんて、女王アリなし、交尾なしで増えるという自然界の掟を無視したようなヤツまでいます。他のアリに寄生するアリやら、わざわざチョウチョの幼虫を巣に運び込んで世話するアリやら、ほんとにもう、てんやわんや。
 何の本を読んでも、何かしら新しいことが書いてあるのも不思議です。子ども向けの絵本でも。そのうちのいくつかは、新しい研究で否定されていたりもするのでしょうけど。
 ああ。そうしてドン・キホーテは今日も風車に向かっておいぼれロバをむち打つのです。
 このドン・キホーテの悲しいところは、それが他の先人によって築かれた風車なのに、そこにたどり着けないという点にあります。

2006.02.16

クマのコスモポリタン紀行「第10回 長谷川濬を追って――旭・銚子編」をアップしました。
クマ渾身の新連載も、スタートラインでうずうずしてるという情報が今入ってきました!

 久々に身辺雑記を。って言っても、映画の感想文。
 「博士の愛した数式」を見てきました。原作が好きだったら映画見ちゃダメの法則。忘れてました。「指輪物語」は上手だったんだけどなー。
 思うに、脚本家(小泉堯史・監督と兼務)が数式を愛せなかったのが敗因かと思う。博士の薫陶を受けて数学教師となった男=吉岡秀隆が行う授業(というか思い出話)が軸となって話が進むのだが、吉岡氏からもやはり、数式への愛が感じられなかった。
 自慢じゃないが、私はバリバリの文系である。しかし、数学という世界観の美しさには参っている。メロメロ。数学がいかに美しいものか。それを原作はすばらしく伝えていた。数学の研究は難しいものかもしれないが、数学の美しさは難しくない。説明は困難だが一目瞭然だ。だからこそ、ここ数年の数学本ブームがある。そこんところを脚本家は見くびっているのではないか。記憶が80分しかもたない「かわいそうな」博士と周囲の人々との愛については語られるが、そんなハンディとは無関係な博士と数との蜜月についてはあまり多く語ってもらえなかった。
 それともこれは、「あたしのほうが数式をもっといっぱい愛してるんだから!」というジェラシーなのだろうか。
 あと、黒板の使い方はもうちょっと工夫しても良かったのでは。活字印刷のプレートを磁石で貼るのって、NHK教育の番組みたい。高校教師はそんなもの外注するほど予算余ってるのか。手書きの模造紙で十分じゃないか。チョーク文字の書き慣れなさと相まって、「北の国から」のジュンがこんなとこで何してんだ、という気持ちをぬぐえなかった。数の説明は、寺尾聰のほうがよかったんじゃないかなー。

2006.02.07

モスクワスクラップ帳の「第49回第50回」をアップしました。

2006.01.31

今年のフール祭はアヤシげな3人組が・・・。
「フール祭オムニバス 笑うからだとわらう音楽」をアップしました。


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