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週刊デラシネ通信 今週のトピックス(2001.03.19)
「日本人の足跡−沢田豊」4月から連載へ

 12月号で紹介したように、産経新聞の大型連載企画「日本人の足跡」で沢田豊がとりあげられます。この記事を書くのは、奈良支局に勤務する田伏さんという若い記者です。
 2月から3月にかけて田伏氏は、沢田豊の長女で、いまもスイスのクニーサーカスで働くタニコさんのインタビューするために、スイス・ドイツと取材の旅にでました。
 先日帰国した田伏氏から次のようなメールをもらいました。

「おかげさまでドイツ、スイス取材を、無事終えることができました。
現在、記事の執筆を始めたばかりですが、掲載日が決まり次第、また、連絡させていただきます。
 日程中、予定していたタニコさんたちへの取材のほか、思いよらぬ人物に会うことができました。その方は、DIE THURAOS という親子のグループで活躍されている92歳の現役芸人です。沢田豊という日本人を知っているかという問いに対し「カフェで一緒にビールを飲んだことがある」と話してくれました。沢田豊について具体的なことは覚えていないようでしたが、名前だけは覚えていたようでした」

 タニコさんは、沢田豊の5人の子どもの長女で、昨年12月88歳の喜寿を迎えた沢田豊のことを知る数少ない証人のひとりです。タニコさんは、いまも元気に娘たちと一緒にサーカス暮らしをしています。私も五年前にテレビのドキュメンタリーを撮った時に、会って話を聞きましたが、田伏氏がどんな視点から話を聞きだしたのか、楽しみです。
 田伏氏がここで書いている、DIE THURAOS というグループの話は、私もどこかで聞いたことがあります。沢田豊と一緒にステージに立った老芸人と会えたことは、きっとこれから書く記事に奥行きを与えるのではないでしょうか。
 田伏氏の話では、4月に記事が掲載されるとのことです。産経新聞では、ネット上でも記事が見れるようになっているので、掲載時には、「デラシネ通信」でも産経新聞ウェブにリンクをはって、見れるようにしたいと思っています。また田伏氏には、この欄で別に取材の裏話や、沢田豊への思いを書いていただくことになっています。


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