月刊デラシネ通信 > ロシア > モスクワスクラップ帳 > 第29回

【連載】モスクワスクラップ帳

第29回

2003年6月25号・26号からのスクラップ。

25号から
 コブゾンはもう少しでブルジネフの婿になるところだった
 誰がピラミッドを建てたのか
 モスクワ映画祭出品作品リスト
 「レニングラード」にしょっぴかれてのツアー
26号から
 エドワルド・ラジンスキイ『ロシアの歴史は破滅の歴史』
 「老婆」はソチで成功した
 ロシアの運命の中のウォッカ
 6月のベストセラー本


25号から

コブゾンはもう少しでブルジネフの婿になるところだった

歌手のコブゾンがはじめて明かす、ブルジネフの娘ガリーナとの出会いと、ブルジネフと最初にあったときの思い出、その後ガリーナと結婚したイーゴリ・キオとのことなどを告白

コブゾンといえば、日本でいうと演歌大物歌手という感じでしょうかね。興行師としても有名。政権とも近いところにいた人。なんとなくうさん臭い人のように感じるのだが・・・

誰がピラミッドを建てたのか

6.3百万トン以上の石が使われているピラミッドは、誰か建てたのか、その謎に迫る。

連載の世界不思議発見の新シリーズは、ピラミッドの謎に迫る

モスクワ映画祭出品作品リスト

6月21日から25日まで開催されるモスクワ映画祭の出品作品と上映スケジュール。日本からは2作品『ふくろう』と『サムライ最後の闘い』

新藤兼人監督の『ふくろう』はこの映画祭でかなりの人気だったようだ

「レニングラード」にしょっぴかれてのツアー

サンクトペテルブルグの禁じられた果実−ロック・グループ『レニングラード』について。小さなクラブからスタートして、いまやメジャーのロックバンドとなる。リーダーでボーカルは、シュヌール、かなりフリガン的なグループ

『タトゥ』は、スキャンダルで有名になったが、このグループもかなりスキャンダルラスなグループのようだ。一度聞いてみたい

26号から

エドワルド・ラジンスキイ『ロシアの歴史は破滅の歴史』

ラジンスキイのインタビュー。歴史の秘密、創作の秘密を公開する

日本でも何冊か翻訳されている、ロシアの人気歴史小説家ラジンスキイのインタビュー

「老婆」はソチで成功した

ソチで開かれていた第17回ロシア映画祭で最も人気を集めたのは、ゲンナージ・シドロフのデビュー作となる『老婆』だった。

ロシアの運命の中のウォッカ

まもなく書店に並び予定の、有名なエッセイスト、ヴラジーミル・ニコラエフの『ロシアの運命の中のウォッカ』で、ロシア人の飲酒の変化についての歴史的なアプローチがおこなわれている。

6月のベストセラー本

相変わらずパウロ・コエリオは人気、2冊が1位と3位。村上春樹も相変わらずの人気、今月は『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』が7位に入っている。目につくのは、9位にドストエフスキイの『白痴』が入っていること。またノンフィクション部門で、ウラジミール・オフチニコフの『桜と樫』が3位に入っているのも気になる。彼は有名なピアニスト、日本でも教えている。これは日本論なのだろうか。


連載目次へ デラシネ通信 Top 前へ | 次へ