石巻若宮丸漂流民の会 特別公開講演会
「漂流民たちはオーロラを見たか!」
石巻若宮丸漂流民の会では、このたび下記要項のとおり、特別講演会を開催することになりました。今回は漂流民たちが最初に漂着したアリューシャン列島の近く、アラスカで家族と暮らす河内牧栄氏による講演会です。
漂流民が一年間暮らした極北の生活を、自らも体感している氏がわかりやすくお話しするほか、珍しいオーロラの映像も実際に見ながら、漂流民たちはオーロラを見たのかという謎にもせまります。
専門的なお話ではなく、市民の皆さんに分かりやすく漂流民のことを知ってもらうための講演会です。どなたでも参加できます。入場は無料ですので、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思っています。
石巻若宮丸漂流民の会 特別公開講演会 「漂流民たちはオーロラを見たか!」 |
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講 演 | 河内牧栄(アラスカ在住・ネイチャーライター) |
日 時 | 2013年10月12日(土)午後1:30 |
会 場 | 石巻河北ビル1階 かほくホール ★仙台から石巻へは代行バスがあります。 |
入場料 | 無 料 |
お問合せ | 090-9536-2354 本間英一(携帯) |
主催:石巻若宮丸漂流民の会 共催:石巻千石船の会・石巻震災土蔵メモリアル基金 |
石巻とも縁の深いアラスカに、2003年から市民権を得て家族と共に住んでいる河内牧栄氏が、アラスカの魅力を語ります。ツーリストたちを魅了する壮大な自然、そして一目でも見たいとたくさんの方が見にやってくるオーロラについては、たっぷりとその映像も楽しんでいただきます。
さらに昨年から石巻若宮丸漂流民の会員となった河内氏が、関心を寄せているのが、漂流民たちが漂着したのはどこかということ。アリューシャン列島の島ということはわかっていますが、いったいどこなのか、その謎を追いかけて訪ねた、アリューシャン列島のエイダック島への旅。そこで見たこと、感じたことを交えながら、漂流民たちがどんな風にして極北の孤島で暮らしていたのかに思いを馳せます。また漂流民たちを受け入れてくれたアリュート人たちの風俗や民族についても触れ、さらに漂流民たちは果たしてオーロラを見たのかという、興味深いエピードについても、最新のオーロラ映像も上映しながら語っていただきます。
講演者プロフィール
河内牧栄(かわうち・まきえい)
1966年生まれ。
日本大学芸術学部映画学科卒後、出版社の映像部門で松本零士の「ザ・コクピット」シリーズなどを、アニメーション化。1997年、北極圏ブルックス山脈を流れるノアタックリバーをカヤックで一人旅し極北地域に惹かれるようになる。
2003年に永住権を取得しフェアバンクスへ移住。
内陸および北極圏をフィールドとしたネイチャーツアーと写真を主とする会社「ネイチャーイメージ」を真樹子夫人とともに運営する。地域に深く根ざした経験と独自の視点から既成のマスツーリズムにとらわれないネイチャー&エコツーリズムを実践。
2011年1月から2013年の3月まで、毎週月曜日に『中日新聞』と『東京新聞』で連載コラム「アラスカに暮らす」を連載していた。