ユーラシア・ブックレットNo.100「ボリショイサーカス」
ボリショイサーカスという名前で親しまれてきたロシアのサーカスの起源から、近代サーカス誕生のかげに隠されたエピソード、ロシアアヴァンギャルドとの交流、さらにはロシアで活躍した日本のサーカス芸人群像、伝説に残る芸や芸人の紹介など、ロシアサーカスの魅力を存分に知ってもらえるブックレット。
四半世紀呼び屋としてボリショイサーカスと共にした著者の思い出や、楽しいコラムも交えた、小冊子とはいえどもかなり内容の濃いものになっている。ロシアサーカスの過去と今を伝えるいわば「ボリショイサーカス今昔物語」を、この一冊で知ることができるはず。
著者にとっては久々のサーカスの本、肩の力を抜いて伸び伸びと書くことができた。サーカスに生きる人々の思いを楽しんで読んでもらいながら、その歴史も知っていただけると思う。
目 次
はじめに――ボリショイサーカス誕生秘話
1.クマつかいのルーツ――ロシアの大道芸
2.見世物小屋からサーカスへ――近代サーカス誕生
3.ロシアに渡った日本人芸人
4.サーカスと革命
5.ボリショイサーカス――思い出に残る芸とアーティスト
6.21世紀のボリショイサーカス
コラム
「キオの魔術と松本清張」
「ドゥーロフとチェーホフ」
「映画『道化師とレスラー』」
「ロシア中から愛された道化師ニクーリン」
「サーカス学校」
「サーカス百科とサーカス博物館」
書 評
- 『ボリショイサーカス』(大島幹雄) 雑感(いいたい砲台 Grosse Valley Note)
↑「海外オーケストラ来日公演記録抄」の大谷さんが素晴らしい評を書いてくれました。
「ボリショイサーカス」発刊のお知らせ
ユーラシアブックレットシリーズのひとつとして『ボリショイサーカス』を発刊することになりました。
ただ今回のこのブックレット、私の本にしては珍しく、定価600円というとても買いやすい値段になっていますが、今回はマニアックなブックレットシリーズの本で、よほど大きな本屋さんにいかないと購入できないと思います。それでなくてもなかなか書店で買いづらい私の本なのですが、こんどの本はさらに購入が難しくなるはずです。デラシネ・ショップを通じてのお申し込みをお待ちしています。
デラシネショップでの購入者には、あの話題の雑誌「アートタイムズ2006」(定価300円)をおまけで差し上げます。
★ご好評につき売り切れました。