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2007.01.31

ユーラシア・ブックレットNo.100「ボリショイサーカス」

ユーラシア・ブックレットNo.100『ボリショイサーカス』

大島 幹雄 著

出版社:東洋書店

発 行:2006年

体 裁:64頁 / A5判

ISBN:978-4885956546

定価(税別):600円

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 ボリショイサーカスという名前で親しまれてきたロシアのサーカスの起源から、近代サーカス誕生のかげに隠されたエピソード、ロシアアヴァンギャルドとの交流、さらにはロシアで活躍した日本のサーカス芸人群像、伝説に残る芸や芸人の紹介など、ロシアサーカスの魅力を存分に知ってもらえるブックレット。
 四半世紀呼び屋としてボリショイサーカスと共にした著者の思い出や、楽しいコラムも交えた、小冊子とはいえどもかなり内容の濃いものになっている。ロシアサーカスの過去と今を伝えるいわば「ボリショイサーカス今昔物語」を、この一冊で知ることができるはず。

 著者にとっては久々のサーカスの本、肩の力を抜いて伸び伸びと書くことができた。サーカスに生きる人々の思いを楽しんで読んでもらいながら、その歴史も知っていただけると思う。

「ボリショイサーカス」発刊のお知らせ

目 次

はじめに――ボリショイサーカス誕生秘話

1.クマつかいのルーツ――ロシアの大道芸
2.見世物小屋からサーカスへ――近代サーカス誕生
3.ロシアに渡った日本人芸人
4.サーカスと革命
5.ボリショイサーカス――思い出に残る芸とアーティスト
6.21世紀のボリショイサーカス

コラム
「キオの魔術と松本清張」
「ドゥーロフとチェーホフ」
「映画『道化師とレスラー』」
「ロシア中から愛された道化師ニクーリン」
「サーカス学校」
「サーカス百科とサーカス博物館」

書 評

「ボリショイサーカス」発刊のお知らせ

 ユーラシアブックレットシリーズのひとつとして『ボリショイサーカス』を発刊することになりました。
 ただ今回のこのブックレット、私の本にしては珍しく、定価600円というとても買いやすい値段になっていますが、今回はマニアックなブックレットシリーズの本で、よほど大きな本屋さんにいかないと購入できないと思います。それでなくてもなかなか書店で買いづらい私の本なのですが、こんどの本はさらに購入が難しくなるはずです。デラシネ・ショップを通じてのお申し込みをお待ちしています。
 デラシネショップでの購入者には、あの話題の雑誌「アートタイムズ2006」(定価300円)をおまけで差し上げます。

★ご好評につき売り切れました。