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2015.12.21 / 更新2023.09.10

石巻学

2015年12月26日創刊! 石巻エリアの地域誌「石巻学」

あれからもうすぐ5年――。市街地から田園地帯、さらには牡鹿半島、雄勝半島など、さまざまな表情を持つ石巻圏の歴史と文化を掘り起こし、語らう場。過去・現在・未来をつなぐ地域誌『石巻学』、今ここに出帆です!

◎発行:石巻学プロジェクト(代表・大島幹雄)/発売:Vol.1・2 荒蝦夷、Vol.3~ こぶし書房

→ 映画「鯨と斗う男」上映プロジェクトはこちら

バックナンバー

「石巻学」第5号

「石巻学」Vol.8
生きている高橋英吉

●2023年8月30日発行
●A5判
●ISBN 978-4-87559-374-4
●定価 (本体 1,500円+税)

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「石巻学」第5号

「石巻学」Vol.7
芝居の街 石巻

●2022年8月25日発行
●A5判
●ISBN 978-4-87559-369-0
●定価 (本体 1,500円+税)

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「石巻学」第5号

「石巻学」Vol.6
海を渡った人々

●2021年8月15日発行
●A5判
●ISBN 978-4-87559-366-9
●定価 (本体 1,500円+税)

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「石巻学」第5号

「石巻学」Vol.5
石巻と文学

●2020年9月10日発行
●A5判
●ISBN 978-4-87559-362-1
●定価 (本体 1,700円+税)

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「石巻学」第4号

「石巻学」Vol.4
石巻にはいつも音楽があった

●2019年7月10日発行
●A5判
●ISBN 978-4-87559-353-9
●定価 (本体 1,500円+税)

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「石巻学」第3号

「石巻学」Vol.3
牡鹿とクジラ

●2017年8月7日発行
●A5判
●ISBN 978-4-904863-58-9
●定価 (本体 1,500円+税)

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「石巻学」第2号

「石巻学」Vol.2
港町シネマパラダイス

●2016年8月30日発行
●A5判
●ISBN 978-4-904863-54-1
●定価 (本体 1,500円+税)

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「石巻学」創刊号表紙

「石巻学」Vol.1 創刊号

●2015年12月26日発行 
●A5判 128頁 
●ISBN 978-4-907863-51-0 
●定価 (本体 1,500円+税)

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[ ▼取扱い書店 ]

雑誌『石巻学』がめざすもの

 雑誌『石巻学』を立ち上げました。
 3・11のあと自分が生まれた街石巻のために何ができるかずっと探してきたなかで、自分なりに見つけた答えのひとつが、この雑誌をつくることでした。

 2年前から毎月石巻に行って、いろいろな人たちと会うなかで、石巻が豊かな文化を抱えた奥の深い街であることを知りました。この街の魅力を掘り下げるには、雑誌という媒体がいいのではないかと思うようになりました。いままでデラシネ通信で仲間たちと一緒に『アートタイムズ』という雑誌を11号つくってきたことがあったのかもしれません。また地域に根ざしながら、その土地の魅力を掘り下げていっている『仙台学』や『奥松島物語』という雑誌のことも頭にありました。『仙台学』をつくっている荒蝦夷と相談しながら、1年半以上の時間をかけて、やっと刊行までたどりつきました。

 『石巻学』という雑誌を通じて、石巻の過去・現在・未来をつないでいきたいと思っています。そしてこの雑誌を読んでいただく人たちの輪を広げるなかで、地域のコミュニティーの場をつくりたいのです。
 大地震と津波のために被害を受けた地域が、共同体としてどう残っていくか、いま石巻は大きな岐路に立たされています。そうした中で、地域に根ざし、そこで生きてきた人たちや地域の歴史を広く、深く掘り下げていくこと、さらにそこからいまを、そして未来をみつめる一里塚にしていきたいのです。

 具体的には石巻(周辺の女川や東松島もふくむ)の歴史文化をさまざまな角度から掘り下げていきます。歴史文化をふり返ることは、あの津波と地震で失われたものを掘り起こし、さらにそれを後世に伝えるという意味ももっているはずです。それがこの雑誌の軸になっています。
 もうひとつは未来への目線を大事にしていきたいと思っています。女川中学の生徒たちが後世に残すために自分たちで考えて、つくっていった「命の碑プロジェクト」に象徴されるように、いまここで生まれ、育っている少年や青年が復興のためにスクラムを組んで進もうとするその姿は、復興の大きな灯台になっています。そうした未来への視線を大事にしていきたいのです。
 さらにはこのような視点から掘り下げた石巻への想いを、全国に発信していくこともこの雑誌の使命になります。

 『石巻学』は、過去・現在・未来が交錯する雑誌、なによりも失われようとしている、そして一番守らなくてはならない地域のコミュニティーの場をつくるための拠点となる雑誌となります。
 当座は毎年一号ずつ、10号をめざして刊行していくつもりでおります。『石巻学』を復興のための小さな一歩にしたいと思っています。

 石巻が大好きな人たちに、そして石巻のことを知らない人たちに、読んでもらいたい雑誌です。ぜひ手にとって読んでください。

『石巻学』プロジェクト代表 大島 幹雄

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