石巻若宮丸漂流民の会
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若宮丸漂流民 帰郷二百年祭 実施要項(案)

2006.04.24

 今年は、石巻若宮丸漂流民の津太夫、佐平、儀兵衛、多十郎の四人が、故郷に帰還して二百年にあたります。これを記念して、「若宮丸漂流 帰郷二百年祭」を開催することになりました。
 昨年末から何回か儀兵衛と多十郎の故郷である地元の鳴瀬町(現在は東松島市)郷土史友の会と会合を重ね、その準備をすすめてきました。先日石巻若宮丸漂流民の会と東松島市郷土史友の会、そして宮戸地域振興推進協議会の三団体の代表が集まり、最終的な話し合いを行い、次のような内容で、帰郷二百年祭を開催することが決定しました。今回のこの催し物の意義は、多十郎と儀兵衛の故郷である宮戸で開催することにより、世界一周した最初の日本人である若宮丸漂流民の事績を多くの市民に知ってもらいたい、そして彼らの偉大なる冒険を後世に伝える場にしたいということがあります。そのためにふたつの事業が大きな柱になりました。
 ひとつは、多十郎の墓がある宮戸観音寺の入り口に、案内板をつくるように東松島市に働きかけました。東松島市郷土史友の会の力強い後押しもあり、帰郷二百年祭が行われる日にこの除幕式を行うことが決まりました。
 式典のあとには、漂流民の事績を広く知ってもらうために、講演会、地元宮戸小学校の生徒が演じた劇の模様おをおさめたDVDの上映会、さらには石巻出身の女優である鈴鹿景子さんによる「若宮丸漂流物語」の口演も行われます。
 石巻若宮丸漂流民の会会員だけでなく、多数の皆さんに集まっていただくことは、漂流民たちへのいい供養になると思います。多数の皆さんのご出席をお待ちしています。

 なおこの二百年祭については随時、ご紹介していきます。


若宮丸漂流民 帰郷二百年祭

共 催 石巻若宮丸漂流民の会・東松島市郷土史友の会・宮戸地域振興推進協議会
後 援 東松島市・東松島市教育委員会
協 力 宮戸観音寺・鈴鹿景子事務所
日 時 2006年6月17日(土)
午後1時30分より午後4時30分
(受付開始12時30分より)
会 場 宮戸観音寺(宮城県東松島市宮戸字門前13)
JR仙石線野蒜駅下車 車で10分
入場料 入場無料(カンパ大歓迎)

式次第
13時30分〜 案内板除幕式(多十郎子孫・儀兵衛子孫も出席予定)
13時50分〜 帰郷200年祭読経(多十郎墓前にて)
14時30分〜 帰郷二百年祭記念催し物(観音寺研修館)
 講   演:平川 新(石巻若宮丸漂流民の会副会長)
 DVD上映:宮戸小学校児童による若宮丸漂流民の劇
 DVD解説:小林敬子(元宮戸小学校校長)
 口   演:鈴鹿景子さん「若宮丸漂流物語」(仮題)
    口演後 鈴鹿景子さんの挨拶
16時30分 閉幕
催事終了後、17時から観音寺研修館にて打ち上げ・交流会
会費2000円

問い合わせ連絡先 千葉輝子 0225−87−4596

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