月刊デラシネ通信 2003年
4月号
最新 カフェ・クマ−談話室    最新 クマのお仕事日誌    Up! デスク大野の更新日誌&エトセトラ
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告知板
今週のZoom in
澁澤龍彦責任編集『血と薔薇』復原発刊!
 1968年から69年にかけて出された伝説の雑誌『血と薔薇』が復原出版されています。日本出版史上に残る最高の雑誌といわれている『血と薔薇』の発行人は、誰あろう神彰だったことはあまり知られていません。いま私が執筆中の神彰の評伝でも、『血と薔薇』について触れていますが、なにせ博覧強記の澁澤が責任編集している雑誌だけあり、執筆陣がまさに豪華絢爛。さらに写真や図版などビジュアル欄がすごい。とてもいまから40年ぐらい前に出されたものとは思えないもの。是非一度本屋さんで手にとって見てもらいたいものです。
 発売は白順社、全3号で、定価11,000円です。
 こんな雑誌はもう出ないだろうなあ。
サーカスの動物虐待をめぐる論争を紹介します
 3月号で紹介する予定だった「モスクワスクラップ」でとりあげたサーカスの動物虐待についての暴露記事を抄訳して、紹介します。この問題はモスクワでもかなりセンセーショナルにとりあげられています。この暴露記事への反論も掲載されていますので、それも紹介します。
続・クマのロシア通信−クラスノヤルスクで出会った人々1
 クマのロシア通信の続編「クラスノヤルスクで出会った人々」をお送りします。2日半の滞在で、どれだけ多くの人たちと会ったことか! ちょっと記憶を呼び起こしたいと思っています。
 先月の「クマのロシア通信」はこちら
今週読んだ本、買った本、貰った本
読書のペースが落ちている。先週は沢木耕太郎の新作エッセイ集『一号線を北上せよ!』を読んだ。呼んだ。『深夜特急』から20年後の彼の旅のエッセイをまとめたものなのだが、全体的にノステルジックな印象が色濃くでている。ベトナム、ポルトガルを旅する沢木のそばには、いまは亡くなった人たちの影が寄り添う。未来に展望もなく、毎日の旅に命を賭けていた20年前とは、たとえ旅のスタイルは一緒であっても、やはり心のなかにあるものがちがっているということなのだろう。気持ちはとてもよくわかる。どんなにあの時の気持ちは一緒だと思い込もうとうしても、確実に彼も老いているということなのだろう。
購入したのは、アレクサンドラ・マリーニナの「分析官アナスターシャ・シリーズ−アウェイゲーム」(光文社文庫)。ロシアでベストセラーを続けているアナスターシャシリーズ、前に『盗まれた夢』を読んだが、なかなか面白かった。単行本で何冊か出ているのだが、高い金だして買うまではないと思っていたが、今回は文庫本ということで購入した。
『海を渡ったサーカス芸人−沢田豊』を転載してます
 JICAが出している雑誌『海外移住』3月号の「Iju Who’s Who」というシリーズ連載として、「地平線の群像−語り継ぐ破天荒人生、沢田豊−海を渡ったサーカス芸人」という原稿を書きました。それを転載してます。
レザーノフ遺品レポート
 クラスノヤルスクで、やっとレザーノフが持ち帰ったという日本の品々の現物を見ることができました。正直いって、レザーノフが持ち帰ったという確証は得ることができませでした。いくつかの品物の写真を紹介しながら検証していきます。
更新情報
「カフェ・クマ」「クマのお仕事日誌」は随時更新しています!
2003.05.09 4月号 編集後記
2003.05.01 サーカス&パフォーマンス 論争「サーカスの動物たちは虐待されているのか?」
「サーカスの動物は虐待されているのか」――こんな論争が、モスクワの週刊誌『論拠と事実』誌で、繰り広げられている。その論争を追いかけていく。
 まずは、この論争のきっかけとなった熊の調教師の暴露告発記事を翻訳紹介。
ロシア モスクワスクラップ帳
第25回 『論拠と事実』4月16号:太陽に灼かれて2は冬に撮影開始/シェフチクにはフェスティバル資金が与えられなかった/抗議して、抗議しないで/アクーニンがコエリオを抜いた
2003.04.27 ロシア 特別記事「続・クマのロシア通信」
 クラスノヤルスクで会ったさまざまの人々のレポートです。
2003.04.14 ロシア 金倉孝子の部屋
 クラスノヤルスクで日本語教師をしている金倉さんには、デラシネになんどか投稿していただいていますが、これをひとつのコーナーとして独立することにしました。
シベリアの中心クラスノヤルスク(前後編)
ロシア モスクワスクラップ帳
 クマの独断と偏見による、モスクワの週刊誌『論拠と事実』からのスクラップ帳です。
第24回 『論拠と事実』3月11号〜4月14号:トラよ、お手!/同志スターリンと彼の奇跡/炎の老師/カッパーフィルドのイリュージョンは、透明な糸で縫われている/人のクローン化の秘密/サーカスは、自分の顔を変える/フローラはサーカスに対して、牙をむいた/タトゥ新曲
ロシア 石巻若宮丸漂流民の会のページ
石巻若宮丸漂流民の会4月例会『追跡!善六の謎に迫る』報告
4月6日に行われたシンポジウムは、およそ100人近くの参加者が集まり、ほぼ満員の盛会となりました。その報告と河北新報4月10日付記事です。
2003.04.09 サーカス&パフォーマンス 「地平線の群像−語り継ぐ破天荒人生−沢田豊・海を渡ったサーカス芸人」
国際協力事業団(JICA)が出している月刊誌『KAIGAIIJU(海外移住)』3月号に、連載「Iju Who‘s who」の第18回目として書いたものを転載します。
サーカス&パフォーマンス カバチッタ Vol.2 プログラム&評
 『東京かわら版』3月号に「カバレットチッタVol.2」の評が掲載されました。著者のQ氏の承諾を得ましたので、この記事を転載させてもらいます。
サーカス&パフォーマンス クマの観覧案内板
4/19・20 横浜・桜木町他 『第27回野毛大道芸 2003』 春が来た!
今月書けなかった記事 & more
ロシア シゲルのモスクワ便り
 諸般の事情があり、このコーナーは終了させていただきます。ただし新井氏には、装いを新たに別なコーナーを担当してもらうことになっています。
漂流・越境『レザーノフ遺品追跡レポート』
 クラスノヤルスクにある遺品の数々を実際に目にしてのレポートです。
サーカス&パフォーマンス 『神彰伝』取材ノート
 今月はお休みします。『北の家族』の社内報『北聲』についての情報をお待ちしています。
ロシア 石巻若宮丸漂流民の会のページ
 石巻若宮丸漂流民の会編集部ブックレット『若宮丸漂流ものがたり(仮題)』刊行へ!
サーカス&パフォーマンス クマの観覧案内板
 私が絡んでいる企画も含めて、パフォーマンス関係、ロシア関係の催し物を紹介していきます。
サーカス&パフォーマンス クマの観覧雑記帳
 『ダメじゃん小出と仲間たち−黒く塗った!』/『キダム』 (予定)
クマの読書乱読
 随時読んで面白かった本、気になった本を紹介します。
石巻若宮丸漂流民の会
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