月刊デラシネ通信
編集・発行　クマ　　記事ガイド■全		 2002年
５月号
告

知

板		 　１．再び、玉井喜作
　泉健氏が、玉井喜作がベルリンで編集出版したドイツ語月刊誌『東亜』の全目次を日本語に訳し、和歌山大学の紀要に掲載していたことは、「カフェ・クマ」で紹介しました。私にとって玉井喜作は、なによりもシベリアを何の目的ももたずに彷徨いながら歩いた、デラシネの男なのだが、泉氏の翻訳紹介は、ジャーナリスト、海外を舞台にした事業家という玉井喜作のちがう面を照らし出し、玉井研究への別なアプローチの可能性を提示している。そこでこの『東亜』の目次を見て、気がついたこと、問題にすべきところを「玉井喜作研究への誘い」と題してまとめてみます。
　２．短期連載「カバレット・チッタへの道」開始
　今年前半、私にとって一番大きな意義をもつ仕事、それは７月１０日に川崎のクラブチッタで公演する『カバレットチッタ』Ｖｏｌ．１。日本で本格的なキャバレーをしたいという私の夢への第一歩だと思っている。そこで随時ここでその制作過程を紹介していこうと思っている。随時カフェ・クマで公開しながら、これをまとめたコーナーもつくっていく予定。
　３．早稲田の授業終了
　『ロシア芸術の現在』の講座の私の担当「ロシアの大衆芸術」は、５月２８日をもって、予定の四回分を終了しました。
去年と比べて、学生さんのノリはいまいちだったように思えます。来年はこの講座はないと思うので、また教壇に立つことはないでょうが、もう少し回数があった方が、他のいろんなことも話せたかなと思っています。今回はちょっと不完全燃焼でしたねえ。
　４．レザーノフの『日本滞在日記』をデラシネショップで販売します。
　絶版ばかりで、売るものがなくなった観のあるデラシネショップ。まだ在庫はあるのですが、大量に個人で購入した『日本滞在日記』を販売することにしました。まだ購入されていない方、是非お求め下さい。
　５．コスモポリタン紀行は新浦安編に変更します
　毎度のことと言えば、毎度のことなのですが、今月予定していたコスモポリタン紀行「エンマ編」は、またいつかということにして、「新浦安」編に変更します。ここで会ったロシア人のマジシャンとの話を紹介します。近日アップの予定です。
石巻若宮丸漂流民の会 ロシア・ソ連漂流・越境

[ 入会案内 / 会則 / 役員名簿 / 入会申込 ]
第二回例会『寒風沢を歩く』応募締切は５月８日！

玉井喜作と若宮丸漂流民 第２回(予定)

第二回例会『寒風沢を歩く』報告(予定)
　５月１８日に開催される第二回例会の報告です。

「レザーノフと日本」展企画案（第３案）(予定)
　主催者に提出しようかと思っている企画書の最終案です。
　これをひとつの目安にして交渉したいと思ってます。
石巻若宮丸漂流民の会掲示板 漂流民の会以外の方の書き込みも大歓迎！
　
今月の記事案内
ジャンルマーク： 漂流・越境 漂流・越境　サーカス・芸 サーカス・芸　ロシア・ソ連 ロシア・ソ連
　
玉井喜作研究への誘い(2002.05.22)
　玉井が編集発行していた『東亜』の目次が翻訳された。これを読み、今後の玉井喜作研究の可能性を考える。
カバレット・チッタ制作ノート(随時更新)
　７月１０日川崎のクラブチッタで開催される『カバレット・チッタ』の制作過程を報告します。
プロモーター・クマの日常
サーカス・芸クマのお仕事日誌
ほぼ毎日更新！		 ちょっと気になるパフォーマンス観覧記
サーカス・芸クマの観覧雑記帳
「カバレットＢin野毛・にぎわい座」ＶＳ「野毛大道芸スペシャルナイト」(2002.05.07)
『カンディンスキイ展』(2002.05.30)
『にぎわい座マジックワールド』(予定)　他
カフェ・クマ−談話室(随時更新)
ノンジャンルで気になったこと、観たこと、読んだもの、頭にきたことなどを気ままに思いついたときに書きとめようと思います。皆さんの書き込みもお待ちしています。
ロシア・ソ連サーカス・芸これを見るべし
クマの観覧案内板 ５月
7/10 川崎 Ｋａｂａｒｅｔｔ　ＣＩＴＴＡ’(2002.05.15)
5/30-6/2東京・両国　イメージ・ＣＩＮＥＭＡ(2002.05.31)
5/3-6 大阪・梅田 ＨＥＰワンダフルホリデー(2002.04.30)
『元気いいぞう』（予定）　他
漂流・越境クマのコスモポリタン紀行 前回
　第７回 新浦安(予定)
　来月号に掲載します。　
ロシア・ソ連サーカス・芸漂流・越境クマの読書乱読 前回
　『ボヘミアに生きた女−フク・ホロヴァーの生涯を追って』(2002.05.15)
ロシア・ソ連
第１回(予定)
　さあいつ始まるのか、新井滋のエッセイ。いまや関心はいつ始まるかに！
デスク大野の更新日誌＆エトセトラ
随時更新		 ３０００ヒット記念大アンケート
（2001.06.05）
気が向いた時にご投票ください！(^-^)
ロシア・ソ連漂流・越境海を渡ったサーカス芸人列伝　前回
第７回 追跡ハマムラファミリー レポート４(予定)
　５月にクマは濱村家五代目の太郎氏と再会することになっている。ここで新事実が出でくるのか！
漂流・越境КИНО（キノ）を聴く　前回
第２回 アルバム『４６』(2002.05.25)
　今回とりあげるアルバムは、『４６』。
ロシア・ソ連漂流・越境玉井喜作 イルクーツク−トムスクの旅　前回
最終回(2002.05.01)
　いよいよ三〇日間にわたる冬のシベリア横断の終着点トムスクは目の前となった。
　厳冬と飢えとの最後の闘いを描く。
ロシア・ソ連サーカス・芸神彰−幻を追った男　前回
第四部　驚異の素人集団「アートフレンド」
　第十二章　電撃結婚（2002.05.01）
　ボリショイサーカスの大成功でまさに呼び屋の頂点にたった神彰は、今度は人気女流作家有吉佐和子との電撃結婚を発表し、世間をまたあっといわせる。有吉と結婚するまでには乗り越えなくてはいけないさまざまなハードルがあった。いかにして神はこのハードルを越えたのか。
ロシア・ソ連サーカス・芸漂流・越境ロシアエトランゼの系譜−ベルチンスキイの生涯　前回
今月も休載します。
ロシア・ソ連サーカス・芸新連載 ツィルカッチたち−アリーナの片隅で　前回
第２回 ロシアサーカス物語その２ 『ドゥーロフの豚』(2002.05.01)
　ニキーチンサーカスでも大活躍する、道化師のドゥーロフは、風刺を武器に観客から圧倒的な支持を受けていた。映画『レスラーと道化師』のモデルにもなったドゥーロフの生涯を追う。
編集後記(2002.06.03)