桑野塾
桑野塾 第1回~第9回の内容は
雑誌『アートタイムズ』8号で
ご紹介しています。
特に第9回については抄録を
掲載しています。
バフチンの対話、そして広場の思想を研究、実践、さらにアヴァンギャルドの青春を伝え続けてきた桑野隆に惹きつけられた人たちが集まって、桑野塾という会を立ち上げました。
大学などの研究者に限らず、興味を持って研究していることを自由に発表しあう「広場」です。
教える、教えられるという関係ではなく、バフチンの「広場」のように、さまざまな人たちが出会い、それぞれの興味が少しずつ重なり合うことで、思いや考えを交錯させ、刺激し合い、新たな知見を見いだそうという場です。
今後はさらに、若い研究者の方が、より広い視野でそれぞれの研究を見つめ直す機会になることを願っています。
ジャンルを横断するかたちで毎回さまざまなテーマで発表をしています(不定期開催)。
学会ではなく、一般のかた、テーマに関心のあるかたでしたら、どなたでも気楽にご参加いただけます。
桑野塾事務局:
大島幹雄・武隈喜一・宮本立江・八木君人・石井将勝・樫本真奈美・大野康世
桑野塾は・・・
- どなたでもご参加いただけます。
- 申し込みは不要ですが、席の準備の都合上、事前にメールで石井までお知らせいただけると助かります。
- 参加は無料です。(懇親会参加は別途ワリカン)
- これまでの感じでは、●大きなテーブルを囲む会議室、●報告者が話しながらときどき資料を回したり映像を見せたりする、●報告途中にも適宜意見や質問を交わしながら進行、●簡単な自己紹介コーナー、●終了後に懇親会・・・という感じで、なごやかに進行しています。
| 日 時 | 2026年4月4日(土) 午後3時~ |
|---|---|
| 会 場 | 早稲田大学 戸山キャンパス 36号館6階682教室 【早稲田大学Webサイトのキャンパス地図&交通アクセス】 |
| 内 容 | ●「ユル・ブリンナー:日本・ロシア・アメリカを繋いだ宿命の家族史」樫本 真奈美 |
| 申込み | 不要 直接会場にお越しください |
| 参加費 | 参加費は無料です(懇親会はワリカン)。 |
| 懇親会 | 要申込み(4月1日(水)までにメールでお申込みください) |
| 問合せ・ 懇親会申込み |
石井将勝(いしい・まさかつ) E-mail:masakatsuishii@gmail.com |
講演会終了後、18時より懇親会を開催します。
第89回
●「ユル・ブリンナー:日本・ロシア・アメリカを繋いだ宿命の家族史」樫本 真奈美
- 2026年4月1日(土) 午後3時
- 早稲田大学戸山キャンパス36号館 682教室
●「ユル・ブリンナー:日本・ロシア・アメリカを繋いだ宿命の家族史」樫本 真奈美
ウラジオストクのユル・ブリンナー像
ロック・ブリンナー/樫本 真奈美 訳
『ロシアからブロードウェイへ
オスカー俳優ユル・ブリンナー家の旅路』
群像社 2023年3月 四六版 432頁
定価3,200円(税別)
1950年代から一世を風靡した世界的な俳優ユル・ブリンナー。出世作のミュージカル『王様と私』をはじめ、映画『十戒』や『追憶』、『荒野の七人』といった名作に出演し、世界中のファンを魅了した。
ユル・ブリンナーは、ロシア、ウラジオストク生まれのロシア人だった。ブリンナー家は、実は日本ともとても深い縁がある。
祖父ユリウスはスイス人の実業家で、明治時代に日本にやって来て長崎、横浜に約10年暮らした。ユリウスは日本人女性と家庭を築き、その子孫はユルの生涯の親友でもあった。アメリカ人貿易商の会社に勤めるうちに海運業、林業に注目し、ウラジオストクに拠点を移して「ブリナー商会」を創業、鉱山業や木材業にも着手して極東ロシアの開発と発展に貢献した人物である。朝鮮半島北部の森林租借権をめぐるユリウスの行動が結果的に日露戦争開戦の経緯に関わることにもなった。
ユルの父、ボリスは兄妹と共にユリウスの産業を引き継ぎ、優秀な実業家として才能を発揮した。ロシア革命の波が極東ロシアを襲い、ブリナー(ユルの代からは「ブリンナー」)家が「ブルジョアで人民の敵」となってからも勇敢にソヴィエト政権と交渉をしたが、逮捕、投獄の危険が及ぶと命がけでソ連を脱出した。再婚したモスクワ芸術座の女優コルナコヴァがユル・ブリンナーの俳優の道を決定づけた。
『ロシアからブロードウェイへ オスカー俳優ユル・ブリンナー家の旅路』(群像社、2023年)の著者ロック・ブリンナーはユル・ブリンナーの長男で、曾祖父ユリウス、祖父ボリス、父ユル、そしてロック自身の人生をそれぞれの時代背景とともに記し、四世代の記録を家族史としてまとめた。
ロック自身はダブリン大学で哲学を修め、ザ・バンドのライヴやモハメド・アリのマネージャーまで務めた経歴を持つ。
日本、ロシア、アメリカを中心に、約150年におよぶ近代史を背景にユル・ブリンナー家の知られざる活躍を明らかにする。
●樫本 真奈美(かしもと まなみ)
神戸市外国語大学卒、同志社大学講師
※報告者・議題や内容は変更の可能性もあります。ご了承ください。
これまでの内容
詳しい内容はこちら:
第81回~第90回 | 第71回~第80回 | 第61回~第70回 | 第51回~第60回 |
|第41回~第50回 | 第31回~第40回 | 第21回~第30回 | 第11回~第20回 | 第1~10回



